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20年ほど前に、両親へのプレゼントとして相撲見物を贈ったことがある。職場の同僚で、実家が相撲会所と呼ばれるお茶屋と親しいというので、チケットの手配を依頼したのだ。

記憶が確かではないが椅子席で、一人分が1万5千円くらいしたと思う。随分高い値段だと思ったが、親孝行だと3万円を支払いチケットを受け取った。驚いたのは、チケットに記載されているのは2500円であり、支払った金額とは6倍もの開きがあったことである。

お茶屋を経由してチケットを購入すると、6倍もの値段に跳ね上がるが、お茶屋からしか手に入れる事が出来ないのだということを聞かされた。お茶屋というのは相撲協会公認の「ダフ屋」ということだ。

両親が大荷物を抱えて帰宅した時に、値段が6倍にもなった理由がわかった。チケットの5倍にも相当する?“お土産”が付いていたのである。弁当や、飲み物の料金もコミの設定で、一人につき2袋ということになっていたらしい。

おかげで、荷物は女性が持つというのが我が家の風習であったため、母は大変な思いをして帰宅したようだ。

相撲協会は、維持員席が暴力団関係者に渡った責任をとって、力士の数では3番目に多い部屋を消滅させた。不祥事が続き、生ぬるい対応に批判が相次いだため、毅然とした?対応をしたということらしい。

親方の処分は当然として、一枚かんでいたはずのお茶屋に対する処分がなかったのは、納得が出来ない。相撲協会はお茶屋へチケットを一括販売し、お茶屋はそれに付加価値(?)をつけて販売するというもたれあいの関係があるためのものだろう。お茶屋制度にメスを入れるのは、相撲協会にとってタブーなのだ。

今回の騒動は警察からの指摘でわかったらしい。服役中の親分に、子分たちが元気でやっているメッセージとして、連日交替で砂被りに陣取ったらしい。刑務所でも相撲のテレビは放映されているようで、NHKもこれからカメラ・アングルに気を使うことになるのではないか。

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サッカーのアジア・チャンピオンリーグの準々決勝の組み合わせが決まった。勝ち残った8チームのうち4チームが韓国のKリーグ、Jリーグのチームの名前はない。ライバル韓国に大きく引き離されているのを象徴するような出来事だ。

その日本チームの岡田監督や主力選手が、昨日W杯に出発する前に首相官邸を表敬訪問した。岡田監督は、一昨日の無様な試合の後で犬飼会長に、口頭で「進退伺」を申し出たことを自ら公表した。極めて無責任な発言だと思う。

代表選手を選考する前ならば許されるだろうが、選手を決定してからの辞意というのは時期を逸しているのではないだろうか。そんな監督に選ばれた選手の気持ちはどうなのだろうか。発奮材料となればよいのだが、おそらくモチベーションは下がっていると思う。ただでさえ期待がもてないのに、やる気を削ぐ発言があると…。

鳩山首相もリーダーとしての無能ぶりを露呈し続けており、首相の座を降りるのは時間の問題だ。置かれた立場の似通った2人が会ってどんな話をしたのだろうか。励ましあったのか、それとも慰めあったのか。
いよいよ梅雨の前触れか、連日の雨模様だ。今日は1日閉じこもって、企画をまとめなければならないので、好都合だ(好天だと尻がむずむずしてついつい外に出てしまう)。

口蹄疫騒動は、ワクチン接種がはじまりいよいよ大量処分に入ったのだが、種牛は処分されずに経過を観察するという。種牛55頭中のエース級6頭は隔離され、残りの49頭は処分されたはずだった。しかしこの49頭は、まだ処分をされずに様子を見ているとのことだ。

種牛は手間暇かけて選別淘汰されたものであり、畜産の根幹をなすものだから、関係者に処分をためらわせているのだろう。この話を聞いて想い出した逸話がある。

口蹄疫は蹄が偶数の動物におこるものであり、馬は蹄が一つなので罹ることはない。しかし、馬にも伝貧という恐ろしい伝染病がある。昭和20年代に馬産地で伝貧が発生し、多くの馬が処分された。その中にクモワカという名牝がおり、関係者がこの馬を密かに隠してしまったのだ。

騒動が治まって何年か過ぎてからクモワカは復活し、30年代の終わりごろに産んだワカクモという牝馬が、何と桜花賞を勝ってしまった。話はここで終わらない。そのワカクモからテンポイントという名馬が誕生したのだ。
テンポイントという馬は、強さだけでなく美しい馬だった。最後に勝利した時に目の前で見た、赤みがかった栗毛が夕日に映えたさまは、いまだに忘れられない(栗毛というより赤毛のような感じだった)。

関係者がひた隠しにしたことが、20年後に大きな花を咲かせたことになる。症状が出ているのならまだしも、何の症状もなく近くにいたというだけで処分するには、手塩を掛けただけによけいに躊躇する気持ちが働くのだろう。クモワカの関係者と、宮崎の種牛の関係者の気持ちは同じだと思う。

昨日は今年初めての真夏日。湿度が低く、暑くても爽やかな日和であり、ビールを1本多い目に冷やしておいたのが功を奏するはずだった。誤算は、朝に受けた虫歯の治療にあった。

詰め物の金属が、まだなじんでいないため、冷たいものを飲むと歯にしみるのである。結局いつものようにビールは1本で、歯への影響が少ない日本酒がメインになってしまった。冷えたビールや、焼酎のロックを楽しめるようになるのに、どれくらい時間がかかるのだろうか。

株式市場は、日経平均がとうとう1万円の大台を割り込んでしまった。世界的な株安が日本にも及んだためである。今回の株安の発端はギリシャの経済危機だが、ドイツ政府が「空売り規制」を発表したことが昨日の株安の直接的な理由とされている。

株式の乱高下は行きすぎた先物取引にあるとみた当局の施策が、皮肉にも株安を招いた格好であり、ここにも誤算があったようだ。虫歯の治療による誤算は少し我慢すれば治るが、政策当局の誤算はそれでは済まされない。「市場心理」の研究が政策当局に求められることだと思う。

今朝のニュースでもう一つの誤算が報じられている。口蹄疫騒動の宮崎で、隔離された大事な種牛6頭のうちの1頭に、病状が見られるとのことである。とりあえず、1頭は処分し残りは経過観察するらしい。

種牛は、選別淘汰の結晶であり、何代もの交配を重ねて作り上げられたもので、膨大な時間がそこに投下されている。それだけにいち早く隔離したのだろうが、種牛まで感染してしまうと宮崎の畜産は壊滅的打撃を受けることになると思う。まさか6頭まとめて隔離されてはいないと思うのだが…

日本全体でみると畜産はマイナーな産業かもしれないが、宮崎県という地域経済でみるとメジャー産業であり、立て直しは一朝一夕には行かないだろう。タレント知事のお手並み次第なのだが…

口蹄疫の話の続きをもう少し。一つは、補償の問題である。病原菌の鎮静化を待っての生産再開であり、さらに出荷してお金になるまでの時間も必要であり、かなり長期にわたっての補償が必要である。

それでも生産者は直接的な損害がはっきりしているので、補償金額が算定しやすく、それなりの保障もできるのだろう。問題は間接的に影響を受ける人たちで、処理業者、輸送業者、卸売業者などである。

生産者は全滅だが、これらの業者は何割減の損害である。こちらにもある程度の補償はあると思うが、十分に手当てされないと雇用問題が発生する可能性はある。

何事でもそうだが、流通にはネットワークが不可欠であり、今回の措置はネットワークを痛めるもので、補償という対策でネットワークの毀損をいかに軽く押さえるか、政策当局の目配りが重要だと思う。民主党政権が標榜する、生活者の目線が問われる時だと思う。

もう一つは、口蹄疫は「人が媒介する」ということだ。疫病は古来動物によって媒介されてきた。昨年のインフルエンザ騒動も豚によるものだった。今回は、人が持ち込んで牛や豚に感染したものであり、豚や牛の世界にテレビや新聞などのメディアがあったなら、大騒動になっているのではないだろうか。

人は動物を家畜化する過程で病原菌をうつされ、やがて免疫ができて克服してきた。インカ帝国やマヤ文明には、家畜がいなかった。そのために、スペインが侵略してきたときにあっという間に滅亡したのは、武力によるものだけでなく、疫病に対する抵抗力のなさが大きく影響したとされている。

今回はインカやマヤの人たちに、牛や豚が相当する。牛や豚にとって人間は疫病神かもしれない。


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