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三寒四温で、寒い日と暖かい日を繰り返しながら少しずつ春が訪れるというのが、子どものころから去年までのこの時期の通例だった。ところが、今年は一気に暖かくなって、予報によるとこの先ずっとこの暖かさが続き、三寒はしばらくやってきそうにもない。この分だと4月初めの入学式を迎えるころにはサクラが散り始め、締まらない記念写真になるような気配だ。

仕事のない日の朝はBSの海外ニュースを点けているる事が多い。日本ではほとんど報道されていないのだが、ヨーロッパではここしばらく「牛肉の偽装事件」が連日のように取り上げられている。ラザニアなどの加工食品に、牛肉ではなく馬肉が混入されていたというもので、その産地、加工地、販売地があちこちにまたがっているため、ヨーロッパ中の国でトップニュースとして扱われているようだ。

アイルランド産の馬が、イギリスで処理され、フランスで加工されて、ヨーロッパ中で販売されているケースがあった(馬にもパスポートがあることをBBCのニュースで初めて知った)。どの連中が偽装にかかわったのか判別するのが厄介で、国をまたがっての捜査になっている事で騒ぎが大きくなっている。この事例のように被害が複数国にまたがり、関与者も複数国になっている場合どの国が司法権を持っているのかよくわからないことだ。

アメリカでは、この2週間ほど北米の暴風雪のニュースが何度も流されている。今年は暖冬だったらしいが、2月の中旬あたりから雲行きが怪しくなり、繰り返し暴風雪に襲われているようだ。ゴルフの世界ツアーが雪のために中止になった暴風雪をきっかけに何度も被害にあい、今日のABCニュースでも「予算の強制削減」問題を差し置いてトップになっている。

ヨーロッパのニュースではほとんど気象に関するものは流れていないことをみると、寒いのは北米と東アジアということになるのだろう。

これまで日本ではエルニーニョなど南米沖の海面温度が気象に影響を与えるように考えられていたが、数年前の夏場の異常高温以来、北極圏の気象現象が影響を与えているようだ。北極海の氷が溶けだし、「北極航路」なる言葉が生まれるほど劇的な環境変化を生み出している。韓国の昨日のニュースでは、北極海が拡がったことで、北極の資源開発に韓国企業が乗り出すこともニュースになっている(資源を直接獲得するのではなく、得意の造船技術を利用した海底資源開発の基地作りというインフラ事業になるということらしい)。

海外ニュースは面白いのだが、暇な時は観ていられるが仕事が忙しくなると付き合いきれなくなる。厄介なものだ。


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ゴルフの宮里藍がタイのバンコクで多重衝突に巻き込まれ、むち打ちになったというニュースが流れていた。次の開催地シンガポールへ移動するため、空港へ向かう途中の高速道路でのことで、別の車に乗っていたポーラ・クリーマーなども同じく被害にあったとしている。

去年の秋にバンコクに出かけた時に、私も危うく事故になりそうになりひやっとしたことがある。乗っていたタクシーが大型トレーラーを追い越そうと車線変更し、その前にいた車に追突しそうになって急ブレーキを踏み、後続の車も同じように急ブレーキの連続で何とか追突は免れたが、高速道路上で一瞬車が停止してしまった。

後方では追突があったと思う。バンコクでは7か所をインタビューのために訪問したが、いずれも移動手段はタクシーで、このとき以外にも何度かひやっとした記憶がある。とにかく運転が荒っぽいのである。

学生時代に免許をとり、社会人になって車を運転した時に同乗者から、「お前は運転が荒い」と言われたことがある。車線変更はしょっちゅうだし、すぐにクラクションを鳴らす私の運転ぶりに対する友人からの忠告だった。

免許をとった場所が悪かった。大阪で運転を覚え、そのスタイルを東京でもつら抜いたことがいけなかったのだ。友人の忠告を受け容れ、その後はクラクションを鳴らさず、車線変更も極力しないように心がけ、ノーマルな運転スタイルになったように思う。

そのことを思い知らされたのは、帰省して車の運転をした時のことだ。大阪での車の流れに乗れない運転になってしまったのだ。

一昨年中国の広州に出かけた時も移動はほとんどタクシーだったが、昔の大阪の車の流れを想い出しなぜか懐かしい感じがしたものだ。バンコクの車の流れは、広州よりももう一段ランクアップ(?)した感じで、とにかくのべつ幕なしに車線変更を続けるのである。スキーのモーグルのトレーニングをしているのかと思うほどだ。

車線変更してはブレーキを踏むの繰り返しで、これが結果的には全体のスピードを落とし渋滞の原因になっているのではないだろうか。高速道路の入口に入った途端に思わず減速して、全体のスピードが落ちて起こるトンネル渋滞と同じ原理だ。

バンコクから羽田へ戻る飛行機の中で、首にコルセットを巻いた人を見かけた。国別のむちうち症発生比率というデータを見たことがないが、成田や羽田で首にコルセットを巻いている人を数えれば、“運転の荒っぽさ指標”を算出できるかもしれない。
昨日からの北風で、今朝5時の気温が氷点下2度と、この冬一番の寒さになった。2月末のこの時期で寒さが一段レベルをあげるというのはたまったものではない。「はーるよこい」とみよちゃんの心境になってきた。

浦安運動公園の体育館にbjリーグの試合を観に出かけてきた。東西線の浦安から路線バスに乗って15分ほどであるが、本数が少なく帰りのバス停で30分近く待つ間の北風にはしびれてしまった。公共のスポーツ施設というのはたいてい郊外にあり、自家用車で出かける立地であるということを痛感した。

試合は千葉と秋田との対戦で、前半で10点以上リードされたが終盤に逆転し4点差をつけたが、ラスト1分で再逆転され一昨日に続いて3点差で千葉の連敗になってしまった。先週初めの時点では、イーストカンファレンスの千葉が5位、秋田が6位だったのだが連敗で逆転してしまった。ただ、プレーオフ進出は6位までとのことなので、かろうじて首がつながったことになる。

会場は、2Fのスタンド(大人2千円、子ども700円)に加えて1Fのフロアに移動式の観客席が設けられ(大人3千円、子ども1200円)さらにコートのすぐそばに折り畳み椅子が一列並んでいた(「ファーストクラス」と称し、8千円)。合わせて1500人ほど収容できそうで、昨日の入場者は1223人とのことで、ほぼ満員という感じだった。

観客で最も多かったのは、中学生(多分バスケットボール部なのだろう)で2Fはほとんど彼らが占めていた(2Fで観戦するつもりだったが「売り切れ」だったので、仕方なく3千円を奮発することになってしまった。地元の学校へのセールスがあったのかもしれない)。次いで親子連れなのだが、なぜか母親と子どもという組み合わせも多かったように思う。

それに、年配の人たちで、私よりも背の高い人が多かったのをみると、昔バスケットボール部に入っていた人たちなのだろう。カップルや、サッカーのサポーターのようなグループで来ているような人は少なかったように思う。フリースローの時にはいっせいにブーイングが起こるので秋田のサポーターが識別できるのだが、千葉まで応援に来る人が50人ほどいた(隣のディズニーランド見物と兼ねて来ているのかもしれない)。

場内アナウンスや、チアリーダー、太鼓の音でそれなりに雰囲気は演出され、千葉の猛反撃もあってそれなりに2時間を楽しむことができたのだが、公共施設ということもあってまだまだ改善の余地がありそうだ。

一つはトイレだ。集客施設によくあることなのだが、トイレの数が少なく、ハーフタイムには長蛇の列になってしまい、歌舞伎座やサントリーホール、国立競技場などと同じ光景が展開されていた。小さな子供を連れての観戦はちょっと大変だと思う。

もう一つは、ビール片手にという観戦スタイルが取りにくいことだ。会場内はビールを持ちこめるのだが、肝心のビールを売っている場所が観客席から遠く離れた場所にしかなく、もう一杯飲もうという気分にはなれなかった。周りを見渡してもビールを飲んでいる人は私以外にはなかったように思う(トイレが少ないためかもしれないのだが)。

子どもの数が多いので、入場料収入はあまり多く見込めないうえに、飲食収入も期待できない。固定した施設でなく、千葉県内8か所の体育館を転々として運営しているため、「指定管理者」にもなることができず客単価の向上は容易ではないだろう。千葉ジェッツは9チームある赤字チームの一つだと思う。

4月には千葉市のポートアリーナで、チャンピオンの琉球との試合が予定されている。ポートアリーナでは世界柔道選手権が開かれたこともあり、もう少しスポーツ観戦を楽しむノウハウがあるだろうから出かけてみるつもりだ。

写真を掲載しようとしたのだが、入力スタイルが変わってしまったので上手くいかなかった。



昨日は北風が強く、この冬一番の寒さだった(少なくとも体感的にはそうだった)。その流れで、今朝は一段と冷え込み、6時前に起床したものの、あまりの寒さに寝床に逆戻りして2度寝をしてしまった。三寒四温を繰り返しながら春に向かうのだろうが、三寒を省略して、四温だけにしてもらいたいものだ。

一昨日、ロシアに落ちた“隕石”のニュースは、BSの海外ニュースで「小惑星が地球に接近するが衝突の危険性はない」という話題の後に、テロップが流れてきたのであまりにもタイミングがよいので驚いたが、別物ということが分かって少しほっとした。

しかし、昨日になって事故の模様が明らかになり、さらにNASAの発表を眼にして再び驚かされた。NASAの発表によると、直径17m、重さ1万トンという“小惑星”が、時速6万キロで地球に突入したというものであった。隕石ではなく、小惑星の衝突だったわけだ。

特に目を引いたのは、時速6万キロという猛スピードである。光の速さは30万キロであるから光の速さには及ばないものの、音の速さは1千キロちょっとであるからその60倍くらいのスピードで突っ込んできたことになる。小惑星が地球にめがけて突進してきた時には、映画アルマゲドンのように核爆発を起こすようなことは必要なく、少し刺激を与えて方向をほんのわずか変えるだけで十分だという解説がされていた。

しかし、6万キロというスピードで突進してくる相手に“少し刺激”を与える事ができるのか、気になって調べてみた。ピストルの弾丸だと時速1400キロくらいで、音速を少し超える程度、ライフルだとその2倍のスピードであるらしい。もちろんピストルや、ライフルでは対処できるわけがないので、ミサイルをということになるのだが、ミサイルでもマッハ20程度なので小惑星の1/3にしか過ぎない。命中させるにはよほどの腕がないと無理ということか。

物干しに上がって空を見上げながら、星が落ちてくるのを心配している落語に出てくるような話になってしまった。少し暇すぎるようだ。
昨日触れた「よにんがごにんたいほ」の話題に、早速何件かの検索サイトからのアクセスがあった。平仮名での検索であり、私と同じような笑いのツボを持った人が多いということか。今朝のNHKのニュースでは「4人が誤って逮捕された問題で」という表現に改めていたのだが、こちらの表現の方が聞きやすいということは言うまでもない。

アンケートを作る際に心がけていることの一つは、“やまとことば”を極力用いるようにしていることだ。一昔前のアンケート調査では、調査員が面接して聞きとるスタイルが一般的だった。調査員が質問を読みあげるため、聞き取りにくい言葉を避ける事が必要で、「誤認逮捕」ではなく「誤って逮捕」という表現になる。

“やまとことば”というのを辞書で調べると、「(漢語や外来語でなく)日本本来の言葉」とされている。これでは少し抽象的すぎるので、私の定義は「平仮名で書いても意味が通じる言葉」と考えるようにしていた。アンケートだけでなく、著書などの文章を書くときにもできるだけ“やまとことば”を使うように心がけている。テレビやラジオなど、音声を通じて伝える時は“やまとことば”での言い回しがよいのではないだろうか。

今晩からまた空模様が怪しくなりそうだ。成人の日は雪にはならないという予報にしたため“不意打ち”を喰らい大混乱になった。この反省から、先日は大雪の警戒を呼び掛けたため、肩透かしならぬ“雪透かし”で都知事なども気象庁批判のコメントを出していた。

いずれのケースも、台湾付近で発生する“台湾坊主”の仕業なのだが、最近の気象用語では台湾坊主ではなく、“南岸低気圧”という表現をしているようだ。最近では竜巻被害をもたらすような、急激に発達する“爆弾低気圧”という言葉が注目されている。

はじめて南岸低気圧という言葉を耳にした時、爆弾低気圧に続いて“弾丸低気圧”という新しい表現ができたのかと“誤認”してしまった。漢語の多用は避けたいものだ。



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