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肉体労働で危惧していたのが腰への負担だった。パレットへの積み込み時に屈みこむ姿勢が最もきつそうだったので、地面にパレットを3段重ねにして腰を曲げるのを抑えたおかげか、今のところ腰には何の負担もなかった。

しかし思わぬ所にダメージが出てきた。空腹を感じる時間帯になると猛烈な痛みが胃を襲うようになったのである。逆流性食道炎のような症状であり、食事の量を増やすことと「3時のおやつ」をきっちり取ることで症状はいくらか緩和してきたのだが、土曜の朝に猛烈な下血を発症してしまった。

貧血も発症したためか、立ち眩みもひどく、寝床とトイレの往復がやっとの状態になってしまった。もちろん食欲もなく、湯ざましを飲むだけで一日過ごすことになってしまった。病院に行こうにも動きが取れず、安静にするしかなかった。

お腹に何も入れなかったので、昨日は下血の方は小休止だったが、今朝は一昨日ほどひどくはないものの下血が復活してしまった。

腰にばかり注意を払っていたのだが、思わぬ敵に奇襲を喰らってしまったらしい。携帯パソコンより重いものを長らく持った事がない身にとって、ビールやジュースの段ボールの上げ下げは思いもよらぬストレスになったようだ。

ネットで調べてみたが、重篤な病気の場合は大量に出血するようなことはないようなので、大したことはないと思うのだが、これから病院に出かけてみるつもりだ。今週後半にはW杯が始まるので、おおごとにならなければよいのだが…
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梅雨入りとともに、猛烈な暑さは一服した。冷房設備のない倉庫内での作業での一番の気がかりは熱中症だったが、この間の30度超の時期でもそれほど苦にはならなかった。

倉庫の立地が船橋港の一角にあり、海が近いことでコンクリートやアスファルトに挟まれた地域よりも2~3度は温度が低い気がする。先日の暑さは湿度が低いことも幸いしているのだろう。倉庫に隣接して事務所棟があるが、事務所の3階が倉庫の2階に相当し、天井が高いことで暑い空気が上に逃げているのもあると思う。

それでも、箱に商品を詰める作業が流れると大汗をかき、パレットに積みこむ箱には汗が滴り落ちる事が度々ある。作業は500個単位で流し、1時間ちょっとが1クールになる。ビールの場合だと、12本か19本入りがメインで、12本入りだと250ケース、19本入りだと390ケースほどの段ボールが空になる。

普通は24本入りの段ボールなのだが、プレミアムモルツだけはなぜか12本入りの小さな段ボールであり、その分空き箱が増えることになる。箱詰めが終わると、空の段ボールをたたむ作業があり、これだけで20分ほどの時間がかかることになる。

掃除をして次の箱作りをし、500個出来ると次の箱詰めという段取りで、大汗をかく作業が1時間ちょっと、クールダウンをする時間が2時間ほどの繰り返しになる。

朝一が箱作りからスタートすると、大汗をかく流れ作業は2回、前日に箱作りを終えていると、大汗をかく作業が1日3回になる計算だ。箱作りと流れ作業で合わせて5回が1日の作業だが、担当者によると、今年の我々のチームは今までよりも1回多いとのことである。

私が箱を一つ作る間に二個を作る神技のようなおばさんもいる半面、私の半分しかできない“まったり”おばさんもいる。それでも全体スピードが上がるのは、助け合いにより遅い部分をカバーしているためで、チームワークの良さが発揮できているためである。

作業を開始する時に、一応持ち場を決めるのだが、終わって見ると最初とは異なる持ち場になっている事がよくある。フォーメーションを自在に変化させる、オランダの「トータルサッカー」を実践しているような感じだ。

見ず知らずの人間の寄せ集めなのに、自然とチームワークが出来上がるというのは、「流れ作業」という特性なのかもしれない。

もう一つは、いつもキョロキョロとあたりを見回し、気配りをするアラフォー女性がいる。聞いて見ると、母親がフィリピン人だという。フィリピン人のメードが重宝される理由がよくわかる気がする。

肉体労働をしていても勉強になることが多いとつくづく感じる。

倉庫内作業をしていて感じることの一つは、IEの重要性だ。大学を卒業して日本能率協会に入った時に、最初の研修はIEについてのものだった。神奈川県の寒川にあるタイヤ工場で、様々な手法についての座学を半日から1日受けて、そこから計画を立てて作業現場を2~3日かけて調査し、その結果を隣接する旅館で夜に分析し、改善案をプレゼンして1週間のスケジュールを終えるというのを3カ月繰り返すというものだった。

工場に隣接した旅館に缶詰めになっている所がミソで、分析の最中に昼間見落とした所があると、24時間操業の工場に出かけて確認することができた。ある時夜の工場を一人で歩いていると、突然後ろからタイヤが転がってきてぶつかった事がある。自分たちの存在が、作業員にとっては鬱陶しい存在であることに気がつかされた出来事で、今でも忘れられないでいる。

研修の中で、「レイティング」というものをやった事がある。作業の様子を映した8ミリ映像(当時ビデをはまだなかった)を観て、作業のスピードを判定するものだった。標準スピードを100とし、動作のスピードを80や120などと判定し、工程内の隘路を見つけ出すというものだった(アメリカの男子学生の間には、すれ違う女性についてレイティングをするというゲームがあるそうだ)。

老若男女7人のチームで、私はもっぱらパレットへの積み込みを担当することになる。順調に作業が流れて積み込みスピードが上がると、大量の汗が噴き出してくる。一方、流れが悪くなると手待ちの状態があらわれ、汗の量が減る。汗の量によってレイティングが自動的に出来る事になるというわけだ。

手待ちになると楽なのだが、性分なのだろうかラインの方に目を向けて、隘路を見つけ出し、作業手順を変えたり、人の配置を変えたりしてしまう(私が箱を1折る間に、2つは出来る人がいる一方、0.8しかできない人も居るため、この2人にどの作業を任せるのかでラインスピードが変わってくるのだ)。

仕事の指示を出す立場の人がやるべき事だが、どうもIEの訓練は受けていないように感じられる。従業員100人程度の中堅の運送会社なのだが、現場での流れ作業をやる所ではIEというのが必須のような気がする。

特にギルブレス(Gilbreth)夫妻が考案した、動作分析を行うサーブリック(Therblig)という手法が最も重要だと感じられた。

IE技術というと、100年前のT型フォードの時代に開発されたものが多いのだが、現在でも立派に通用する技術だという事がよくわかった出来事だ。
昨日のダービーには皇太子殿下が7年ぶりに観戦にお出かけになった。優勝馬に騎乗した横山騎手の誕生日は殿下と同じ2月23日、さらに付け加えて優勝馬のワンアンドオンリーの生まれたのも2月23日だった。こういうことはレースが終わってから気が付く事だが。

一日倉庫の中で仕事をし、帰宅後も10時前には就寝し、4時から5時ごろに起き出して8時前に出かける生活のリズムがすっかり定着してきた。体調もすっかり回復し、肉体労働のお陰で食欲も以前より増してきたような気がする。

問題は情報に疎くなる事だ。倉庫の中は窓一つなく、外は晴れているのか雨が降っているかもわからない。休憩は11時半からの昼食休憩と、2時40分から3時までの2回だけで、休憩所にはテレビもない。

スマホを休憩時間にピコピコすればよいのだろうが、それも面倒なので雑談で時間をつぶすだけだ。その結果、世の中の出来事には疎くなったような気がする。いかに自分の情報源がテレビに偏っていたのかがよくわかるこの10日間だった。

昨日の夜のニュースを見ると、交流戦6試合はセリーグの5勝1分けであった。これまで圧倒されていたセリーグの逆襲が始まったようで、今朝の新聞で確認するとセリーグの3つの勝ち越しとなっている。

ということは、昨日のスイープによって逆転したのだが、一昨日まで2つの負け越しと“健闘”していたことが効いたともいえよう。このまま行くとは思えないが、交流戦が終わってみたら順位に大きな変動が起きるようなことはなさそうだ。

松山が最終ホールのバーディでプレーオフに持ち込み、1ホール目でけりをつけて米ツアー初優勝をあげた。日中や夜のテレビを観る環境ではなくなったが、朝なら十分見ることができる。来週後半からW杯が始まるが、5時キックオフの試合は毎日楽しむことができそうだ。

肉体労働者に転向して2回目の休日である。前回の休みは疲れ切って一日中何もすることができなかったが、身体が慣れてきてためか、今朝はスッキリと目覚める事が出来た。

昨日は真夏日になったが、湿度が低いことや倉庫の天井が高いことなどで、思ったほどの暑さは感じなかった。それでも、水分はペットボトル2本以上は飲みほしており、水分過多のためか手足にむくみが感じられる。屋内の仕事にして正解だったようだ。

ところで、日銭稼ぎの職探しでは65歳ということで、かなり範囲が狭くなり少し苦労した。60歳以上を対象に「シルバーセンター」が各地に設けられている。説明会に参加したが、私のニーズに合わないので、説明を受けただけで登録もしなかった。

街角でよく見かけるのは、腕章を巻いて違法駐輪の撤去や整理をしている姿なのだが、シルバーセンターには週20時間以下という制限があり、大勢の登録者が輪番で勤務をすることになっている。順繰りに回していくため、都合の悪い曜日がある人は不可とのことであった。週に20時間以下という制約があるのに、勤務日の条件は点けることはできないという、不自由な制度のように感じられた。

ちなみに、シルバーセンターへの依頼が多く、一月以上先まで受注が確定している人気職種は「植木職人」だそうである。安価で植木の手入れができるということで需要が多く、シルバーセンターで研修も行っているそうだが、大事な植木を丸坊主にしそうなので断念した。

年齢制限のない仕事として、「交通警備員」がある。道路の補修工事や、水道工事などで両サイドで旗を振って車や歩行者の誘導をしている姿をよく見かける。

面接を受けたが、「警備業法」の規制があるために、30時間の座学研修を受ける必要があるとのこと。研修期間にも手当てが出るという事だが、旗の上げ下げに30時間も研修を受けなければならないとは、規制緩和の対象になってもよさそうだ(AKBの握手会の警備員も研修を受けているのだろうか)。

勤務のためには健康診断が必要とのことで、警備員が倒れることを予防しての事かと思ったら、“薬物違反”のチェックということらしい。さらに、法務局の証明書や戸籍のある自治体の発行による住民証明書も手に入れなくてはならず、旗を振る前に一仕事だ。

さらに、理不尽なのは64歳までは一日8千円なのだが、65歳からは7千円に減額されるとのこと。ここまででかなり引いていたのだが、とどめは「髭をそってもらいます」との科白だった。客商売という事なのだろう。確かに髭面の警備員を見た記憶はない。

ということで、倉庫内の作業を選択した次第だ。今日の暑さを考えると、炎天下で制服を着て路上で旗を振る仕事をせずに正解だったと思う。40年付き合っている髭も守れたし。



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