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今日は書きたいテーマの多い日だ。昨日実施された全国一斉学力テストの問題(4月に実施して結果のフィードバックが秋になることや国語の問題に数学や理科の内容が入っていること)、取調べ中の容疑者が居眠りの隙を付いて逃亡した問題(居眠りをした19歳の巡査は前日の朝9時から勤務を続けており30時間ほどの勤務の中で1時間しか睡眠が取れなかったこと)、漢検問題(メディアの魔女狩り体質の典型)、臓器移植法の改正問題などである。

そんな中で、今日取り上げたいのは和歌山の毒入りカレー事件で、林被告の死刑が最高裁で確定したことである。

この判決に疑問が残る。自白や物的証拠がなく状況証拠だけであること、動機が解明されないままであることの2つの問題を抱えながら死刑という最も重い判決が下されたことである。

無差別大量殺人という事件の犯人に対して、死刑の判決はやむを得ないとは思う。自白の強要による弊害を考えると、状況証拠だけの判決も認めなければならないかもしれない。

しかし、動機が不明のままなら話は別だと思う。“事実”を明らかにするには5W1Hが満たされており、その中でもWhyということが最も重要だと私は思っている。何故ということが出発点ではないだろうか。この何故が明らかにされないまま、状況証拠だけで死刑の判決を下すのは問題だと思う。この事件の判決は、死刑か無罪かの両極端が問われるだけに余計そう感じざるを得ない。

「疑わしきは被告の利益」という推定無罪の原則はこの事件にはあてはまらないのだろうか。

これからはじまる裁判員制度を考えると、この事件はもう一つ問題があると思う。この事件は捜査段階でメディアの報道が過熱し、連日のように“状況証拠”が明らかにされていた。

裁判員がこのメディアによる刷り込みを排除して正しい判断ができるのか疑問が残る。
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日立の「エコ冷蔵庫」の不当表示が公正取引委員会によって明らかになった。「省エネ大賞」会長賞を受賞し、半年間に30万台が売れるヒット商品に偽装があったわけだ。

「業界で初めてリサイクル材を活用した真空断熱材の採用」「製造工程でのCO2排出量約48%削減」と表示していたのだが、リサイクル材の使用は一時期一部に使われただけ、製造工程での削減率は4年前の工程との比較で、直近のものとはほとんど同じであったという。

消費者が商品を購入する際に、環境問題を意識することが多く、極めて悪質な行為である。食品偽装は中小企業での犯罪であるが、今回は大企業による偽装事件であり、影響は大きいと思う。

日立にとっては致命的な事件になるかもしれないのだが、事態の深刻さの認識が甘いような気がする。日経の記事で日立アプライアンスのコメントは「誤解を与えたことは大変申し訳なく、お詫び申し上げる。コンプライアンス体制を強化することで、よりわかりやすい表示をするよう務める」とされている。

勘違いも甚だしいコメントだと思う。偽装という認識ではなく、表現が行き過ぎたという態度である。不適当な表示で、嘘はついていないととれるのだが、果たしてそうだろうか。購入した消費者は「騙された」と感じると思う。

消費者意識の高まりで、近年企業の不祥事(特に安全や偽装)に対しては厳しい評価を下されることが多くなっている。日立アプライアンスのコメントは消費者を甘く見すぎていると思う。危機意識が乏しいのではないだろうか。

社長が替わったばかりで、昨日は最初の会見が行われた日である。いきなり危機管理能力が問われた格好だ。その会見の目玉は、半導体事業部門への公的資金の導入申請であった。経営陣が交替していきなり公的資金による援助を求めるというのもどうかと思うのだが、偽装を行った会社に税金の投入というのは消費者に抵抗があるのではないだろうか。

甘く見すぎているような気がする。

金曜日が少し寒かった以外は、このところ初夏の陽気が続いている。気温が高めに推移することにより、外出する機会が多くなり、景気回復に多少の効果はあると思う。気温が1度上がるとビール消費量が…という関係は、ビールだけでなく消費行動全般にわたると思うのだがどうだろうか。とはいえ、貧乏生活が続く私は散歩以外で外出することはなく、じっと耐えているだけなのだが。

今日は皐月賞がある。天気がよいので中山競馬場へ出かけたいのだが、上述の理由によりテレビ観戦しかできないのが残念である。

その皐月賞で前日発売の単勝オッズが1.8倍の圧倒的1番人気になっているのは、ロジユニバースという馬である。これまで4戦全勝で重賞レースを3つも勝っているのだから人気になるのも当然である。

ロジという言葉は、ロジスティクスの省略した言葉として用いられることが多く、調べてみるとこの馬のオーナーは山梨県の物流会社の社長であるようだ。

話題の馬のオーナーということで最近スポーツ紙によく取り上げられるが、なんと初めて持った馬が皐月賞の本命馬であるらしい。このご時世に馬主になる人が居ることも驚きだが、個人金融資産が1400兆円あるそうだから、それが姿を見せたということかもしれない。

私も30年ほど前に一口馬主になったことがあるが、2着に1度なったことがあるだけで、一つも勝てずに引退してしまった。毎年4000頭がデビューして、そのうち勝利を治めるのは1500頭程度であり、半数以上は未勝利のまま姿を消すことになる。このオーナーは5頭を初年度に所有し、そのうちの1頭はデビューがかなわなかったが、3頭が勝ち上がり7勝しているという。

強運のオーナーといえば、ディープインパクトのオーナーが思い浮かぶ。この人の場合は、馬主になった年に購入した馬の中からG1を2勝する馬が出たのをはじめ、ダービーを2回勝ち、ジャパンカップダートを3勝するなど、有力馬を次々送り出し、競争生活を引退した後で種牡馬としても活躍する馬を輩出しており、競馬で儲けることができる稀有な存在である。

ここまでになると強運だけでは片付けられず、仔馬を見てその可能性を見出すという飛び切りの相馬眼の持ち主ということに敬意を払わなくてはならない。

ロジユニバースのオーナーがディープのオーナーに続く存在になりそうかは今日のレースでわかると思う。個人金融資産1400兆円の活用が言われているが、強運のオーナーの出現はその呼び水になるかもしれず、勝利を願いたいものだがどうだろうか。

私の予想では、ベストメンバーかナカヤマフェスタが穴を出すと思うのだが…

今日はこのブログで取り上げたいニュースが多い日だ。報道側の問題が3つもある。一つは鑑定記録が秘密漏示罪に問われた事件(これは著者の問題だと思う)、週刊新潮の誤報問題(連載の1回目は読んだがインチキ臭く、2回目以降は読まなかった)、もう一つ週刊新潮の為末選手への損害賠償問題(多くの人は電車の中吊り広告しか見ない)で、報道といっても出版社の問題でもある。

さらに漢検の理事長辞任問題(天下りのいない公益法人は「監督官庁」から徹底したイジメにあう)、松坂の故障者リスト入り(WBCの後遺症で岩隈も同じ症状になっていると思う)などである。

2本くらいアップしたいところだが、今朝はサーバーのメンテナンスのため8時までブログを書くことができなかったので、“厳選”して一つの話題を取り上げる。

育休法改正案についてである。今朝の日経によると、厚労省は子育て支援の一環として、3歳未満の子供を持つ親の残業を免除したり、育児休業を取った社員を解雇した企業の罰則を強化するという内容になっている。

少子化対策は政治の重要課題だが、育児休業制度による効果には少し疑問がある。少子化の背景には高学歴化やサービス職の拡大(製造業のスタッフ部門もサービス職である)があり、女性の活躍する場面が飛躍的に増えたことがあると思う。

事務処理など作業が中心の場合では代わりがきくが、専門性が強い職種となると簡単ではないと思う。むしろ仕事も子育ても両方が成立するような施策も考えるべきではないだろうか。

例えば、保育所の終了時間と親が帰宅するまでの間に一時預かりをしてくれるサービスがあるが、ボランティア的活動で組織だった活動としてはやや弱く、この活動をサポートする施策が考えられる。

地域の元気な高齢者の活躍の場を作ることにもなり、「地域で子育て」するというコンセプトにも合致すると思う。

人口減少社会において女性は貴重な労働戦力である。残業免除も結構だが、これの恩恵を受けられない人もおり、あの手この手の対策を一杯考えるべきではないだろうか。

ところで、少子化担当大臣がいたように思うのだが、何をしているのだろうか?

痴漢事件で、一審、二審の有罪判決が最高裁で逆転判決が出た。最高裁は法解釈を主として行い、実際の事件に判断をすることは極めて珍しく、異例の判決といえそうだ。

痴漢事件は、空いている電車ならば目撃情報もあるのだろうが、満員電車では目撃も難しく、被害者の申告による状況証拠しかなく、極めて難しい事件だ。しかも、被害者の認識という曖昧なものも存在する。

恐ろしいのは、一端犯人に仕立て上げられると、それを覆すのは最高裁も指摘しているように極めて困難なことだ。やっていないことを証明するような証拠は出しようもないので、男としては自衛するしかない。

満員電車には乗らないことがまず最初だが、京葉線は比較的空いていたが、現在主に利用する東西線の混雑は半端ではなく、仕方なく両手で吊革を握るようにしている。遠くからでも手を伸ばすようにしているが、かなり苦しい態勢になる。

最高裁は合議制で決められ、2人の裁判官は有罪の判断をしたが、多数決で無罪となった。それほど微妙な問題であると思う。「疑わしきは被告の利益」という推定無罪は、痴漢事件の特殊性から考えてみるとあてはまらないのだろう。

男にとっても恐ろしい事件だ。



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