社長のブログです
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
現職の大臣の自殺というショッキングなニュースが流れてきた。政治家という職業は面の皮が厚くなければなれないものと思っていただけに、自殺とは最も縁遠い人種のはずであった。それが自殺したのだから、よっぽどのことがあったのだろう。
7月の参議院選挙に影響は出るだろう。かっては“弔い選挙”という言葉があり、大平首相が亡くなった時の選挙のように、地すべり的大勝をもたらすことがある。しかし、今回は疑惑の中での自殺であり、与党にとってはマイナスの影響の方が大きいだろう。 もう一つ選挙との関連で言えば、年金の5千万件に及ぶ行方不明問題がある。この問題で今ひとつよく分からないのは、なぜ問題が発覚したかである。この間の経緯をもう少しメディアは情報を提供すべきであると思うのだが。 社会保険庁の記録の不備によって、支払わなければならないはずのものが支給されないとすると、これは詐欺と同じだ。5年間の時効や、受給者側への挙証責任などの不備を追及されると、政府は慌てて“救済制度”を策定すると言い出している。 救済とは「困っている人を助け出すこと」で、救済する側には何の落ち度もない場合に使う言葉であり、「施し」の意味合いがある。しかし、今回の場合は“救済する”側の落ち度であり、“謝罪制度”や“補償制度”とするのが正しいのではないかと思う。 言葉というのは面白いもので、“救済”という言葉を使っている間は、どうしても施しを与えるという態度になりがちで、謝罪や補償という言葉を使うと真摯な態度になるものである。メディアも“救済制度”という言葉を軽々に使うべきではないと思うのだが。 PR 今朝はいよいよ夏本番を感じさせる天気になっている。今日からTシャツ半ズボンの夏モードにスイッチしている。気持ちがよい。 エキスポランドのコースターで悲惨な事故がおきた。楽しいはずの遊園地での事故は痛ましい。原因は部品の金属疲労による破損だそうだ。オーチスのエレベータも一歩間違えば大惨事になるところであり、安全は何にも替えがたいものである。 最近もう一つ“勤続疲労”が気になるものがある。低価格を売り物にする高速バスツアーである。東京~大阪を安いものでは3500円というチケットまである。 一連の規制緩和の一環として、旅行会社によるバス事業への参入が認められたからで、路線バスを運行するバス会社は、ターミナルを設け、客の有無にかかわらず定時運行を行わなければならないが、ツアー会社による運行はターミナルを設ける必要がなく、客数に応じて自在に便数を調節することができるため価格訴求しやすい条件がある。 この仕組みを支えているのは、インターネットによる集客(窓口が要らない)と、下請けバス会社の存在である。設備投資が少なく、バスも下請けを利用しているために、固定費が少なく低価格が可能となっており、 “才覚”としては、商品開発、集客、下請け管理などであろう。 バス会社は参入障壁が低くなって一挙に増えたが、自前の営業力がなくツアー会社頼みになっているため必然的に買い叩かれ、格安ツアーの激増は過酷な仕事を強いられながら、利益が出ない構造を生じさせている。“搾取”と言う言葉は死語になったものと思っていたが、どうもそうではないらしい。 NHKスペシャルで先月取り上げられていた運転手の様子を見ると、運転手の給与は歩合制であり、春休みのピーク時には会社の施設で寝泊りし、自宅に帰ったのは月に3回しかないという。勤続疲労の限界近く働きながら、旅行業者に買い叩かれているため、その報酬は32万円と十分に見合ったものとはいえまい。ワーキング・プアとまでは行かないが、その一歩手前ではないだろうか。 バスツアーのブームに乗って急成長を遂げているバス会社があるが、その経営者は下請けのバス会社についてまだまだ経営努力が足りないと指摘し、挙句の果てにはCS調査を乗客に実施し、バス会社の評価に使おうとしている。衣食足りて礼節を知るという言葉があるが、苛酷な環境を強いる中でさらにCSを求めるとはいかがなものかと思う。以前に取り上げたタクシーの問題もしかりで、規制緩和とは何かを改めて考える必要がある。 昨日、一昨日と快晴が続いたが、今朝はどんよりとした空である。どうやら天気も中休みのようだ。仕事に励めというメッセージだろう。
今朝は少し風があるが、よい天気で1日気持ちよく過ごせそうだ。
明日からゴールデン・ウイークが始まる。今年はカレンダーの具合がよく、1日と2日を休暇にすれば9連休となり、行楽地は大賑わいだろう。 子供が小さい頃、ゴールデン・ウイークに群馬県猿ヶ京にある千葉市の保養施設に出かけたことがある。関越道の大渋滞で13時間もかかり疲れ果て、それ以来ゴールデン・ウイークに遠くに出かけたことはない。今年も、有楽町の東京国際フォーラムで開催される「熱狂の日コンサート」に出かけるぐらいで、読書に集中する予定だ。 昨年も「熱狂の日コンサート」に出かけたのだが、生誕250年のモーツアルト特集だったので大変な賑わいだった。当日券を買おうとしても、レイトショーしか空きがなく雰囲気を楽しむだけで終わってしまったので、今年は前売りチケットを手配している。ラフマニノフのピアノ・コンチェルトだ。 ところで、NHKではゴールデン・ウイークという言葉を使わず「大型連休」という名称に統一している。昔はNHKでもゴールデン・ウイークと読んでいたのだが、最近では大型連休になっており、私にはしっくり来ない言葉である。 そもそもゴールデン・ウイークとは和製英語で、映画業界から使われるようになったそうだ。娯楽の主役を映画が担っていた昭和26年のゴールデン・ウイーク期間に、獅子文六の「自由学校」を松竹と大映の2社が同時に映画化し、同じ日に封切られたことに端を発している。 NHKが呼び方を替えたのは、「言葉おじさん」こと梅津 正樹アナウンサーの説明によると3つの理由による。 何とも堅苦しい説明である。明るさを提供するのも報道機関の使命のひとつである。一般にはゴールデン・ウイークという言葉で定着しているのだから、あえて新しい呼称を用いることはないと思う。国鉄が民営化した時に、愛称として「E電」という言葉を使おうとしたことがある。今では「E電」という言葉は通用しないと思う。言葉は文化である、大事にしたいものだ。 |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新記事
(06/09)
(06/06)
(06/03)
(06/02)
(06/01)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
|