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オリンピックがいよいよ開幕したが、10数度という信じられない気候での開催となっている。連日の猛暑でうんざりしているこちとらにとってはうらやましい限りだ。真夏の祭典というイメージは持たない方がよいかもしれない。

猿も木から落ちるということわざがあるが、「内村も鉄棒から落ちる」という言葉にとって代わるかもしれない。鉄棒だけでなく、あん馬からの落下もおまけで披露してくれた。

なんでも賭けごとの対象になるイギリスでは、内村の金メダルはブックメーカーによると1.25倍という大本命の扱いになっている。絶対的な実力者が敗退する大番狂わせは、日本男子がスペインを破るというジャイアント・キリングを皮切りに、金メダル14個のフェルプスが日本の高校生にも及ばずに4着になったり、北島のあわや準決勝敗退かというシーンにも現れている。

サッカーの快勝でスタートして勢いが付いたように見えるが、福見は銅メダル決定戦にも敗れたし、射撃の金メダル候補も予選落ち、それに内村や北島も前途多難を思わせる内容であり、気負いすぎによる失速が気になるところだ。

覚悟はしていたのだが、オリンピックのゴールデンアワーは0時を過ぎてからやってくる。暑い中での睡眠不足は致命傷になりそうで、ライブで観るものを厳選しなければ、身体を壊しそうだ。今晩のサッカーはパスをせざるを得ないのだろうか。


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昨夜は朦朧とした目で必死に画面を追いかけていたが、前半はほとんどどんなサッカーだったのかの記憶はない。日本のカウンター攻撃のスピードが速いということぐらいの印象しかなかった。

突然意識が蘇ったのは、永井が反則で倒されレッドカードによってスペインが10人になってからだった。1人少なくなってもスペインにボールをキープされる時間が多かったが、目を覆いたくなるようなピンチは全くなかったように思う。オーバーエイジの2人が、その役割を十分果たしたからだろう。

逆に、日本のカウンター攻撃で、何度も決定的なチャンスを作り、3-0でもおかしくない戦い方だったと思う。オリンピックでは、日本のサッカーは何度も強豪国を倒している。古くは、戦前のベルリン大会でスウェーデンを倒して、“ベルリンの奇跡”という言葉が登場した。

東京大会は、アルゼンチンに勝っている。この2つは生まれる前だった試合と、学校で授業中だったためにみていない。この目でしっかり見届けたのは、アトランタ大会でブラジルを倒した“マイアミの奇跡”だ。日本は防戦一方で、ゴールキーパーの川口の獅子奮迅の活躍で何としのぎ、ゴール前へのロングボールがラッキーバウンドして1-0の勝利になった。

楕円球のラグビーボールなら不規則バウンドは当然のように起こるが、丸いサッカーボールが不規則にバウンドするというのはめったにお目にかかるものではなく、奇跡と呼ばれるゆえんだ。

昨日の試合は、王者を相手に真っ向勝負で破ったものであり、奇跡という言葉は似つかわしくはない。なでしこの陰に隠れて、男子サッカーの五輪代表の注目度は一段低かったように思うが(私もそうだった)、見直されることになりそうだ。

それにしても、これまで日本代表はカウンター攻撃を喰らうことはあっても、昨日のようなカウンター攻撃の冴えを見せた試合は記憶にはない。早い選手がいるというのは強力な武器であることがよくわかった。永井のところに、ヨーロッパのクラブから昨夜は何本電話がかかってきたのだろうか。

野球用語(?)に、「らはち」という言葉がある。草野球では、チームで最もへたくそなメンバーがライトを守り、8番を打つことが多いことからつけられた名前だ。ヤンキースへ電撃移籍したイチローが、早速出場したのだが、この「らはち」での登場であった。イチローにとって、8番を打つのは生まれて初めての経験ではないだろうか。

日本時間の8時過ぎに記者会見し、3時間後の11時からの試合には、31番の背番号をつけて登場したのには驚かされた。たまたまシアトルでヤンキースとの3連戦が予定されており、一塁側から三塁側のベンチに移動しただけなのだが、早技にはびっくりした。よくユニフォームが間にあったものだと感心させられたりもした。

突然の発表にフアンは驚いたと思うが、私が一番気になったのはイチローが初めて打席に入った時に、観客がどのような反応を示すかだった。昨日の試合でもヤンキースの3番で登場したA.ロッドはマリナーズでキャリアをスタートさせ、イチローと入れ替わるようにレンジャースに移籍した選手だ。

その後ヤンキースへ移籍したのだが、昨日の試合でもそうだったがいまだに、打席に入るたびにシアトルのフアンからはブーイングの嵐を浴びている。裏切り者は許さないということなのだろう。電撃移籍が発表された直後の試合で、どんな反応を観客が示すのか興味津々だった。

驚いたのは、3回にイチローが最初の打席に入った時に、ブーイングではなくスタンディング・オベーションで迎えたことだった。裏切り者ではなく、心から送り出すという態度であった。イチローが総立ちの観衆にこたえて、帽子をとって一礼をした姿を見た時には、年齢を重ねるとともに緩くなってきた涙線を、抑える事が出来なくなってしまった。

前兆はあった。ライトスタンドに掲げられている、イチローのヒットをカウントする「イチメーター」はそのままあり、「ありがとう」の文字が添えられていたからだ。心暖まる拍手にこたえてクリーンヒットと盗塁のおまけまで付けたのは、流石の千両役者ぶりだった。

しかし、活躍もそこまでで、後の3打席は凡退で、特に3打席目の一塁を強襲した当りは内野安打にならず、衰えを改めて感じさせられもした。線香花火の散り際を楽しみたいのだが、オリンピック期間中どれくらい放映されるのだろうか。今日と明日は取りあえず放映されるようだが…


イチローがヤンキースに移籍するとのテロップが流れた。ここまでの情報では、このトレードはイチロー自身が球団に申し入れたようで、オールスター休みの間に決断したようだ。

10年連続で200安打を達成して緊張の糸が切れてしまったのか、昨シーズンは184本のヒットに留まり、並みの選手では十分な働きなのだが、超一流選手の数字としては物足りないものになってしまった。今シーズンは巻き返しなるかと思わせたが、開幕戦とダルビッシュに対戦した時だけしか輝きは取り戻せなかった。

イチローの永遠のライバルである松井も、ようやく復帰した試合でホームランを打って千両役者ぶりを見せたが、その後の不振は目を覆うばかりであり、何時首を切られてもおかしくない状況にまで追い込まれている。2人とも、最近の活躍は刹那的な線香花火のような気がしてならない。

イチローは38歳、松井は37歳であるが、スポーツ選手の活躍する年齢はドンドン伸びているような気がしていた。イチローなどは、45歳になっても現役でバリバリ活躍していることを想像していたが、昨年内野安打が急減し200本に届かなかった。打てなくなったのではなく、内野安打を稼げなくなったことでイチローの衰えを感じさせられたものだった。

イチロー自身が申し入れたトレードであることを考えると、環境を変えたかったのだろう。ヤンキースに身を置くことで刺激を受け、もう一度輝きを取り戻す可能性はあると思う。

しかし、最近の軌跡を重ね合わせると、輝き方は大輪の花火ではなく線香花火のようなのかもしれない。線香花火のはかない美しさは、日本人の心を揺さぶるものであり、じっくり楽しみたいものだが、BSはこれから2週間オリンピック放送中心の編成になる。イチローの線香花火的活躍はどれだけみられるのだろうか。

イチローは環境を変える選択ができたが、松井に選択の余地はあるのだろうか?


 

プロ野球選手会が、WBCへの不参加を発表した。よくわからない問題だが、収益配分の偏りが是正されないことに対する抗議の意味をこめてのものであるらしい。メジャーリーグと、選手会に66%配分されているのに対して、日本への配分額は13%と大きな開きがあるためで、メジャーの金儲けに利用されているだけだという意識のようだ。

16カ国が参加している大会だから、単純に参加国で割ると6%ちょっとになり、日本はその2倍を獲得しているのだから、“優遇”されているという見方もできる。しかし、収入の多くを占めるスポンサー料は、日本が半分以上占めているのに取り分が少ないことが問題になっているとのことである。

取り分というと個人の金儲けの事を連想してしまうが、オールスターに合わせて開かれた選手会の総会で、満場一致で決められたのだからそうではないのだろう。選手会としての活動に充てる自主財源についてのものだと思う。

情報が少なくて、参加拒否についての判断は今のところできないのだが、テレビのニュースで流されたコメントについて気になることが2つあった。

コミッショナーは、「多くの日本のフアンにとってのWBCの意味も考えてほしい。それは金目では換算できない。出ないことの影響も真剣に考えなければ。」とコメントしている。去年の開幕時期を巡るゴタゴタの時は、特定球団の意見に同調し、国民の心理には全く関心をよせなかったのに、今回は“フアンの気持ち”を持ち出している。

WBCに利権を持つのは読売新聞だろう。去年の開幕のゴタゴタも、主犯は読売である。どうもコミッショナーというのは、読売の傀儡としか見えないのは、うがちすぎだろうか。

もう一つは、メジャー関係者のコメントで、「主催者には、世界に野球を普及するためのものや、出場選手の保険料などの経費負担が大きい。もし保険料負担をしなければ、出場国が3~4カ国になってしまうだろう。」というものである。

普及費用と並んで、保険金の支払いを取り上げている。大会で怪我をして、選手生命に影響を及ぼすようなことがあれば大変だから、保険を掛けるというのはわかるのだが、66%と13%の大きな差になるような高額保険料が必要なのだろうか。

野球よりも身体がぶつかり合って怪我をする可能性が高いサッカーやラグビーのW杯では、保険金がどうなっているのか。前回のWBCでは村田が怪我をしてしまったが保険金はどれくらい支払われたのだろうか。

保険についていくつも気になることが出てきてしまった。選手会の参加拒否は、よくわからないことだらけだ。




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