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自民党の後継総裁選びは、前回は出馬を見送った福田元官房長官が、出馬を匂わすと雪崩を打ったように、派閥の領袖たちが福田支持を表明し、ほぼ勝負ありの感じである。昨年の総裁選挙で、安倍支持が一挙に膨れ上がり、大勝した時と同じような構図になりつつある。

昨日の昼までは麻生幹事長が本命と目されていたが、一気に情勢が変わってしまった。小選挙区制度では1選挙区に1人の公認しか得られないため、反主流的行動がとり難いという事が背景にあるのだろう。

安倍体制で冷遇された感じのあった、古賀派や谷垣派が先頭切って福田支持を打ち出したのが象徴的である。勝ち馬に乗るという風潮は政治の世界だけでなく、色んな分野で表れている。

出版やDVDの販売数量は低下を続けているのだが、ヒット商品は過去最高を更新するような大ヒットとなるケースが多い。映画の世界でも同様のことが見られる。これらはすべて勝ち馬に乗るという意識につながっているのではないだろうか。

成熟社会においては、選択の自由度が高まり多様化を求めるのが自然な流れのはずである。しかし、実際には集中化の方向に向かって流れている。これは自分の選択眼(目利き)に自信がないために生じることなのだろうか。何かおかしい気がする。

密室での総裁選出は行わないというお題目を唱えているが、実際には派閥の合従連衡で政権をたらい回ししようとしている。90年代以前の自民党を見ているようだ。

国民の期待とかけ離れた政権選択のプロセスである。勝ち馬に乗って負け組みになるという過ちを2度続けてやることになるのではないだろうか。懲りない人たちだ。

それにしても、福田VS麻生どちらが勝つにしても、元首相の2世、3世だ。小泉、安倍も政治家を親父に持っている。政治家という言葉に家という文字がついている。家業という意味なのだろうか。

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昨日介護保険のことについて触れたが、夜のNHKスペシャルではコムスンの撤退の影響について取り上げられていた。番組によると、コムスンしか行っていなかった僻地や夜間の訪問介護についての影響が、特に大きいようである。

コムスンが僻地や夜間など他社がやりたがらない分野にも積極的に対応したのは、No1の地位を確保するためで、規模のメリットを追及することと、1番ということでの時価総額を高めるという戦略のためである。

コムスンの事業は県単位で他の業者に譲り渡されるが、僻地や夜間での訪問介護が続けられるか疑問視されている。山間部で片道30分かけて介護に訪問したとしても、現在の制度では往復の時間はカウントされないため、ただでさえ減額が続いている介護報酬の制度では、やがては切り捨てられるのではないだろうか。

もう一つ気になるコムスン撤退の余波は、制裁におびえサービスを躊躇する業者の姿である。コムスンが撤退せざるを得なかったのは、厳しい行政処分の結果である。

増大し続ける介護費用について、行政側は抑制化を進めようとしている。例えば介護は当初立てられたケアプランに添って行うことが義務付けられているが、対象者の症状は日々変化しており、変化に即応した活動をすれば法令違反ということになるという。

その場合、不正請求ということになり、請求額の返還はもとより、場合によっては行政処分ということになる。規模の小さな業者やNPOにとっては致命傷にもなりかねない。

生身の人間が対象の事業であり、プランどおり事が運ぶ方が珍しく、臨機応変の現場での対応が求められるのであるが、制裁の恐怖に怯えてままならないであろう。これは制裁する側の「行政判断」の基準が明確でないためである。不服申請をしても行政側の判断には変わりなく、第三者機関が中立な立場で裁定するような方法が必要となるのではないだろうか。

昨日のNHKの取り上げ方は問題点を鋭く抉り出しており、年金問題と並んで政治家にとって重要テーマとなるのではないかと思う。なぜなら、人間や社会をどう捉えるかがベースとなり、アイデアを出し知恵を絞らなければならないため、いわば「政治力」の実力テストのようなものだからである。

追伸
時化後の荒食いは日曜だと予想したのだが、1日ずれて月曜だった。南房総では6Kgの見事なシマアジがあがっていた。


最近気になることの一つが、介護保険制度の瓦解である。少子高齢化の進展により影響を受けるのは年金制度だけでなく、社会福祉制度全般に影響をもたらすのである。

文京区立の特別養護老人ホーム「くすのきの郷」が、東京都から事業者指定の取り消しを受けた。天皇陛下も視察に訪れたことのあるCSの高さに定評のある施設だが、ボランティアとして受け入れたフィリピン人の女性を職員と偽って夜勤に組み入れ介護保険を不正に受け取ったというのが理由である。

その背景には、介護報酬の少なさによる慢性的な人出不足がある。介護報酬は公定価格であり、しかも年々その金額は減少傾向にある。介護の仕事に従事して食べて行くのは容易なことではなく、その結果なり手が少なくなっているのが人出不足の要因である。

夜勤の人数を一人増員するのは、一人増やすだけでは解決しない。3日で1日担当という制度になるために、3人の増員が必要なのである。職員へのなり手が少ない中での増員は、事業者にとっては極めて厳しいものとなっている。このままでは、人出不足のために施設を閉鎖せざるを得ない事業者がドンドン出てくるのではないだろうか。

介護保険制度が導入されたのは2000年からだが、度々見直しが行われ、介護認定の基準が厳しくなるとともに介護報酬の切り下げが行われてきた。増大する介護費用を介護保険料で賄うためにどうしてもこのような姿にならざるを得ないのだろう。

少子高齢化のもとに、国はアメリカ型の「小さな政府」を目指している。大きな政府の元凶である社会福祉を切り詰めてゆくというのが基本政策なのであろう。年金や健康保険なども同じ範疇の問題である。

「国家のために国民がある」のか、「国民のために国家がある」のかの違いが福祉政策を考える時のベースにあると思う。少子高齢化と人口減少社会が避けて通れない今、どちらを選択すべきなのだろうか。微妙な問題であり、もっと活発な議論があってもよいと思うのだが。
台風が接近している。今回はスピードが遅く明日まで影響がありそうだ。散歩がてらコンビニまでスポーツ新聞を買いに行く途中、スコールのような雨に遭遇し、ずぶ濡れになってしまった。青空も覗いており、ちょっとそこまでと油断したのが失敗だった。ほんの1分も降らなかったのに、被害甚大だ。

今朝の日経に、食品の値上げの記事が掲載されていた。原料の小麦価格の急騰を受けて、チキンラーメンも10円の値上がりとなる。

小麦は、主産地のオーストラリアが天候不順で、収穫減が予想されるための高騰で、パンなどにも影響があるとされている。さらに、食用油や豆腐の原料となる大豆も値上がりし、マーガリンなどの値上げがすでに実施されている。

アメリカで、バイオエタノールの原料となるトウモロコシへの転換が進んでいるためで、小麦の値上がりにも、多分に影響しているのではないだろうか。

地球温暖化対策の一つとして、バイオエタノールが注目されているが、どうもこの話は胡散臭いように思う。原料が成長する際に、CO
2を吸収するので、差し引き0になるので、CO2の削減に有効だという理屈である。

そもそも地球温暖化とCO2
濃度の関係については、本当には決着が付いていない。京都会議までは、疑問を投げかける意見が多かったのだが、京都会議で犯人扱いされてからは、大勢を占めるようになっている。しかし、観測データでは因果関係ではなく、相関関係を示すデータになっているようにも見える。

このことは差し置いても、バイオエタノール生産の過程で膨大なエネルギー消費をすることや、アメリカとともに力を入れているブラジルでの森林伐採、食糧需給への影響(飼料の生産にも影響が懸念)などマイナスの要素も大きい。

そもそも京都議定書から離脱したブッシュ政権が力を入れていることにも胡散臭さを感じる。どうもこの政権はイラクへの侵略もそうだが、利権をからめた動きが多すぎるように思う。

バイオエタノールの功罪についてはもっと議論されるべきだと思う。ちなみに、環境先進国のヨーロッパでは、自動車の燃料はガソリンよりもCO2
の排出が少ないディーゼルが主流となっている。
先週の土曜日にいったん温度が下がりほっとしたのもつかの間で、厳しい暑さが続いている。今朝は8時の時点で28度あり、今日も都心に出かけねばならず、うんざりだ。

昨日の那覇空港での事故は、まさに危機一髪のようだった。火災発生から90秒で、乗客150人余りが脱出し、その直後に爆発が起こっている。乗員はコックピットからロープで脱出し、最後の一人が降りている時に爆発が起こり転落したが、幸い軽い怪我で済んだ模様だ。

感心するのは、乗客の脱出が90秒で済んだ事だ。1秒に2人近くが脱出できた勘定だ。脱出用シュートが3箇所程度はあるのだろうが、パニックも起こさず整然と行動したことが窺える。

先日、渋滞についての記事が夕刊フジに載っていた。渋滞はトンネルに入るときに、つい少しスピードを緩めてしまうなどのちょっとした事で発生し、ちょっとした工夫で解消できるとの事であった。大掛かりな工事を行うのではなく、車線変更禁止のラインを少し変えるだけでも、随分流れがスムーズになるそうだ。

コンサート会場の出入り口など、人が殺到することで渋滞が発生することがある。これは四方八方から無秩序に人が来るためダンゴ状態になり、動きが取れなくなるのである。この場合のちょっとした工夫は、出口の手前にちょっとした障害物(例えばゴミ箱など)を置くといいそうである。障害物を避けようとする動きが、無秩序な殺到を回避するということになるのだそうだ。

飛行機の機内は、座席が障害物として立ちはだかり、一度に通れる人の数には限度があるように思われる。通路が広いと出口に殺到し、結果として脱出に手間取ることになるかもしれない。仕方なく秩序に従った行動をせざるを得ないことにより、結果的に短時間での脱出につながったのだろう。制約が秩序を生み出すということか。


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