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入梅が少し遅れているようである。このまま空梅雨気味で推移する年かもしれない。ベランダのまえの紫陽花はまだ満開ではないが、一段と花の数を増している。このところの晴天続きで、少しくたびれている感じでもあり、一雨プレゼントが欲しいところだ。
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プロ野球の交流戦は1ラウンドが終わり、今日から後半戦になる。交流戦の開幕直後に、セリーグの不振を取り上げたが、その傾向は止まらず前半戦はパリーグの40勝27敗と大差がついている。

セリーグで勝ち越しているのは巨人が6勝5敗とわずか一つオーバーしているだけで、その他のチームはいずれも負け越している。一方のパリーグでは、日本ハムやロッテが快進撃を続け、リーグ内の試合では大きく負けが込んでいる、楽天やオリックスでさえも大きく勝ち越している。

こんなに大差がついたままでは、通常のリーグ戦に戻った時に一挙に興ざめになってしまう。特に阪神、中日には奮起を促したいものである。

今年からセリーグからの要望で、試合数が減らされている。これまで同一カードはホーム&アウェイで6試合だったものを4試合にしている。その結果、連戦は2連戦か4連戦が交互にくるようになり、6連戦で1クールとなる通常のペナントレースよりも少し日程が緩やかになる。

ペナントレースでは6連戦を、先発投手6人で回すのが現在のパターンだが、変則日程のおかげで、交流戦は先発4人で回すことが可能になった。投手の駒数が6人揃わずに苦戦しているチームも4人なら何とかなることがある。それを上手く活用しているのが、主力投手2人を故障で欠いている日本ハムである。ペナントレースでは駒不足で苦戦していたのが、交流戦ではそのハンディが解消され前半を全勝で折り返したのである。

2年連続交流戦チャンピオンのロッテも10勝2敗の好成績で、今年も優勝を狙えるが、通常はライバルとの直接対決で相手を引きずりおろすことが可能だが、交流戦はライバルが負けるのを待つしかない。満員の札幌ドームでは13連勝と圧倒的な力を発揮する日本ハムのホームの試合が後半戦には4試合しかなく、連勝が止まった後のリバウンドも想定され、ロッテが逆転するように思うのだが…



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昨日のサッカーは久し振りに見ごたえのある試合であった。対戦相手のコロンビアは日本よりも世界ランクは上位にあり、相手にとって不足はないチームである。

 

試合は、前半はコロンビアの攻めが上回っていたが、逆に後半は日本が押し気味に試合を進めており、ほぼ互角の戦いであった。コロンビアは1日にも試合をしており、中1日という強行スケジュールが後半の運動量の低下に結びついていると思う。

 

日本チームでは、海外チームに所属する4選手が先発したが、及第点を与えられるのは高原だけで、他の3選手は今一の出来だった。特に中村俊輔は長いシーズンをほとんどフル出場で活躍したばかりであり、動きに精彩がなく、ボールコントロールのミスも目立った。リフレッシュのために少し休養が必要だろう。

 

7月にはアジアカップがインドネシアやタイなど4カ国の共同開催で行われる。日本は2連覇中であり、今回も十分優勝を狙えるチームではあると思う。アジアカップのチャンピオンは、2009年に南アフリカで行われる、ミニ・ワールドカップともいうべきコンフェデレーションカップの出場権を得ることができる。

 

これは、南アフリカで本番の予行演習もできるし、各大陸のチャンピオンと真剣勝負で対戦できるなど、メリットは非常に大きいものがある。ヨーロッパで活躍する選手も交えたメンバーでまずまずの戦いができたことは、期待を抱かせるには十分ではなかろうか。

 

その証拠は、試合が引分で終わり、日本の優勝が決まった瞬間のオシムの笑顔に現れていると思う。いつも不機嫌そうな表情をしているオシムの笑顔は初めて見たような気がする。インドネシアでもう一度この笑顔を見たいものだ。

昨日からキリンカップがはじまり、緒戦はモンテネグロとの一戦であった。モンテネグロは最近セルビアと分かれたばかりの国で、人口は60万人だという。国内で最も人口の少ない鳥取県とほぼ同じ規模である。鳥取県選抜チームと対戦しているようなものだ。

そのせいか、前半は巧みなパスワークから2点取ったものの、後半は今ひとつ精彩がなく、眠気を誘う試合振りであった。観衆も3万人に届かず、盛り上がりに欠けた試合であった。最近の代表の試合や、オリンピック予選ではいつも途中から眠くなってしまう。観客動員の不振にもこの影響が現れているのであろう。

サッカー人気が停滞しているのは、テレビ放映の問題もあると思う。Jリーグは今期からスカパーとの独占契約を結び、地上波はもちろんBSでの放映もほとんどなくなり、日常的に目にする機会が減ってしまったことである。

サッカー文化が成熟しているヨーロッパでは、有料放送が受け入れられ、ビッグクラブの隆盛を招いているが、未成熟な日本の市場ではこうはいかない。ライトユーザーの呼び込みがまだまだ必要な時に、目先の利益に目が眩んで顧客を絞り込みすぎるのは、長期的に見たマーケティングでは失敗といえよう。

JリーグでもJ2は地方のチームが多く、「おらがチーム」の応援でスタンドは盛り上がっている。地方のマーケットを考えた場合、スタジアムへの動員と地元テレビ局での放映で十分であるが、全国マーケットを視野に入れるJ1の場合はもう少しインパクトの与え方を考えなければならないだろう。

5日のコロンビアは人口4500万人の国である。コロンビアは今月末からの南米選手権を控えて、かなり本気モードになっていると思う。2年前のコンフェデレーションカップで、0-1で負けている国である。相手にとって不足はない、好ゲームを期待しよう。
曇天が続いている。いよいよ梅雨が始まりそうだ。昨日は東京や横浜、埼玉でも雷雨が激しく降ったようだが、千葉氏美浜区では全く雨は降っていない。アメダスを眺めると房総半島方面でも雨が降っていたようであり、エアポケットに入ったようなものだ。不思議な現象があるものである。

白鵬が横綱昇進を決め、今日明治神宮で不知火型の横綱土俵入りを奉納するという。不知火型の横綱は短命であるというジンクスがあるそうだが、白鵬の体つきや取り口は大横綱の大鵬を彷彿させるところがあり、長命の横綱になるような気がする。体に柔らかさがあり、怪我をしにくい体質だと思う。

今月大相撲のハワイ巡業が行われるが、10数年ぶりだそうである。少し前には横綱2人、大関1人を生み出し外人力士の元祖的存在であったが、現在力士は一人も居ないという。変わってモンゴルや東ヨーロッパ系の力士が闊歩している。

モンゴルの力士のインタビューを聞いていると、たどたどしい会話をする力士は皆無で、流暢な日本語をペラペラとしゃべっている。司馬遼太郎は大阪外大の蒙古学科出身であるが、彼はモンゴル語は日本語と文章構造が同じであるため、比較的簡単だという意味のことをよく書いていた。日本人が取っつき易いのは同時にモンゴル人にとっても同様なのであろう。

文章構造が似通っているということは、言葉を使って考えるという行為も当然似通ってくる。思考回路の類似性が、現在モンゴル系の力士が一大勢力になっているのとは無縁ではあるまい。言葉をこなせないものは、文化・風土にもなじむことができず、大成できないのであろう。

禁煙20日を超えようとしている。朝の数時間が苦しい。
雨空に紫陽花がひときわ輝いている。月が変わる頃には満開になるだろう。毎日ベランダに出るのが楽しい。200705291313000.jpg
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プロ野球の交流戦が先週から始まった。今年はセリーグからの提案で、36試合が24試合と減り、2連戦が続く変則的な日程になっている。2試合というのが心理的に影響を与えるのか、最初の試合に負けたチームがその次の試合も落とすケースが多いように思う。

今年はパリーグの球団のホームゲームからスタートしたことも影響しているのだろうが、昨日までの対戦成績はパリーグの23勝10敗と圧倒的にパリーグ優位で展開している。パリーグの下位を低迷していたオリックスや楽天も4勝1敗でここまで健闘しており、楽天はリーグでは5位だが、後1つ勝てば5割に到達しそうだ。

「人気のセリーグ、実力のパリーグ」という言葉が、昔からよく使われていたが、巨人のV9の時代には使われなかったが、その他の時期にはほとんど当てはまるのだろう。

この4年間パリーグは全て異なるチームが優勝し、セリーグは中日と阪神が交互に優勝。日本シリーズはパリーグが全て制覇している。メジャーで活躍している選手もイチロー、松坂、城島、井口とパリーグ出身が目立ち、セリーグ育ちはヤンキースの松井ぐらいだ。

現在好調な巨人を支えているのは、左腕の先発トリオと、谷、小笠原のパリーグからの移籍組みの活躍が大きい。パリーグの野球は大味だという批判をよくされるが、ちまちました野球でなく強く打って速く投げるという原点に立っていることが、パリーグのレベルを引き上げているのではないだろうか。

セリーグは交流戦の導入に消極的であった。導入されてからの2年間は、それまで首位を独走していたチームが交流戦で大きく躓き、優勝を逃している。そんなこともあって交流戦の試合数を今年から減らしたのだが、変則日程が今のところ逆効果になってしまっている。

この展開が今後も続くと、セリーグの人気は落ちるのではないかと心配される。弱者同士のリーグ戦に魅力はないからである。奮起せよセリーグ。


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