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今朝は結構強い雨が降っており、ひんやりとした空気が気持ちよい。西日本ではまだまだ30度を超える日が続きそうだが、東日本ではもう暑さが戻ってくることはないだろう。

国際柔道連盟の総会で、ロス五輪のチャンピオン山下泰裕が理事選挙で落選した。国際連盟の勢力争いで、ヨーロッパを地盤とする勢力が主流派を占めた結果の落選である。

この背景には、スポーツビジネスの進展があるものと思われる。その兆候は95年の会長選挙に表れ、嘉納全柔連会長が韓国の朴前国際柔道連盟会長に破れ、その直後に日本が猛反対していたカラー柔道着が採用されるようになった。テレビ放映を意識したものである。

今回も直ちに、「グランプリ大会」を8カ国で開催すること、世界選手権をこれまでの隔年実施から毎年に変更し、立候補もしていないのに2010年に東京での世界選手権が決まるなどのおまけまでついている。

オリンピックが金のなる木ということに気づかされたのは84年のロス五輪であり、それ以降五輪の肥大化が進んだ。さらに90年代にはテレビ放映権料を背景にサッカーがヨーロッパでビジネスとして大きく成長し、その頂点のワールド・カップは五輪を凌ぐ収益を上げるまでになっている。

アメリカでは4大スポーツはもとより、タイガー・ウッヅというスーパースターの出現もあってゴルフなども隆盛を極め、スポーツ興行市場全体で4兆円の市場規模に達していると、昨日の日経新聞のコラムにソフトバンクの取締役で、江戸川大学の教授でもある小林至氏が記していた。

スポーツを運動としか捉えず、興行ビジネスということに無頓着な執行部にがまんならなかった新会長のマリアス・ビゼール氏が支持を得たのは当然の帰結だと思う。

ローマの時代から、スポーツは興行として大衆の娯楽の一つとして成立していた、小林教授によると日本のスポーツ興行ビジネスの市場規模はせいぜい3000億円ということである。日本の市場規模はアメリカの半分というのがモノサシになるのだが、スポーツ興行では1/10以下である。

遅れているだけに、日本ではスポーツのマーケティングには色々チャンスがありそうである。私が20代から30代であったなら、まちがいなくこの分野のコンサルタントを志したと思う。少し生まれるのが早すぎたようである。

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日中は暑さがぶり返しても朝夕はめっきり涼しくなり、秋の到来を感じさせる。特に、日が落ちると虫の大合唱であり、テレビの音声が聴きとりにくくなるほどだ。
埋立地のせいかセミはほとんどいないのに、コオロギ(多分そうだと思う)は大量に居る。

内閣改造を受けて、報道各社が実施した世論調査の結果がまとまっている。以前も報道機関によって支持率に大きな違いがあることをこのブログで指摘したことがあるが(6月4日付け)、調査の時期に若干のずれがあり、厳密な比較はできなかった。今回は全くタイミングが同じであり、各社の傾向が良く分かる。

各社の8月末の内閣支持率と参議院選挙直後の調査との増加は以下の通りである。
読売新聞 44% +12ポイント
日経新聞 41% +13ポイント
共同通信 40% +11ポイント
産経FNN 38% +22ポイント
朝日新聞 33% +7ポイント
毎日新聞 33% +11ポイント

朝日と産経FNNの上昇率はやや異常だが、残りはおおむね10ポイント強の増加となっている。それにしてもリセットするとご祝儀で支持率が回復するというのは面白い現象だが、農水省の辞任でご祝儀分は吹っ飛んだのではなかろうか。

1000サンプルの調査だと、40%という結果には±3%の誤差を含むのだが、読売や日経と朝日や毎日では10ポイント前後の開きがあり、明らかに調査結果に歪みが生じている。

真の支持率を知るには、各社の調査結果をシェアで割り戻すしかなさそうであり、8月末では37~38%あたりに落ち着くと思う。

これから各社の調査結果を読む時は、読売や日経からは5ポイントを減らし、朝日や毎日では5ポイントをプラスするのが妥当なところだろう。

政権の支持率の危険水域を20%台とするならば、各社のデータには以上のような換算値によって判断することが必要だろう。

調査主体や調査方法によってどれだけ結果が違ってくるかを、リサーチャーは再認識する必要があろう。



6時の気温が23度、湿り気も少なく、ようやく猛暑から抜け出た感じで、一息つける気がする。準決勝には進めると思っていた末続も破れ、地すべり現象が治まらない。トリノオリンピックでメディアが持ち上げていた選手が次々に倒れ、荒川静香でようやく救われた時と状況が似てきた。

女子マラソンに荒川静香が隠れているのだろうか?

北海道の話の続きを少し。函館から車で2時間の江差で仕事をした。江差はアイヌ語で昆布という意味だそうで、目と鼻の先の奥尻島の昆布が知られている。さらに有名なのはニシンで、明治の豊漁期には「ニシン御殿」があちこちに建ったことで知られている。

ニシンは漢字では2種類の表記方法があり、普通「鰊」と書くが、もうひとつ「鯡」というのもある。江差では後者の字を充てる。「魚」に「非(あらず)」という意味である。

ニシンと聞くとすぐに「数の子」を連想するが、江戸時代は肥料として大きな需要があった。大阪の河内平野一帯は木綿の産地であったが、その畑の肥料としてニシンが用いられたのである。高価な肥料であり「金肥」と称されたが、それだけ大量に獲れたのであろう。

江差は、檜とニシンで江戸時代は北前船の最終寄港地として北海道で最も栄えた街である。漁業が不振になると他に目立った産業もないため、人口減少が進み北海道の支庁がある町で、最初に過疎地域の認定を受けた街でもある。

その江差の街の中心部の一角に、モダンとレトロが同居した通りがある。最近地方の商店街や旧市街の、活性化策として多用されている街並み保存活動のようであり、通りには「古(いにしえ)街道」というネーミングがされている。

旧居がそのまま保存されているだけでなく、新しく郵便局や病院新聞社の支局なども、統一されたデザインで建てられている。整然と整備された街並みが500Mほど続いており、かなり大規模な公共事業だ。200708260906000.jpg



←北海道新聞の支局





200708260913001.jpg

←旧町役場を改築してイベントができる施設になっている。




200708260908000.jpg


←このような通りが延々と続いている。



最初に通りかかったのは日曜の朝9時ごろであり、通りに歩いている人は一人も見かけなかった。仕事を終えて4時過ぎに立ち寄った時も誰も歩いていなかった。まるで映画のセットを見学に来たかと錯覚しそうである。

元々この通りは、一車線の片側一方通行であったのを、二車線に拡幅しその補償費で立替を促して、この事業ができたようである。街の人に話を聞いてみると、国と北海道の事業で、建替え費用の個人負担はほぼ0であったそうである。

10年以上かかって実施したようで、国のモデル事業であったのだろうか。しかし、観光の目玉としては、日曜の夕方に人通り0というのは、壮大な無駄遣いとしか言いようがないであろう。

道路を広くして商業が繁栄したことはない。肩がぶつかり合うように狭く、迷路性があることが商業地の魅力の一つである。この通りのすぐ裏(50Mも離れていない)を国道が走っている。地元の人にとっても道を広げる切実なニーズはなかったのではないか(広げた方が良いかと尋ねられたら、はいと答えるかもしれないが)。

唯一の可能性は、失敗の研究をする人たちの生きた教材として、見学ツアーが増えることぐらいである。
7時の気温が25度、熱帯夜から開放されたようで熟睡できる。夏バテは少し涼しくなった頃に、夏の疲れがドット来るという。これからしばらくは、そのような時期か。

噂のあった、三越と伊勢丹の経営統合が発表された。売上規模で日本一の百貨店連合が誕生することになるのだが、この統合には少し疑問が残る。

経営統合のメリットは、規模のメリットの追及、足りないところや弱いところを埋める補完関係の構築、効率化などがあげられよう。今回の統合では、顧客層が異なり、特徴(売り)も異なることから、すべてのメリットが満たされるように思われる。

しかし、実際には1+1=2の関係にはならないような気がする。今回の統合では百貨店業界の中では大きな意味合いを持ち、東京都内では両者を併せると38%のシェアを持ち影響力が大きいとされている。しかし、百貨店の売上は年々減少を続けており、小売業全体での地盤沈下は否めない。

小売業全体でどれだけのシェアを占めるかは意味があるが、百貨店業界だけでのシェアにはたして意味があるのだろうか。地盤沈下している中では、市場全体に合わせるよりも、「この指とまれ」方式で主張に共感する顧客を囲い込み、そこでの顧客満足を徹底的に追求するという方がよいようにおもう。

今回の統合では、お互いの良さを消しあうような、マイナスの補完が生じる可能性もある。
大きいことがいいこととは限らない。今後の推移に注目したい。
昨日は最高気温の日本記録が2箇所で更新された。朝の散歩の時から異常な暑さで、8時には30度になっており、それからみるみるうちに気温が上がり、12時の時点で35度に達していた。風が結構あるのだが、生暖かい風で、快適さには程遠かった。

今朝もアメダスのデータでは、5時の気温が家の近所で29度、東京都心あたりでは31度という表示が出ている。昨日と同じような立ち上がりであるが、空はうす曇であり、日差しの強かった昨日よりも温度の上がり方は少ないと思うのだが。

今日は、11時から新宿で打ち合わせが入っている。新宿の場合は、地下を歩けるところが多いので多少は楽だが、それにしても出かけるのが億劫になる。歳を重ねて体温調整機能の低下が進んでいるのか、昔に比べて暑さによるダメージが大きくなっている気がする。

8月に入ってからの猛暑で、夏物の商品が活況を呈しているようだ。今朝の日経では、エアコン・扇風機などの家電や、発泡酒・ミネラルウオーターなどの飲料などが好調という記事が出ていた。

この中で目を引くのは、長袖のパジャマがあげられている事だ。高島屋東京店では、5割が売上が伸びたとの事であるが、冷房をつけたまま寝るためのようだ。

似たような話に、スーパーでは猛暑が続くと、カツやてんぷらなどの揚げ物の売上が増えるとの事である。揚げ物は火の前に長い時間立っていなければならず、我慢強い主婦といえども耐え切れず、つい出来合いのものに手を出してしまうのだろう。

スーパーにとって店頭で調理する揚げ物は粗利が高く、うまみが大きい商品である。猛暑がきっかけで仕方なしに利用したものが、油のしまつなど手間が減るなどでその後も利用を続けるようになると、客単価と粗利の両面で大きく貢献することになる。

以前聞いた話では、コーラ飲料の一人当たり消費量が全国で一番多いのは北海道とのことであった。北海道では冬場の暖房が強く、空気が乾燥してのどが渇くために、刺激のあるコーラがよく売れるそうである。環境が極端にぶれると、かえって逆説的な行動に出ることが多いのだろう。

猛暑はライフスタイルが変わるトリガーになるかもしれない。40.9度がどのようなビジネスチャンスを生み出すか注目したい。


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