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プロ野球のストーブ・リーグは佳境に入り、選手の移籍先や移籍金が連日スポーツ紙を賑わしている。メジャーを目指している、福留や黒田は10億を超える年俸が提示されており、国内の3~4倍程度の値付けだ。

松井やイチローの年俸に匹敵する金額が提示されており、実力を考えると明らかに今メジャーリーグではバブルが発生しているように思う。今後も益々メジャーへの流出に拍車がかかるのではないだろうか。

野球やサッカーなどのプロスポーツの世界では、最高峰のリーグを目指すのは選手として自然な流れであり、流出防止の規制を行うのは無理がある。サッカーの世界はその点で寛容な面があり、海外移籍を奨励する風潮がある。

育成した選手が、他のチームに引き抜かれることによって、移籍金を獲得できる。それを見て、選手がまた育つという循環の中でクラブ運営がされている。ガンバやジェフ、サンフレッチェなどがその典型的チームであろう。

野球は引止めに躍起となっており、FAの短縮化などには難色を示しているようだが、年俸の格差を考えると難しいのではないか。

ゴルフの世界では、男女とも来年は試合数が増えるのだが、内容は対照的である。男子ツアーはサントリーオープンなど伝統のあるトーナメントがなくなり、この数年の凋落を引きずるものと見られていたが、新たに4つのトーナメントが新設されようやく息を吹き返したようである。

新たなトーナメントはレクサス選手権とキャノン、パナソニックが冠についた大会であり、まるで経団連オープンのようだ。

女子ツアーは、オーストラリアで1試合開催することになっている。海外でもトーナメントを行うことにより、影響力の拡大を狙ったものであろう。この数年の女子ツアーの隆盛は、シード獲得者の平均年齢が31歳から28歳へと若返ったことに象徴されるように新たなヒロインが続々登場したことにある。

いつまでも同じ顔ぶれの男子との違いは明白であり、入場者数などではアメリカのツアーに匹敵するほどのレベルに達しており、世界の中での地位は向上しており、その一環としてのオーストラリア開催である。5月の連休にいつも開催される、ワールドレディーズを国際的なメジャーの一つに組み入れようとしているらしい。

女子ツアーの戦略は、プロ野球もベンチマークすべきだと思うのだがどうだろうか。
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昨日から北国では雪が降り出したようで、今日は北風が吹いて朝から曇天である。太陽が低くなるこの時期は、南に向かった窓際にデスクがあるため、陽射しが眩しく、曇天の方が仕事はしやすい。

この時期になると、プロ野球は「ストーブリーグ」に入り、スポーツ紙は連日ドラフトやFAの話題で持ちきりである。和製英語だが、ナイターと並んで中々いいネーミングであると思う。

FAの目玉は中日の福留であるが、巨人が名乗りを上げ、いち早く交渉している。どうもこのチームは、「欲しい欲しい病」が止まらないらしい。今朝のサンスポで鷲田 康というスポーツジャーナリストがコラムに「アマチュア球界の指導者の中に、巨人に選手を託すことへの不安が広がっている」という記事を寄せている。

すぐにFAで有力選手を獲得し、しっかり若手を育ててくれるのかという疑問である。もっともな指摘であり、若手が育つ環境に巨人はないように思うし、阪神も今年は広島の新井の獲得に乗り出すなど、最近その傾向が顕著である。

逆に、広島やヤクルトは人材を育てて供給する、人材育成型チームとしての性格が強くなってきている。ヤクルトは外人選手の発掘が巧みで、ラミレスやクライジンガーなどが“使える選手”ということを示している。

残念なことに、せっかく育てても外人選手の場合は、移籍金が入ってこないことがネックになっている。ヤクルトは、石井、ラミレス、クライジンガーが来期は一挙にいなくなり、若手にとっては大きなチャンスが生まれ、スター候補が誕生しそうな気がする。

しかし、育成型球団というのはあってもよいが、6球団でリーグ戦を戦っている状況では好ましくないように思う。力の拮抗がアメリカ型リーグスポーツの原点であり(ドラフト制度やサラリーキャップ制度に示されている)、実力のかけ離れたチーム同士でのリーグ戦は魅力に乏しいものになってしまう。

選手補強(人材の流出防止も含む)に力を注がないチームは、フアンが離れていくものであり、ヤクルト、広島、横浜のセリーグの下位3球団の観客動員の少なさに顕著に現れていると思う。

勝利=優勝を狙うチーム編成が、チームやリーグの隆盛をもたらすことを肝に銘じるべきではないだろうか。

冷たい雨が降っている。現在(8時)の気温は12度、冬が近づいてきたことを実感する。2月生まれのせいか、暑い時期よりも寒い季節の方が好きだ。とはいっても年齢のせいか、寒さも堪えるようになってきており、ほどほどの今の時期が良い。

テレビ朝日が14日のACLの最終戦を、地上波で放送することを決めた。これまでBS朝日で中継をしていたのを、急遽地上波でも放映することになったのだ。クラブチームの試合が、ゴールデンタイムに放映されることは稀であり、どれだけの視聴率を上げるのか見ものだ。

決勝に進出した浦和は、世界クラブ選手権に出場がほぼ決まっている(今年から従来の大陸別王者6カ国に開催国枠としてJリーグチャンピオンにも出場権が与えられた)。

しかし、開催国枠での出場よりも、アジアのチャンピオンとして堂々と切符を手にしたいはずだ。試合の行われる14日は、埼玉県民の日でもある。さぞかし、埼玉スタジアムは盛り上がることだろう。

浦和の今期の観客動員が100万人を突破しそうである。昨年が77万人だから35%の増加になる。観客動員NO2の新潟は50~60万人で停滞していることから、観客動員では2位の倍近くになる。

昨年のクラブの営業収入は70億円だったが、今年は100億円を突破しそうである。Jリーグ全体が低迷する中で、脅威の業績アップである。快進撃を象徴するのが、ユニフォームの広告収入である。

ユニフォームには胸、背中(上と下の2箇所)、袖、パンツなどに企業名やロゴを入れて広告料を取っている。観客動員が多く、露出の多いチームには当然料金が高くなるが、浦和の場合は合計で9億円になるそうだ。

胸マークが最も高く3億円とされているが、J2リーグの下位チームでは、水戸や愛媛など年間収入が3~4億円しかないところもある。浦和の胸マークの収入しか稼げないのである。

Jリーグ発足当時から浦和は熱狂的なフアンが多かったが、勝ち続けるうちによりフアンの支持が集まるようになった。観客動員やメディアへの露出の増加が、広告価値を引き上げたのである。

勝利→観客・メディア露出増→収入増→補強→勝利という、好循環の輪に入ったようである。勝利が観客増につながらないチームも森監督の西武のようなケースもあるのだが、基本的にはスポーツマーケティングはこの循環サイクルが当てはまると思う。

浦和はACLの王者となることで、日本のトップクラブから世界のトップクラブへのチケットを手に入れることになるだろう。14日に注目。

休日につきスポーツのマーケティングの話を少し続けたい。スポーツビジネスの儲けの源泉は、大昔はパトロン=旦那の援助がベースであり、現代に入ってからはスポンサーシップとともに、興行という形で入場料を集めて行う形式がとられはじめる。

さらにテレビの普及に従い、放映権がこれに加味されだし、日本のプロ野球などは永らくこのシステムに安住していたことが危機を招いたと見ることもできる(巨人が黒字転換したのは昭和31年であり、テレビの普及が始まった時である)。

放映権ビジネスが急拡大したのは1984年のロスオリンピック以降のことであり、90年代に入って放送衛星によるサッカー中継の放映権の高騰により「放映権バブル」の時代を迎えることになる。

90年代後半からは肖像権が大きなビジネスを生み出すものとなり始め、マイケル・ジョーダン、タイガー・ウッズやベッカム、中田ヒデなど天文学的収入をあげるトップスターの誕生が相次いだ。

肖像権ビジネスはトップスターに留まらず、チームやリーグまで及びだしたのは21世紀に入ってからであろう。サッカーで最も稼いでいるチームは、マンチェスター・ユナイテッドだと言われている。年間の収入は400億円を超えており、Jリーグトップの浦和レッズの6倍の規模である。

マンチェスター・ユナイテッドは毎年シーズンが始まる前の7月から8月にかけて、アジアや北米ツアーを行い6試合程度のプレ・シーズンマッチをこなしている。相撲の巡業のようなものと思っていたのだが、このツアーはもっと違う狙いがあった。

このツアーでマンチェスター・ユナイテッドはTシャツやレプリカユニフォームを180万枚販売しているといわれている。1枚1000円ではないだろうから、莫大な利益を生み出すことになる。

視点を変えるとスポーツのマーケティングは、ブランドのマーケティングとも見ることができる。旦那(スポンサー)→入場料→放映権→肖像権という収益源をどのようにミックスするかが、スポーツマーケティングの“キモ”になるのではないだろうか。
プロ野球の日本シリーズは、昨年の再戦になり、今度こそドラゴンズの勝利になるような気がする。サッカーは横浜FCの陥落が決定し、序盤好調だった甲府が息切れして自動降格圏に入ってしまった。このままずるずるといくのではないだろうか。

Jリーグは経営の透明化を高めるために、経営データを公開している。HPでチェックすると確かに経営データの閲覧はできるのだが、あまりにも小さな字であり、見るのに難渋する。

昨年の経営データをみると、収入の最も多いのはチャンピオンの浦和で70億円、最下位は昨年昇格したばかりの甲府の13億円となっている。浦和と甲府では5倍の収入格差がある。

にもかかわらず、営業利益は浦和の220百万円に対して甲府は240百万円と上回っているのが面白い。J1の18チームの中で営業利益が黒字は8チームと半数であり、トータルでは810百万円の赤字になっている中で、甲府はG大阪についで2番目の利益の多さになっている。

甲府の場合は、選手の人件費が浦和の25億円に対して5億5千万円とほぼ1/5と安く、経費が極めて低いことがその理由である。白星を一つ挙げるのに人件費がいくらかかっているのかを計算すると、平均は106百万円である中で、甲府は46百万円と最も人件費のかからないチームとなっている。

2部に落ちた京都が268百万円と最も人件費を要しており、浦和は114百万円とほぼ平均並み、ガンバは81百万円と効率的なチームになっている。1勝するのに1億円の人件費というのが目安になるのであろう。

甲府の場合、昨年昇格したからといって大幅な補強をしたわけでなく、予算規模がそれほどアップしなかったため思わぬ高収益となったものと思われる。それで今年も乗り切れればよいのだが、十分な補強をしないで乗り切れるほど甘くはなかったようである。このままでは、大宮との自動降格争いには勝てるかもしれないが、入れ替え戦を免れることはできないだろう。

J1のチームの平均収入は30億円なのに対してJ2では11億円と1/3になってしまう。転落による収入の縮小はクラブ経営にとって大きなリスクとなるのだが、転落によるリスクも考慮に入れた運営も問題があるような気がする。



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