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NHKの記者だった手島龍一と外務省のラスプーチンといわれた佐藤優の対論「インテリジェンス 武器なき戦争」(幻冬舎)を読んだ。CSの講演の中で、情報提供の重要性を訴えるときに、インフォメーション(お知らせ)ではなく、インテリジェンスの観点で情報提供を考えるべきだとしているので、インテリジェンスと言う言葉に興味があった。

辞書を引くと、インテリジェンスの意味として、知識や知恵があげられている。情報提供を企業側からのお知らせではなく、相手(顧客)の知りたいこと(知識や知恵に結びつくこと)を知らせる観点で考えるのがCS向上の決め手になるとしているのである。

この本でいうインテリジェンスの意味は少し違い、昔の日本陸軍で使っていた「秘密戦」と言う概念に近いものだとしている。「秘密戦」は、諜報、防諜、宣伝、謀略の4つの要素に分けられるそうであるが、諜報(情報収集・分析)をベースに残りの3つがアクションプランとしてあるのだと思われる。

この本によると、諜報の部分のインテリジェンスは新聞記事などで公開されている情報を整理することにより、98%はわかるものとしている。公開情報をもとに推論を立てていくことにより、実像が浮かび上がってくるのである。これは競合企業の戦略を分析する際にも良く用いる手法で、記事や有価証券報告書の記述、関係者へのインタビューをまじえて裏を取りながら分析を進めていく。ビジネスの世界にも通用する考え方である。ビジネスでインテリジェンスをどう活用していくべきかもう少し整理してみたいと思う。

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