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冬場の夕食の定番は鍋料理になり、1週間の内5日は鍋を突っついている。同じメニューなら飽きるので、ちり鍋ならカニ、たら、カキ、鳥、シャブシャブなら牛、豚、ブリなど、それにアンコウ鍋、カモ鍋、キムチ鍋などバラエティに富ませる工夫をしている。

フグは別格で、11月に出回り始めた時、正月、誕生日が2月の終わりなので、その時に今シーズンの納めのてっちりと年3回に自粛するようにしている。

フグ以外での好物はアンコウ鍋とカモ鍋である。基本的には鍋料理は具材を選択するだけで、手間いらずなのだが、アンコウ鍋とカモ鍋だけは下準備が少し必要になる。

先週の金曜に行きつけの魚やを覗いたら、肝たっぷりのアンコウ鍋のセットがあったので、アンコウ鍋にチャレンジした。ふだんだと握りこぶしほどのサイズの肝なのだが、手のひらほどの大きさがあり、いかにも美味そうなサイズだったのでつい手が出てしまった。1260円なのだが、1人だとたっぷり2日分あるので、手ごろな価格である。

アンコウ鍋の場合は、肝をまず乾煎りし、白みそ2と赤みそ1の割合で加えて味を調えるのが、私流のやり方である。金曜の夜は肝のサイズがふだんの3倍あるため、少し手間取り面倒になって少し手を抜いて塊を少し残したままになってしまった。

それでも濃厚な出汁が出て、白菜やネギがそれを存分に吸い込んでいるため、日本酒がぐいぐい進むといういつもの展開になっていたのだが、1時間ほどしたころから調子がおかしくなってきた。

ムカつきと下腹部の痛みが生じ始め、続行不能になってしまったのだ。幸い嘔吐するようなことはなかったのだが、夜中に何度もトイレを往復し、土曜の午後になってようやく下痢が止まった。

それでも、土曜は日中何も食べることができず、夜になって初めておかゆを口にする状態で、正常に食事ができるようになったのは日曜になってからである。何かの食あたりだと思うのだが、アンコウに原因があるのか、乾煎りの手抜きにあるのか、期限切れの豆腐に原因があるのかよくわからない。次にアンコウ鍋に挑戦するにはかなりの勇気がいりそうだ。

昨夜のNHKスペシャルは、「和食 千年の味のミステリー」というタイトルで、米麹を取り上げていた。現在醸造に使われている米麹は自然界に存在していたものではなく、先人たちが変異したものに改良を重ねて大事に保存し、作り上げてきたものだという。

自然界に存在する米麹は人に害があるもので、その間には何度も食あたりの痛い体験をしながら、作り上げてきたのだろう。私も先人にならって、近いうちにアンコウ鍋に再チャレンジして、乾煎りの時間も含めて“完璧なアンコウ鍋”の追及をしようと思う。

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今朝は8時からプレゼンがあったため、帰宅してからの更新となってしまった。6時前に起床し、テレビを見たり新聞を見たりしながら身体が芯から目覚めるのを待ち、6時半過ぎから食事・洗面・身支度というルーティン作業を行ったが、ダラダラしながらのあめ、結局現地に到着したのが8時10分で遅刻してしまった。

幸い私の出番は9時半過ぎだったので事なきを得たが、明日からの2日間は8時に出番が設定されているので、今朝のような失態は許されない。明日からは動き出しを6時に設定するつもりだ。

ふだん仕事に出かける時は、早くて10時であり、午後からの打ち合わせということ多いので、久しぶりに通勤列車に乗り合わせることになったが、7時台という時間帯のためなのか、思ったほどの混雑ではなく、車内で新聞を読むのにそれほど苦しいことはなかった。

ただ、車内を見渡すと新聞を読んでいるのは私1人で、読書にふけっている人も2~3人、ほとんどの人はスマホに目をやっている人が多かったように思う。一昔前の通勤の車内では、新聞を読む人とマンガ雑誌を読む人が多かったような気がするが、車内の風景は様変わりである。

スポーツ新聞社や雑誌の出版社の経営の苦しさがうかがわれる車内風景だ。

会社勤めを辞めてから15年、事務所を自宅に移してからも10年近くになり、“通勤ラッシュ”という言葉が無縁のものになって随分経ったということを改めて思い知らされた朝だった。



20年ほど前の事、この時期の外房の釣の目玉はヒラマサで、10キロオーバーを目指して勇躍出漁したが、船中12人で上がったヒラマサはわずか2本。もちろん私は1/6ではなく、5/6の方になってしまったのだが、その1/6は私の右隣と左隣であり、複雑な思いで帰港した。

港に着くと、ちょうど伊勢エビ漁の船も戻ったところだった。千葉県は伊勢エビの出荷量で日本一であるが、バブル崩壊の影響で宴会需要が減り、伊勢エビの価格は暴落しているとのことで、欲しかったら分けてあげるとの船頭の言葉であった。

やや小ぶりの宴会用サイズで1匹300円とのことで、思わず20匹も買ってしまい。両親も健在だったので、8人家族で20匹の伊勢エビを相手に自宅で“大宴会”となったのが楽しい想い出であった。

その伊勢エビの価格が高騰しているらしい。アベノミクスによる宴会需要の復活と思いきや、このところ相次いだ食品偽装の影響であるという。伊勢エビにも産地偽装の問題があり、宴会やおせち料理に用いられるイセエビだというのが業界の常識であると今朝の日経の記事にもあった。

南半球でとれるミナミイセエビというのが使われているそうだ。ニュージーランドは日本と同じ緯度になり、植生などは日本と同じで、映画の「ラストサムライ」のロケも行われている。陸上だけでなく、海の中の生態系も日本と類似しており、ヒラマサやタイも釣り放題である。

伊勢エビも同じで、ミナミイセエビも名前こそ違うが、伊勢エビとほぼ同じものである。しかし、産地偽装問題もあるのか、メニューに伊勢エビと表示しているものに、ミナミイセエビを使うわけにはいかず、本家の伊勢エビの価格が高騰してしまった理由らしい。

産地こそ違え、同じものだからそこまで気にしなくてもよさそうなのに、「伊勢エビ」と「イセエビ」の違いが重要だということか。このお陰で、自宅での「伊勢エビの大宴会」は、当分実現できそうにもなくなった。

6月に公布された改正道路法が昨日から施行された。改正の目玉は、自転車走行におけるもので、路側帯の左側通行の義務化やブレーキの不備に対す罰則などが取り上げられている。

最近はほとんど自転車を乗ることがなくなり、年に1~2回駅前の駐輪場で無料で貸し出している自転車で、少し遠出の散歩するぐらいであるため、6月に改正が公示された時にはあまり関心がなかったのだが、今朝の新聞に掲載されている図を見ると少し違和感を感じるようになった。

そもそも路側帯という言葉がわからなかったのだが、道路の両側に引かれている白線の外側を指す言葉であるらしい。自転車はそこを通りはみ出すなという区分で、今回の改正では右側の路側帯を走ることを禁じたものである。

自分の自転車運転の時を振り返ってみると、常に「右側」を走っているような気がするので、おまわりさんに見つかると注意を受けることになるようだ。自転車で右側通行をしているのは、歩くスピードとあまり違わないノロノロ走行なので歩行者の感覚に近いことと、後ろから車に追い越される時の不安があるためである。

歩いている時もそうだが、正面に対しては注意を払っているが、後ろにはおろそかになってしまう。しょっちゅう後ろを見ながらの運転ではかえって危険なので、車を正面から見ることができる右側通行についついなってしまうのだと思う。

改正の理由は、自動車との正面衝突を避けるためのようだが、後ろからぶつけられる事故が増える可能性もある。歩行者の立場からすると、自転車に追い越されるよりも正面に見る方が安心だから、自転車は左側通行の方を支持することになりそうで、誰の立場で見るかで変わるようだ。

12月4日から6日にかけて、朝8時からのプレゼンが3日続けて予定されている。朝8時にしっかり声を出すためには、6時前から動き回り“暖気運転”をする必要がある。昨日や今朝の寒さからすると辛い暖気運転になりそうだが、唯一の楽しみは12月4日あたりからアイソン彗星が夜明けに肉眼でも見えるとのことであった。

ところが、昨日太陽に最接近した所で崩壊してしまったというNASAの発表があった。直径5キロほどあった彗星が、崩壊して100メートル以下の破片になってしまったとのことで、4日以降に肉眼で見ることは不可能になったようである。暖気運転の楽しみがなくなったわけで、少々がっかりしてしまった。

似たような話がギリシャ神話にあったような気がして調べてみた。うろ覚えでは“イカルス”だと思い、ネット検索すると、ウルトラマンのイカルス星人と、イカルス某という芸人しか出てこない。

勘違いかと思いあきらめかけたが、試しに「イカルス 神話」と入力すると、“イカロス神話”と変換(?)されて出てきた。Googleのお陰で、うろ覚えでも目的の言葉に辿りつけたわけだ。

父ダイダロスとともにラビリンスに閉じ込められた息子イカロスは、鳥の羽を集めて翼を作り脱出に成功する。しかし、調子に乗りすりたイカロスが高く飛びすぎ太陽の熱で羽をとめていた蝋が溶け、海に墜落してしまったという話だ。

アイソン彗星でなく、イカロス彗星に改名してはどうだろうか。



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