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今日で1月が終わるが、暖冬慣れした身体には殊の外寒い一カ月であった。最高気温が10度を超えた日はほとんどなく、今朝は氷点下を記録したが、昨日が寒さの底で2月には10度を超える日が続きそうだ。

そうなると、昨年の猛暑の影響で花粉の飛散量が過去最大の2月を迎える事になり、花粉症の人にとっては憂鬱な一カ月となりそうだ。これまで症状が出なかった人にも影響を与えるかもしれないとの報道もあり、私もいよいよマスクを着用しなければならないかもしれない。無事に2月を終えたいのだが。

チュニジアのインターネット革命の余波を受けて、エジプトで暴動が頻発している。親米政権が“民衆の力”によて揺るがされるのは、30年前のイラン革命の時に似通った状況に思われる。

イランの場合は、反体制側のリーダーに亡命していたホメイニが押されたが、今回は海外に滞在しているエルバラダィがリーダーに祭り上げられようとしている。

国際機関のトップを務めた人物がリーダーになっている所がミソで、この民衆パワーによる革命は成功するように思う。イランは強力なイスラム原理主義国家になったが、エジプトはそうならない可能性の方が強く、欧米の支持を得られそうだからだ。

権力を長きにわたって握り続けると膿がたまるのは、古今東西変わらないものである。膿がたまりすぎると、痛みに耐えかねて切開手術を行うことになる。チュニジアもエジプトも民衆の力によって切開が行われているのだろう。

切開が必要な独裁国家が近くに二つあるのだが、そこまで飛び火するのだろうか。火が飛ぶには距離が離れすぎているようだが、インターネットの威力は距離の壁を超えるような気がするのだが…
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国を相手の医療訴訟で、B型肝炎については和解に応じ、イレッサについては和解しないという異なる対応を政府は発表した。

子供の頃学校で受けた予防注射は、一列に並んだ生徒に端から順に処理をする流れ作業だった。一本の注射器に数人分を入れ、腕まくりをして並んだ子供を手際よく処理をしていたのである。

今の常識・知見からすると信じられないような光景だったが、当時としては子供の数が現在の2倍であり、効率重視の観点からはやむを得ない処置だったのかもしれない。問題は、いつ頃から注射針の使いまわしによる危険性について認識され出したかということである。

危険性について知っているにもかかわらず、そのまま放置していたとすれば責任は大である。しかし危険性について後から分かった事について、どこまで遡って責任追及できるのだろうか。知らなかったことについての責任追及はできないと思う。今回のB型肝炎訴訟についてはそのあたりが良くわからない。和解に応じたことについての賛否は、“微妙”な感じである。

もう一つのイレッサについての和解に応じなかったことについては賛成である。抗がん剤による治療はすべての人に効果があるものではないこと、副作用は必ず発生すること、手術や放射線療法の後の最後の手段になりがちなことなどからハイリスク・ハイリターンの覚悟を持って使用に臨むべき性質のものだと思うからだ。

これで国や製薬会社に責任を問われると、ただでさえ問題となっているドラッグ・ラグがさらに広がる恐れがあるし、メーカーの新薬開発にも影響を与えるだろうし、イレッサに効果のある患者にも投与をためらうような事態も生じてくると思う。

今月はこのブログに対するアクセスが150件を超えて、これまでの最高である。今月特に目立つのが、1月9日にイレッサとドラッグ・ラグについて述べたものについてのアクセスで、20件を超えている。昨日の報道で、もっと増えるかもしれない。

とかく最近は権利ばかり主張するきらいがあるが、権利の裏には義務がついて回るのを忘れてはならないと思う。患者の権利の裏には、患者としての義務がある。医療にかかわる訴訟は義務を考えて抑制的に行うべきだと思うのだが。


あまり報道されなくなったが、タイガーマスク活動は静かに続いているようである。名前を秘して社会貢献をするというのは、いかにも日本人的活動であり、日本における“寄付の文化”のスタイルであろう。

新大久保駅で線路に落ちた人を助けようとして韓国人青年と日本人が死亡して10年が経った。その行為に感動した人たちからの募金を元に基金が設立され、その奨学制度を利用して来日した留学生が500人を超えたという。

一人2百万円として、合計1億円を生み出す基金が集まったわけだ。消費が低迷している中で、感動したことには気前よくおカネを出す人が大勢いることで、ほっとした気分になれる事が出来る。

ところで、タイガーマスク運動の先駆けとして、競走馬にタイガーマスクという名前を付けた馬主が居た。獲得した賞金の8割が馬主のものになるが、タイガーマスクはレースで得た賞金の馬主の取り分をすべて寄付するということであった。

この企画に賛同して、調教師と騎乗した騎手もその取り分(調教師は10%、騎手は5%)をすべて寄付するというものだった。タイガーマスクは故障がちであったが、なんとか2千万円近くの賞金を稼いで多大な寄付をしたことになる。

そのタイガーマスクは昨年で引退してしまい、この馬主の活動は終わったと思っていたが、後継者(馬)が居たのである。ジャービスという名前で昨秋デビューし、これまでに4回走って770万円を獲得している。

先日行われた1着賞金4千万円の重賞レースで3番人気になるほどの素質馬であり、タイガーマスク以上の寄付を集められそうである。応援したくなる。

なんでジャービスという名前になったのか調べてみた。「あしながおじさん」のジャービス・ペンデルトンに由来するそうである。馬主の楽しみの一つは命名にあるのだが、山本馬主は3代目にどんな名前を用意しているのだろうか。

寒さに体が慣れてきたのか、昨日は少し気温が上がっただけで随分暖かく感じる事が出来た。風が吹かなかったこともあるのだろう。寒さに震えていた数日前までは、陽の光も弱々しく感じたのだが、気のせいか陽射しに力強さが出てきたような気もする。

好天続きで、今年に入ってから東京都内から富士山が見えなかったのは一日だけということらしい。冬場は空気が乾燥して遠望が利くということなのだが、都内の中学校で50年近く毎朝観測している所があり、昨年は年間116日富士を見る事が出来、これまでの最高だったそうである。

遠望を妨げる、大気中の不順物質の量が年々減少を続けている結果と言われている。観測の始まった50年前は、高度成長に差し掛かる時期であり、公害問題が大きく取り上げられている頃だった。今では大気汚染や公害という文字を、ニュースで見かけることはほとんどなくなってしまった。

30年ほど前は、車の台数は今よりもはるかに少なかったにもかかわらず、渋滞もひどいものだったように思う。道路整備が進んだことが大きな要因だろう。

環境の変化は、河川にも表れている。春先になると、近くを流れる旧江戸川の川岸や、橋の上が釣り人で大賑わいになる。海から遡上してくるアユの稚魚を釣っているのである。

10センチにも満たない稚魚を釣らなくてもよさそうに思うが、釣り人に言わせると「空揚げが旨い」のだそうである。公害問題が大きかった一昔前はそんなに釣れなかったが、だんだん釣れるようになり、にわか釣り人を誘っているらしい。

自然環境が良くなっている事をこれまであまり意識をしていなかったが、じっくり想い起すと3~40年前と比較すると大分変っていることに気付かされる。変化というのは、長い目で見なければいけないということだと思う。

冒頭に取り上げた中学校の観測データは、50年近く毎日欠かさず続けたところに、データとしての重みがある。「長い目で見る」というのは、続けるということがベースにあるのだろう。
寒い日が続いている。引きこもり状態が続き、運動不足が顕著にお腹に出ている。去年の夏の猛暑による夏太りと同じ症状だ。暑いと言って冷房の利いた部屋にこもり、寒いと言っては暖かい部屋にこもるというのは良くないとは思うのだが…

昨日は専決処分を連発してリコールされた阿久根市長選挙が行われ、前市長が敗退してしまった。敗戦の弁として、「報道と職員組合によって…」というコメントがニュースで流されている。

現地でどのような報道がなされていたのかよくわからないのだが、得票数が8,509と7,645という僅差だっただけに、その思いが強かったのだろう。

権力者のメディア批判ということで、佐藤栄作が退任会見で新聞記者を退けてテレビカメラだけを相手に話をしたことを想い出した。首相在任期間の記録を作っての勇退だったのだが、在任期間が長かっただけに新聞にあれこれ批判されたことも多く、その事が腹にすえかねたのだろう。

権力を握ると批判されることが気に入らなくなるのだろう。小沢一郎も最近はニコニコ動画に頻繁に登場し、自分の主張を訴え続けているようだ。辛口の質問はなく、甘口の質問で自分の都合のよい話だけできるメディアがお気に入りのようとしか見えない。政治家は反論に立ち向かえなければおしまいで、政治生命の末期症状があらわれているのではないだろうか。

日本酒は辛口を訴えると売れるが、甘口と表示すると手を出す人は減るのに。








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