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雑ネタ扱いなのだが、気になる事件が一つある。成田空港の税関職員が、麻薬犬の訓練のため旅行客のバッグに訓練用の大麻を隠したところ、バッグが大麻を隠したまま行方不明になった事件である。

規則では、訓練用のバッグに大麻を入れることになっているが、訓練用のものでは慣れてしまって効果が薄れていると、旅行客の手荷物に入れるという“実践的”訓練をすることにしたようだ。この担当職員は以前からこの方式を採用しており、麻薬犬が見逃すことはなかったという。

これまでに何回くらい“実践的”訓練をしたのかをカウントすれば、麻薬犬の信頼度が測定できそうだ。

このニュースを最初に聞いた時に浮かんだのは、税関職員は旅行客の手荷物にモノを入れることができるということである。報道によれば、バッグのポケットに入れたとの事であり、バッグを開いたわけではないらしいが、手荷物を触っていても不審に思われないらしい。日常的な光景なのだろうか。

今回は、「運良く」旅行客を発見し、訓練用大麻を回収できたのだが、もしこの旅行客が出国しそこで発覚したら、どんな災難になったかわからない。冤罪は見に覚えがないことのため、これを晴らすのは非常に厄介である。いくらでも「冤罪」を演出できることが、今回の件で良く分かった。

仕事に熱心なあまりの暴走が今回の結果のようだが、事件は氷山の一角だと思う。メディアは雑ネタ扱いをせず、もう少し突っ込んだ追跡報道をしてもらいたいのだが…

それにしても、携行品の申告書から旅行客を割り出し、即日に大麻を回収した捜査能力の高さは見事なものだ。

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教育再生懇談会が、昨日緊急提言を発表した。日本の教育水準が明らかに低下し、底上げを図るために教育関連の支出の数値目標を設定し、現行のGDPの3.5%から5%まで引き上げるべきだという内容である。

無論この内容については、文部科学省の意向が強く働いてのものである。日本のGDPで1.5%の増加は、7兆円の支出増となる。当然財務省が猛反発し、数値目標でなく質的目標を設置すべきだとしている。

GDPの5%というのは、OECDの平均値であるらしい。教育費予算には、学校の耐震化経費なども含めてのことなのだろうが、随分と巨額である。それだけ教育というのは国家のインフラであり、重要なものということである。

しかし、疑問なのは少子化が進む中での、教育費の大幅な増額である。子供の人口が少ないのに、GDPに対する比率だけを「国際水準」にあわせるというのは、過剰なのではないかという気がしなくもない。

本来日本人、特に官僚には数値目標が苦手であった。過去の貿易摩擦における数値目標の設定で、逃げ回っていたのがその典型である。しかし、最近ではさかんに数値目標が上げられるようになった気がする。しかしその大半は、自己の立場を有利にする「我田引水型数値目標」ではあるまいか。

官僚が唱える数値目標は、眉に唾して見るべきだろう。

明け方から猛烈な風が吹いており、風の音で眼が覚めたくらいだ。当然のように京葉線は全線でストップしている。天気予報は見事に言い当てた。幸い今日は外出の予定はなく、自宅で仕事ができる。

昨日と一昨日のNHKスペシャルは、「沸騰都市」というタイトルで、ドバイとロンドンが取り上げられていた。ドバイは90年代から都市建設がはじまり、21世紀に入って一挙に花が開き、資源も産業もないところに「都市としての魅力」だけで、成長している。世界の富裕層が集まる社交の場の感じもする。

ロンドンはサッチャー以来の金融改革で、世界の資金が集まり、9.11テロでアメリカの規制が厳しくなったために、取引規模がニューヨークを上回り、19世紀以来の「世界の首都」の座を奪い返しつつある。ロンドンの場合、ロシアとインドを主に新興国の資産が流入していることが大きいようである。

二つの都市に共通しているのは、建設ラッシュと金融機能に力を入れている点である。さらに、ロンドンのヒースロー空港は、世界一の利用者を誇り、ドバイもベスト10に名を連ねている。人を惹き付ける魅力がそれだけあるということなのだろう。

一方で、両者には「バブルの臭い」がほのかに感じられる。プレミアリーグのチェルシー(ロシア人がオーナー)のサポーターが、最低のチケットでも1万円するために、スタジアムに行けずパブで応援する姿が映し出されていた。地下鉄の料金が1000円する都市であり(ポンド高の影響もある)、危うさを感じる。

ドバイも不動産ブームであり、転売で利益を出す人たちが紹介されていたのだが、これもまさしくバブルである。どこかではじけるような気がしてならない。

ヨーロッパのクラブNo.1を決めるチャンピオンズリーグは、明日モスクワで開かれるが、イギリスのクラブ同士の対決である。90年代は、イタリアのセリエAが優性であったが、21世紀に入ってイングランドのプレミアリーグが圧倒的に優位に立っている。

イタリアはサミット参加国の中で、21世紀に入っての経済成長では、日本とビリを争う国である。金融政策の立ち遅れがその理由の一つである。しかし、一方では歴史があり、独自の文化で「スローライフ」を楽しむ人が多い国でもある。

国際化の波に乗り成長を目指すのもいいのだが、スローライフを楽しむ(個人だけでなく、企業にもあると思う)というのも選択としてあると思う。沸騰したお茶では火傷をするが、ほどほどの暖かさのお茶は上手いものだ。

NHKスペシャルの次回は、バングラディッシュのダッカが紹介されるそうで、楽しみだ。


7時の気温が11度、昨日は10時でも10度を下回っていたのだから少しはましなのだが、寒いことに変わりはない。今月に入って青空を眺めたのは数日しかないのだが、農作物に影響は出るのだろうか。

ミャンマーのサイクロンに続いて、中国での大地震と大規模な自然災害が頻発している。インド洋の大津波の甚大な被害といい、このところの大きな自然災害は、アジアに集中しているような気がするのだが、NHKの今朝のラジオのニュース解説では、最近の世界の自然災害における人的被害の4割以上をアジアが占めているという。

今回の地震では、壊れた建物が50万棟に及び、学校での子供の被害も目立っている。神戸の地震の30倍以上のエネルギーが放出されたという地震の規模の大きさもあるのだが、貧弱な建物が多いこともその原因なのだろう。ミャンマーのケースも同様だが、貧しい地域でより被害が大きくなる。豊かさとは、自然災害に耐える力のメジャーでもあるのだろう。

早速義援金の募集がはじまっているが、国民感情もありどれだけ集まるのか注目だ。インド洋の大津波の時は、私も拠出したのだが、今回の2つの義援金は進んで郵便局に行く気にはならない。

ところで、あらたにすを見ると、朝日の1面に被災地の一つのチャン族が住む北川自治県での潜入ルポが掲載されている。その記事には「一帯には少数民族のチャン族を中心に約16万人が住んでいる。逃げて来た男性は「少なくとも1万~2万人の行方が分からない」。別の女性は「人が大勢生き埋めになっている。死者は一体何人になるのか」と話した。」という文がある。

女性のコメントは理解できるのだが、男性のコメントは本当なのか疑問がある。被災地から逃げてきた人間が、被害の規模を推定できるのだろうか。多くの人は、女性のようなコメントになると思うのだが…

台風が接近しているようで、雨模様だが一つ不思議なのは、肌寒いことである。台風は南の風とともにやってくるので、蒸し暑くなるのだが、南の海上を東方に抜けるコースの影響だろうか。

昨日はサーバーのメンテナンスが入ったので、このブログは休載となってしまった。昨年の2月に連載をはじめてから、1ヶ月に1度も休みがなかった月はなかった。今月は4連休もサボらずに書き続けていただけに、少し残念だ。連続試合出場や連続試合安打の困難さがよくわかる。

昨日NHKの世論調査結果が発表された。NHKの調査は与党の支持が高めに出るのだが、先月より内閣支持率は10ポイント以上低下して20%台の前半にまで落ちてしまった。

政党支持率も、民主党が大きく伸ばして自民党を上回り、NHKの調査で民主党が第1党になったのははじめてである。このような中でも、与党は道路特定財源を10年間維持する法案を、今日衆議院で再可決するようだ。

2/3という議席は前々任者が獲得したものである。現在の政権に与えられたものでなく、再可決という伝家の宝刀を抜くためには国民の信を得てからというのが常識ではないだろうか。ましてや各種世論調査で支持率がドンドン低下している中で、再可決を強行するというのは暴挙ではないだろうか。

ところが、あらたにすで3社の社説を眺めると、解散して国民の信を問うのが常道だとする意見は見かけない。むしろ、民主党の対応についての批判の方が目立つくらいである。

マスコミが権力の側に近づいてどうするのだろう。昨夜のNHKスペシャルは、ロシアにおけるメディアと権力の関係を取り上げていたが、他人事ではない。

御用学者(別名有識者)の存在もあわせて考えると、日本の権力構造は政・官・産・学・報のペンタゴンを形成しているように思う。「鉄のトライアングル」ではなく、「鉄のペンタゴン」である。学と報は本来権力と距離を置くべきなのだが、両者も権力に擦り寄っているからおかしなことになっているのではないだろうか。


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