社長のブログです
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この連休中に、大型台風が西日本の接近しそうだ。高気圧の勢力が強いお陰で、本土への直撃はなく朝鮮半島に向かうようだが、その代わり暑さには耐えなければならないようだ。風速70メートルを喰らうよりも、暑さをがまんするだけの方がよい。
自民党の総裁選挙が始まったが、昨夜は5人雁首を揃えてテレビ局巡りをし、NHKなどは7時のニュースを30分延長して取り上げるほどの熱の入れようだ。次の首相になる人物を選ぶことになりそうだということで、野党の党首にもかかわらず、番組を1本飛ばすという異例の編成をしたのだろう。 5人の話の中身を私なりに採点すると、B評価(首相になってもよさそう)は石破氏と林氏でD評価(できれば避けたい)が町村氏と安部氏、E評価(国益を損なう)が石原氏というところで、A評価(この人に総理の椅子に座ってほしい)は残念ながらいなかった。 現在のところ、300票の地方票は石破有利、199票の国会議員票は石原リードというのが下馬評のようだ。地方票はアメリカの大統領選挙のような「総取り方式」ではなく、得票数に応じて割り振るドント方式のため、5人が立候補するとなると過半数を獲得するのは難しいと思う。国会議員票も5人に分散するので同様だ。 となると決選投票になるのは必至だが、地方票を無視した投票行動もやりにくく、地方票で4割以上石破氏が獲得すれば、雪崩現象が起こる可能性は高いと思う。 石原幹事長は総裁を引きずり下ろしての出馬なのだが、5人並んで議論すると識見のなさは明らかで、どうして「石原待望論」が出てきたのか私にはわからない。これからの選挙戦で、メディアに取り上げらる回数が増えれば増えるほど、地方票の支持が落ちるのではないだろうか。 ひょっとすると「石原待望論」は、近いうちに選挙しなければならない民主党が発信源なのだろうか。 PR とうとう本能寺の変が起こり、谷垣総裁は出馬断念に追い込まれてしまった。敵失に恵まれたとはいえ、首相を2人も退陣に追い込み、選挙でも勝利を続けた総裁が、次の首相の座を目前にして断念に追い込まれたというのはおかしな話だ。 総裁の再選を阻止し、明智光秀役の幹事長を後押ししたのは“長老”達であるらしい。この長老の中には、出身派閥の長(実家から絶縁状を出されたようなもの)もいるが、次の衆議院選挙には出馬しないと引退表明をした人物や、すでに議員を辞めた青木元参議院議員会長もいるのには驚きだ。 “主殺し”というのは、日本人のDNA的には好むところではないのに加えて、長老の跋扈というのもイメージは悪い。新しい党首の選出は、支持率アップにつながることが多いが、今回の自民党の総裁選びは、マイナスになるかもしれない。 先週末の世論調査によると、自民党の支持率は低下し、内閣や民主党の支持率はアップしている。これは自己否定をするような問責決議の結果を受けてのものであり、総裁の出馬断念のダメージは含まれていない。 これで仮に明智光秀が党首に選ばれるとすると、世論調査の支持率では民主党の逆転があるかもしれない。近いうちに選挙が行われると、野党第一党の継続ということも考えられる。それほど、“主殺し”の罪は重く、長老跋扈は嫌われると思うのだが。
維新の会に国会議員7人が参加することとなり、地域政党ではなく国政政党としての要件を満たしたことになる。維新八策に共鳴しての参加ではなく、選挙目当てのものであることは明らかで、心の卑しさ、志の低さは嘆かわしい限りだ。
自民党の総裁選も、首相の座がちらつくからか見苦しさの方が先に立つばかりだ。そんな中で、昨夜のNHKスペシャルは、見ごたえのある番組だった。復興予算の使い道を取り上げたもので、被災地以外に被災地支援とは程遠い内容で使われている一方で、必要とされる被災地では支援が十分回らないことや、がれき処理の費用が8倍も違うという事を取り上げたものだ。 復興予算は、その確保のために所得税の2%増税で賄うものであり、被災地支援に使われるなら我慢もできるが、岐阜県のコンタクトレンズの工場の増設費にも使われているというのでは納得できないだろう。 被災地のグループ補助事業も、限られた予算(岐阜のコンタクトレンズの工場などに助成しているためだが)のため、「雇用の確保」ができるということで水産物加工工場などが優先され、商店街の助成は見送られている。 商店街の復興は街のにぎわいを取り戻す重要なものであり、復興には欠かせないと思うのだが、これではいつまでたっても被災地の人々は復興が実感できないのではないだろうか。 映像で紹介されただけでも、裏には天下り法人の影がチラチラしている。復興予算のうち一体いくらが天下り法人を経由しているのかNHKには調べてみてほしいものだ。 政府は事業仕分けを鳴り物入りでスタートさせたが、最近ではとんと鳴りをひそめている。復興予算こそ事業仕分けの対象にすべきではないだろうか。選挙のことで頭がいっぱいで、とてもそこまで頭が回らないということなのだろうか。 テレビを見ながらだんだん腹が立ってきて、飲みすぎてしまった(いつもと同じだという外野の声が聞こえるが…)
民主党の代表選挙では、有力対抗馬であった細野環境相が“自重”し、替わりに元農水相が3人も手をあげるという面白い構図となっている。どの候補もそれほど支持は広がりそうになく、平穏に代表再選がまりそうだ。
一方、自民党の総裁選挙は、平成の明智光秀と呼ばれる人物が登場するほど混迷を極めている。総裁選にエントリーするためには20人の国会議員の推薦がいるのだが、自民党の国会議員は200人しかおらず、仮に6人の候補者が20人の署名を集めたとすると、残り80人の票の奪い合いとなり、党員投票があるとはいえ1回目の投票で過半数をとるのは至難の業だ。 3年間勤めた総裁が、幹事長という側近の反乱により出馬すら危ぶまれるという状況で、後継候補が続々名乗りをあげているのは本能寺の変の後のようで、光秀に例えられた人物はさぞかし居心地悪かろう。 町村氏は柴田勝家のような気がするのだが、問題は誰が秀吉かだ。眼付の悪さは気になるところだが、政治家としての器量は石破氏が最も優れていると思う。1回目の投票で光秀がトップになり、2位に滑り込めれば逆転ということになるのではないだろうか。 しかし、誰がなったにせよ政権復帰は簡単ではない。今週末に多くのメディアでは世論調査を行っており、私の予想では終盤国会の対応や本能寺の変などもあり、自民党の支持率は伸び悩むと思うからだ。 世論調査での支持率が30%を超えると選挙に勝てるめどは立つだろうが、25%程度だと過半数には届かないだろう。月曜日に発表される結果に注目したい。
子どもの頃、外出する際の口実の一つは、「勉強会に行ってくる」というものだった。一応勉強道具は持って出かけるのだが、遊び道具ももちろん紛れ込ませてある。賢い親は、もちろんお見通しの事なのだが、新学期も始まったことからか永田町でもにわかに“勉強会”が活発に行われているようだ。
業を煮やした親ならぬ、経済団体と労働組合がそろって政治提言をまとめ上げた。財界の意思だけでなく、労働界も一枚かんでいる所がみそだ。片親だけでなく、両親揃って放蕩息子に説教しているような構図だ。 提言のポイントは3つある。①首相や閣僚の国会出席時間の制限を設けること、②予算と赤字国債発行法案のセットでの議決、③官僚の国会関連業務の軽減となっている。 いずれも党利党略で政争の具としてもてあそばされているもので、国益(好きな言葉ではないが)を大きく損なうものばかりである。特に、野田内閣になってから①はひどく、サミットなどへの首相の参加は遅刻か早引きが続いている。いずれも国会が首相の足を縛っているためで、記念写真の位置は後退の一歩を辿っている。 ロンドンオリンピックの開会式への参加も、はがいじめにされて出席を認めなかった。オリンピックの招致は、国のプレゼンスの向上に大きな意味を持つのだが、党利党略によって妨げられてしまった。 近いうちの解散総選挙で、どんな政権が誕生しようとねじれの問題は残る(大連立ができれば別だが)から、この際注文をつけておきたいというのが財界や労働界の意向なのだろう。 私は、これに参議院の問責決議についても付け加えてほしかった。首相を決めるのは衆議院選挙の結果であり、内閣不信任案は選挙によって国民の意を問うという意味で有意義だと思う。 しかし、解散のない参議院で問責決議を出して審議拒否を行うというのは、理にかなっているとは思えない。“にわか勉強会”でこのような問題についても取り上げてほしいものだが… |
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