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先日の寒さがうそのように、穏やかな日が続いている。こんな天気をインディアン・サマーというのだろうか。

国会の予算委員会も、自民党が野党慣れしていないことや、政権が発足したばかりのため追求するネタが少ないこと(下手に追求するとこれまでの失政をあぶりだすことになる)などで、穏やかな論戦になっている。

昨日の参議院の予算委員会で、舛添えや川口といった元大臣が登場し、どのような論戦になるか注目されたが、今一盛り上がりに欠けた内容だった。特に川口氏は外交問題を中心に質問をしていたが、大臣時代の穏やかな受け答えと違い、攻める立場を意識してか少しヒステリックな感じがして、力みすぎて空回りをしていた。

そんな中で、国土交通省の役人上がりの脇氏と前原大臣のやり取りは面白かった。公共投資の削減や八ツ場ダムの執行中止に対する前原大臣の答弁は論旨明快であり、第一ラウンドは前原大臣の判定勝ちである。

長妻VS舛添の因縁対決は、インフルエンザワクチンをめぐって応酬があった。長妻大臣は守りの立場になると勝手が違うのか、政府を追及していたときのような歯切れのよさがなかったように思う。

準備万端で臨める攻め方と、臨機応変の対応が必要な守り方との差であろう。守る側には考え方の「原理原則」という基本がしっかりしていることが必要で、大臣としての答弁で政治家としての資質の一面を見ることができると思う。

ここまで見た感じでは、前原大臣の答弁がナンバー1で、ワーストは官房長官ではないだろうか。国会中継を聞きながらの仕事であり、レポートの締め切りが危うくなってきた。おかげで、こんないい天気にもかかわらず、土日でラストスパートになってしまった。困ったもんだ。

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今朝も寒い朝だが、寒気の峠は越え日中は暖かくなるという予報である。しかし、この2日の寒気でインフルエンザの患者が増えそうな気配がある。生まれてこの方インフルエンザに罹ったことがない身であるが、警戒は怠らないようにしよう。手洗いとうがいの励行が一番のような気がする。

今朝の日経に気になる記事が一つあった。政府の事業仕分けで、大型の研究開発も仕分け対象事業として取り上げることになったという記事である。

最近研究開発にからむ仕事をしていることもあり、私にとって関心のある分野である。研究開発投資は、設備投資と並んで成長戦略に欠かせないもので、人口減少が続く日本では特に大事なものである。

研究開発には、基礎研究、応用開発研究、改良研究も三つのレベルがある。そのうち、応用開発や改良研究は直接成果に結びつくため民間に委ねてもよいが、基礎研究は成果に結びつくまでに期間がかかるため、市場原理で行動する民間企業レベルでは中々手を出しにくいため、国が主導権をとって行う必要がある。

限られた予算の中から、どの分野に配分するかが重要なわけだが、そのためには将来の「国の形」を考えて取捨選択をする必要がある。国の形を考える役割を担うべき国家戦略室(局)の動きが鈍い中で(少なくとも活発に動いているようには見えない)、事業仕分けをどのようにするのか危惧される。

そもそも、「事業仕分け」も方法だけが先行しているように思われ、理念が欠如しているのは研究開発だけに限らないが。

昨日の試合は、8回の攻防で決着がついた。7回を6球で三者凡退に討ち取った菊池を8回も続投させたのが敗因だと思う。今日勝った方が、チャンピオンになると思う。巨人が勝てば4勝1敗、ハムが勝てば4勝3敗というのが私の予想だ。

今朝は昨日とは一転して暖かい陽射しが注いでいる。台風が接近して寒くなり、過ぎ去ると暖かくなるというのは少し違和感がある。10月に2つも台風が来るというのは記憶にはないのだが、今日は久し振りに大阪へ出かけるので天気が回復してよかった。

昨日から臨時国会が始まった。これから代表質問や、予算委員会などで“論戦”が行われるので、注目して聴いていたいと思う。

特に注目したいのは、野党となった自民党がどのような観点で“論戦”をしかけてくるのかだ。現状についての政府の責任を追及するというこれまでの野党の常道は取るわけにはいかないからである。

現状の責任は、新政権にあるのではなく、長年政権を担ってきたものの側にある。税収減の中でマニフェストに基づいた予算作成に四苦八苦の状況で財源問題を攻め口にしたとしても、税収減を導いた政策や、巨額の財政赤字をもたらしたのは旧政権の責任だから、天に向かって唾を吐くような行為になる。

大きな政府か、小さな政府かという論戦は期待したいと思う。なぜなら、この二者択一は振り子のように情勢に応じて揺れ動くものであり、現状認識とビジョンを闘わせるもので意義があると思う。これを素通りして、政治資金疑惑の追及に血道をあげているようでは、政権奪還はままならないだろう。

まともな“論戦”になったとしても、貧困率が向上している現時点では、「政治は弱者のためにある」という、鳩山政権の友愛精神の方に軍配が上がると思うのだがどうだろうか。
昨日から寒い雨が降り続いているのだが、本格的な秋の到来で、日本酒が美味しい季節であり、一年中で最も好きな気候である。今日は朝から白金に出かけるので、ついでに紅葉の具合も見てこようと思う。

昨日は各地で選挙が行われたが、民主党は参議員の補欠選挙では勝利を治めたが、宮城県の知事選挙や川崎・長野の市長選挙では支持した候補が破れ、順風満帆とはいかなかったようだ。

首長選挙のこのところの傾向として、無所属として立候補し。政党色を薄めるというのがトレンドになっている。議会との関係を考慮してのことであり、そのうち地方議会の議員も無所属議員が多数派を占めるのではないかと思う。

地方議会や首長は地域住民との密接度が高いため、中央の消長とは距離があるためだ。

地域のことは地域が決めるという、地方主権の観点からは好ましい傾向だと思う。国政との乖離が進めば進むほど、地方主権の流れが加速すると思う。統一地方選挙で無所属議員が過半数を占める時期が来れば、道州制導入の機運が高まるだろう。

それにしても、この夏の都議会選挙では政党色が際立っていた。東京というのは特殊な地域ということか。

昨日は拙攻続きに頭に来て10時には眠ってしまった。オリオン座流星群に寒い中チャレンジしてみたのだが、曇り空でまた失敗である。願いはかなわないのか。

日本郵政の社長人事だが、亀井大臣の一存で決まってしまったようだ。沖縄の基地問題といい、ミニ政党が存在感を示し、アリがゾウの鼻面を引っ張りまわしているような印象だ。

いずれも連立政権を組んでいるためだが、その要因は参議院の過半数にある。政権選択占拠である衆議院占拠で圧倒的な議席を獲得しても、参議院で過半数を獲得できなければ国会運営がままならないことは、自公政権でも証明されている。

参議院で単独過半数が容易でないのは、中選挙区が多いことと、比例区のウエイトが高いためであり、3年ごとに半数ずつの改選ということのため、時間がかかるという選挙制度上の問題である。

小選挙区主体の衆議院選挙では「死に票」が多くなるが、参議院選挙ではミニ政党の出番が増えることになる。国民の総意を考えると、少数意見も反映される参議院のチェック機能はある程度意味があると思う。

しかし、今回のように少数意見の主張が多数派を押さえるというのはどうかと思う。選挙制度が異なる2つの議会で同じような機能を持っているためで、国の意思決定が二重構造になるのはおかしな制度だと思う。

二院政を維持しようとするならば、機能は全く別のものにする必要がある。チェック機能を重視するならば、政党色を薄め地域代表のような形式をとるのもアイデアである。現に自治体の首長のほとんどは無所属であり、いっそのこと知事が兼任するということでもいいかもしれない。

 

 

 

 

 



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