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今日のダルビッシュは上々の立ち上がりで、2者連続3振の後はファールフライである。と思ったら、2回は先頭打者にストレートのフォアボールにデッドボールでノーアウト一二塁のピンチを招いてしまった。

ここからがダルビッシュの真骨頂で、レフトフライに2連続3振でピンチを切り抜けた。この間の試合ではカーブが有効だったが、今日はスライダーの切れが抜群で、これが決め球になりそうだ。普通のピッチャーなら3~4種類の球種を投げ分けるのだが、ダルビッシュは10種類くらいの持ち球があり、どの球がその日の決め球になるかを見る楽しみがある。

球道の違いがはっきりするセンターカメラ中心のテレビ観戦の楽しみ方の一つだ。3回は3者凡退で、二人が3振だ。スカウティング・レポートは届いているだろうが、あまりにも球種が多すぎて、戸惑いながらバッターボックスに入っているようだ。

ここまで好調なピッチングで、4回も3振とセカンドゴロとツーアウトまできて、初めて許したヒットがホームランになってしまった。スライダーが甘く入ってのもので、今日の決め球になっていたのに、調子に乗りすぎたということだろうか。

「ダルビッシュ絶好調」というタイトルにしようと思っていたが、もう少し見守る必要がありそうだ。今日の仕事は午後からなので、このままダルビッシュのピッチングを楽しむことができそうだ。


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ロンドン五輪サッカーの組み合わせが決まった。NHKの7時のニュースで一部が生中継されていたが、突然生中継の画面が飛びこんできたために何がなんだかさっぱりわからなかった。後になって振り返ると、画面でその時映しだされていたのは、スウェーデンが日本のグループに入った時だったようだ。

生中継は速報性を武器にするテレビメディアの売り物だが、前後の脈絡がわからなければなんだかさっぱりわからないだけでなく、場合によっては誤ったメッセージを送ってしまう可能性もある。ビールと同じようになんでも“生”が良いとは限らないということか。

その抽選結果であるが、男女ともまずまずの国に入ったのではないだろうか。なでしこの場合は、前回大会までなら組み合わせに一喜一憂していたのだが、W杯以降の安定した戦い方から、相手がどこになっても同じだという気分になってしまうのは不思議な感じだ。

予選リーグは2位+3位の2カ国が突破できるのもそうした気分にさせるのだろう。足下をすくわれるとしたら、決勝トーナメントで北朝鮮と対戦した時ぐらいだろう。大柄な欧米系のチームはいなすことはできても、北朝鮮の粘り強い戦い方には苦戦することが多いのは、アジア最終予選でも明らかだ。勝ち上がり方に注目だ。

一方の男子は、スペインは強そうだがホンジュラスやモロッコはなじみのないチームだ。アメリカ大陸でも南米のチームにはこれまで分が悪かったが、中米のチームには何とかなりそうだ。アフリカ相手でも、このところそん色ない戦い方が出来ているように思う。1勝1引き分けは期待できそうだ。

緒戦がスペイン相手なのも良い巡り合わせだと思う。スペイン相手に負けてもそうダメージは残らないだろうし、引き分けなら儲けもので“勝ったような気分”になるのではないだろうか。強豪国はピークを後半に持ってくるだろうから、引き分けるチャンスはあると思う。

今の予定だと、オリンピックのころが仕事の忙しさのピークになりそうな感じだ。なるべく前倒しをするつもりなのだが…

昨日のプロ野球は“敬老の日”だったようで、46歳8カ月と4日の山本が最高齢先発勝利投手の記録を更新したのをはじめ、38歳の中村がサヨナラ・ホームランを打つなどの大活躍だ。最高齢勝利投手の記録は48歳になっているから、山本がどこまで記録を伸ばせるのか楽しみが一つ増えた。

野球に限らず、高齢のアスリートの活躍が目立ち、馬術のロンドン五輪の代表は71歳で、48年前の東京オリンピックにも出場していたというのは驚きだ。もっとも、障害やクロスカントリーなどの体力が要求される種目ではなく、いかに馬を操るかの技術を競う馬場馬術の代表というので何となく納得できるものではある。

水泳でもまもなく30歳を迎える北島が、4回目のオリンピックの代表を決めている。水泳選手というと、私の中には10代のスポーツというイメージがあったが、今回の代表でメダルを狙える位置に居る松田や寺川も27歳である。

先日の代表選考会では、一昔前の日本の水泳のエース格であった背泳の稲田や萩原選手が、30歳代になって代表の椅子にチャレンジしていた。日本人の高齢化が、アスリートにも伝播しているような光景だ。

トレーニング方法や、身体のコントロール方法の進化が大きいと思う。進化どころか、常識が一変してしまったものさえある。例えば、「投手の肩は冷やしてはいけない」という迷信があり、400勝投手の金田などは、夏でも長袖で扇風機にもあたらないという生活を続けて400もの勝ち星を得たと言われていた。

しかし、最近では試合直後のインタビューで投手は氷で膨れ上がった肩を抱えた姿で受け答えするのが当たり前になっている。昔は全く逆の事をやっていたわけだ。

辛い練習に耐えて「根性を磨く」ために、練習中に水を飲むことは禁じられていた。今では熱中症を予防するためにも、積極的な水分補給が奨励されている。これも真逆の行動だ。

少し前までは、現在の常識とは真逆の常識がまかりとおていたということは、科学の進歩の中で、「スポーツ科学」は一周遅れのような感じがする。長寿社会を迎えて、スポーツ科学は不自由なく生活をいつまでも続けていくためには欠かせないものであり、これからドンドン進化していくのではないだろうか。

46歳の山本投手は、高校時代には「肩を冷やすな」「水を飲むな」と言われていた世代だと思う。スポーツ科学の新しい常識で育ったアスリートがどれだけ選手寿命を延ばすのか楽しみにしたいところだが、古い常識で育ってしまっただけに、いつまで見届ける事が出来るのか気になるのだが…

爆弾低気圧が通り過ぎるのを待っていたかのように、サクラが咲き始めた。週末は花見が楽しめそうで、今年はどこでサクラを楽しむか思案中である。

今週は、水泳のオリンピック代表選手選考を兼ねた日本選手権が開催されており、NHKで連日その模様が生中継されている。

オリンピックの代表選考というと“もめる”という言葉が枕詞につくのではないかと思うほど、過去には物議をかもしたケースが多かった。代表的なものはマラソンで、ソウルの時の瀬古や、バルセロナの松野と有森などはスポーツニュースの枠を飛び越えた騒動として報じられていたように思う。

水泳でも、シドニーの時の代表選考に一騒動あり、国際スポーツ仲介所に申し立てが行われた記憶がある。水泳連盟はそれに懲りたのか、前回の北京の時から五輪の入賞ラインの目途になる記録を設定し、日本選手権でこの記録を上回った上位2人を“自動的”に代表に決定するという方式が取られるようになった。

過去の実績は全く考慮されず、一発勝負での決定方式である。陸上競技は、屋外で行われるため気温や風に記録が左右されるため、日本選手権での一発勝負というわけにはいかず、期間を区切りその間に標準記録を突破した中から選ばれるシステムになっている(日本選手権で標準記録を突破して優勝した選手は優先して選ばれることにはなっている)。

水泳の場合は屋内競技であるため、気候のコンディションの問題がないために一発勝負も可能なのだろう。それに大会に向けてコンディションをいかに整えるかも選手の実力のうちであり、一発勝負で決定する意義は大きいと思う。

さらに、陸上の標準記録は、国際陸連が参加者を抑制するために設定したものであるが、水泳の場合は日本水連がオリンピックでの入賞ラインを想定した独自の記録である点にも意義があると思う。勝負になる選手しか代表に選ばないシステムである。

競技によっては、日本記録を更新しても代表に選ばれないケースもあり、ハードルは高いものである。昨日も、大接戦で派遣記録を上回りながら、0.02秒差で3位になったため、代表になれなかった選手もいた。悲喜こもごもである。

ゴールした瞬間に代表が決定するという、スリリングさは究極のスポーツの楽しみ方だと思う。番組では、水から上がってすぐに代表決定者へのインタビューも行われており、生の選手の感動が伝わってくるのも魅力だ。

今週は、グラス片手に一発勝負の魅力を楽しむことになりそうだ。
昨日の夕方から、天気予報では大荒れの警報を連呼している。「夕方には出かけるな」、「交通機関の乱れも予想されるので早めに帰宅するように」といった、脅し文句が並んでいる。日本海を低気圧が進むためだが、予想気圧では986ミリとちょっとした台風レベルになっている。

通常日本海を進む低気圧は1000ミリ前後で、オホーツク沖で発達して台風並みに発達するというのが冬場のパターンだから、猛烈な南風の洗礼を受けるわけだ。BSの海外ニュースを見ていると、韓国や中国では大荒れの天気が大きなニュースになっている。大きな被害を与えた低気圧がそのまま進んでくるのだから、大騒ぎをするのは無理もないことか。

この低気圧の接近で、高校野球の決勝が4時プレーボールに変更された。早めに帰宅した人や、外出を控えた人の暇つぶしに合わせたかのような時間設定だ。

ところでその決勝だが、最近プロ野球選手を続々送り出している大阪桐蔭と、留学生が大半を占め“関西弁の青森代表”の光星学院との対戦になった。プロ野球選手の予備校のような対戦であり、今日の出場選手の中から何人かはプロ野球のユニフォームに袖を通す選手が居るのだろう。

今日は早めに帰宅して、何人プロ野球に進む選手が現れるのかを楽しみに、テレビ観戦をしよう。


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