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ボールの反発係数の問題が再び浮上している。3月29日に日本野球機構が抜き打ち検査したところ、6球場の内5球場で使用されていたボールが、規定を上回り、平均では0.426で規定の上限0.4234を0.0026オーバーしていたとの発表であった。

昨年の平均は規定内の0.416に対しては、0.01上回ることになっているとのこと。いずれにしても小数点2桁や3桁の差異であり、気にも留めていなかったのだが、今朝のサンスポの「甘口辛口」によると、0.001違うと飛距離では20センチの差になるとのことである。

たかが、0.0026オーバーと侮ってはならないことになる。規定よりも50センチ飛ぶボールであり、去年の平均と比較すると2m飛距離が伸びていたわけで、マートンが13試合で25打点という驚異的な打撃をふるっているのも納得である。

よくわからないのは、ボールを一手に製造しているミズノの「品質管理」である。基準値を超えるボールというのは不良品にあたり、平均で基準値を超えるというのは、単純に考えると出荷したボールの半数以上が不良品だった事になる。

工場では出荷検査をしているはずで、製造したボールの半数以上が不良品であることを見逃すというのは、どんな検査を行っていたのだろうか。意図的に出荷していたとしか思えないのだが。

代替球がないため、当分は不用品のボールを使い続けるとしている。在庫は1万ダース以上あるそうで、1試合10ダース使用するとしても100試合以上は飛ぶボールでの試合となる。マートンの打点はどこまで伸びるのだろうか。



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昨日は北の空気が乱入して、花冷えを飛び越え、花寒と呼びたいような寒さだった。昼間の野球中継がヤクルトと阪神の試合だったせいもある。両チーム合わせて23点が入り、14人ものピッチャーが投入されるというお粗末な試合を見てしまったせいでもある。

口直しに、メジャーの試合を見ようと習慣テレビ番組表を見ると、月曜の放映は夜中2時半からの試合しかなく、定番の朝8時からの試合はなかった。

というわけで、夜中に起き出してダルビッシュの今季初登板を見た。一昨日の田中の好投を目の当たりにして、ダルビッシュがどのようなピッチングをするのかを確かめたく、3時間の仮眠を取った後の眠い目をこすりながらの観戦だった。

去年の初登板はあわや完全試合という内容に少し興奮させられたが、今朝の投球は冷静に見る事が出来た。ヒットこそ毎回打たれ、5回から7回までは連続してランナーを三塁まで進められる内容なのだが、コントロールがよく安心して見る事が出来たからだ。

昨年までは三振を取るのだが、そのためにきわどいコースに投げる必要があり、当然のように球数が多くなってしまっていた。メジャーでは100球が目途になっており、6回で100球に到達することが珍しくなかった。ところが、昨日は7回を投げて球数は90球に届かなかったから、昨年までとは様変わりだ。

コントロールに重点を置いていたためか、バッターも早めのカウントから打つことが多く、そのため7本もヒットを打たれながら、球数が少なくなったのだろう。三振は6個奪ったが、そのうち5個は三球三振であり、省エネ投法を実践したことになる。

一昨日の田中のデビュー戦でも、無四球だったこともあるが、8安打を打たれたが7回で100球に届かなかった。くしくも日本を代表する投手2人が、メジャーのマウンドで省エネスタイルでスタートを切った事になる。この調子で行くなら、両投手の今期は大いに期待できそうだ。

それに引き換え、昨日のヤクルトと阪神のピッチャーはいかに労力を使った事か、ボールに威力があるから省エネ投法も可能なのだが…
選抜高校野球は、38回目の出場でようやく平安高校が優勝した(正式な校名は龍谷大平安高校というのだが、私には前振りのつかない「平安」と呼ぶ方がすっきりする)。選抜の出場回数の38回というのは、2番目に多い中京商(これも現在は中京大中京高校)の30回を大きくしのぐものであるが、中京商は4回の優勝があるのに、平安は初優勝である。

私の生まれ育った枚方は、京都と大阪の中間に位置し、どちらにも30分で行けることから、平安も十分進路の対象になる地域であった。

今もプロ野球選手の出身地は大阪が最も多いが、私の中学生時代も大阪は高校野球が人気スポーツであった。当然中学生で野球の上手な選手は、甲子園を目指して進路選択をするわけだが、大阪は群雄割拠で(「私学8校」と呼ばれ、PLや浪商、明星など有力私学が競り合っていた)、甲子園への道が保障されているわけではなかった。

その点、京都は平安一強の時代が続いており、特に夏の甲子園とは違い、選抜大会は近畿枠があることから、平安にさえ進学すれば甲子園に出場する可能性は極めて高かった。ただし、近畿枠の恩恵のためか、選抜ではそこそこ活躍するのだが、優勝に手の届く所までには至らず、「春はアカン」というのが大人の会話でよく聞かれたものだった。

それでも交通の便もあり、私の中学校の野球部の主力選手は、当然のように平安に入学することになった。問題は、学校が甲子園に出場できても、選手として出場できるかどうかだった。

私の一年上級生の4番バッターは補欠でベンチ入りしたが、同級生の4番バッターはベンチ入りもかなわず、3年生の秋の国体でようやくメンバー入りを果たしたのが精いっぱいだった。

私の通っていた中学校は、一学年に12クラスあり、600人を超える生徒がいた。その中で最も人気のあるスポーツで中心選手が、ベンチにも入れないレベルの高さに、「上には上があるものだ」ということを痛感させられた出来事で、50年経った今でもその時の感慨を忘れることはできない。

「春はアカン」が定番だった平安の優勝で、昔の事を想い出してしまった。

イチローの今季初打席は、ツースリーのフルカウントまで一度もバットを振らず、6球目を見事にレフト前ヒットを放ち、逆転の口火を切った。3打席目も5球目を2塁打で追加点のホームに帰った。

早打ちのイメージがあったのだが、ここまではどっしり構えており、今年のイチローはこの数年とは違うかもしれない。

春の嵐で、昨日は一歩も外に出ることはなかった。駅の方向に出かけるのにはバイパスを渡らなければならないのだが、道路を通り抜ける風が強く、昨日のような風では傘が役に立たなくなるので、外出を断念した次第だ。寒さに続いて、風にも弱い体質になってきたようだ。

外出を手控えたのは、睡眠不足だったこともある。一昨日の夜中に、ドバイで競馬のワールドカップが行われ、日本の馬がどれだけ活躍するかを見たくて、晩酌を控えて明け方4時前まで起きていたためだ。

全天候トラックで行われた優勝賞金600万ドルのレースこそ日本の馬は通用しなかったが、芝生のコースで行われた2つのレースは日本の馬が圧勝した。1着賞金こそ半分の300万ドルなのだが(それでも日本の最高賞金レースのジャパンカップの2億5千万円より多い)、デューティフリーを勝ったジャスタウェイは2着に6馬身の大差をつけ、これまでのレースレコードを2秒も更新してのもの。

シーマクラシックを勝ったジェンテルドンナも、直線で包まれて行き場をなくし万事休すと思わせたものを、強引に外に持ち出して差し切ったのだから、力の違いを見せつけたレースだった。

競馬の世界では、「レーティング」というものを用いて実力比較を出来るようにしている。レースが行われる前の時点で、ジャスタウェイは世界第3位にランクされていた。日本のレースでは昨年の秋の天皇賞を勝っただけで、トップグループに入るものの、5~6番手の存在でしかなかったのに、国際レーティングで3位にランクされているのを訝しく思っていたが、昨日のレースでは国際ハンディキャッパーの診立ての正しさが証明されたようだ。

昨日の勝ちっぷりから、次に発表されるレーティングでは1位にランクアップする可能性も十分あり得そうだ。

サラブレッドの生産も農業の一分野であり、関税により保護されている。それでも、年間生産頭数は最盛期には1万頭を超えていたのに、最近では7千頭を維持するのがやっとの状態に衰退してきている。相次ぐ地方競馬の廃止により、需要が減っているためだ。

このところ、海外の競馬で日本の競走馬の活躍が目立っており、昨日の2頭の勝利で日本生産馬に対する関心が高まり、日本の競争馬の輸出が増えるような気がする。“強い農業”のお手本になるような気がするのだが、どうだろうか。

高校野球の楽しみの一つは、逸材を見つけることにあると思っている。野球選手だけでなく、選抜高校野球の開会式では、主催者の毎日音楽コンクールの声楽部門で優勝した高校生の君が代の独唱もおまけとしてある。

女性の方が多いように思うが、今年は男性のテノールであった。逸材といえば、私の中では2年前のソプラノの高野由梨絵さんが断然で、後何年かしたらオペラの舞台に登場するだろうから、今から楽しみだ。

本題の野球選手の中にも、昨日は原石を見つけたような気がしている。2本のホームランを打った智弁の岡本は、前評判も高かったので原石とは言えまい(2本目のホームランを見たが素晴らしいあたりで、ワクワクしながら打席を見られるスターの匂いは十分感じられる)。

私が、凄い選手だと思ったのは、第三試合に登場した智弁和歌山の春野だ。背番号18番の新2年生で、ライトの7番で登場した。昔は「ラ八」と呼んで、草野球の中では最も力の劣る選手のポジションとされており、打順がひとつ前の7番であるだけで、最も大きい背番号ということで大して気にもかけずにいた。

ところが、最初の打席で明徳の投手が投げにくそうで、10球目でようやく打ち取ったのだ。よく観察すると、180センチを超える大柄な体格で、打席でもどっしりと構えており、打ちそうなオーラを放っており、明徳の好投手も気後れしたのだろう。

2回目の打席では死球だったが、3回目と4回目の打席では明らかに勝負を避けて敬遠してしまった。ヒットも打たれていないのに、背番号18番のライトの7番バッターを2度続けて敬遠するというのは、異常なことだ(明徳の監督は星稜の松井を4打席連続敬遠して物議をかもした監督だが)。

延長戦に入ったため打席に入る回数が増えたが、その後の3打席はすべてヒットを打った(延長15回の表も走者2塁でヒットを打ったが、打球が速すぎて走者が3塁でストップしてしまった)ので、敬遠は正しい選択だったのだろう。

打席で醸し出すオーラというのは天性のものであろう。まだ2年生ということもあり、これからどれだけ成長するのか楽しみな選手だ。


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