忍者ブログ
[78] [79] [80] [81] [82] [83]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日は「びわ湖毎日マラソン」が行われた。今年の夏の大阪世界陸上の選手選考のラストレースであった。
気温が20度を超える厳しい条件でのレースになり、国内招待選手は全員30Kmで脱落し、一般参加の旭化成の久保田が2時間12分台で6位に入ったのが日本人選手の最高であった。

これで、今回の選考会で日本陸連が定めた選考基準を上回ったのは、福岡を走った奥谷選手ただ一人となった。今年の選考対象レースは、
福岡は絶好のコンディションだったが、その他のレースは天候に恵まれず記録が出にくい条件となったためとされている。
地元で行われる大会だから、出場枠の5人を何とか選出するのだろうが、
かなりもめることと思う。

しかし、20年前のソウル五輪の選考の折には、一発選考の対象であった福岡国際で、今年の東京マラソン以上に厳しい気象条件の中で、中山選手は2時間8分台でブッチギリの優勝を遂げたし、選考会を骨折で出場していなかった瀬古選手は、追試として参加した「びわ湖」で、今回と同じような異常気象の中で、精彩を欠きながらも、2時間10分台で優勝している。
20年前に比べて全体のレベルが落ちていることは否めまい。

レベルの低下はマラソンだけでなく、昨日終わったスキーのジャンプや複合も、10年前にはメダルを取るのが当たり前だったのが、僥倖に恵まれての団体3位がやっとであり、スピードスケートも同様である。
先日行われた柔道の国際大会で出場した3人のアテネの金メダリストがいずれも敗退している。

オリンピック種目で今元気なのは、今月東京で世界選手権が行われるフィギュアスケートと、水泳だけではないかと思う。両者に共通しているのは、有望な若手が次から次へと出現していることである。新陳代謝が活発に行われるのが「若い」証拠である。

そもそも、真夏に行われる五輪や世界選手権を、冬場の選考会でタイムを基準にしながら選ぶのは無理があると思う。おそらく今年の大阪世界選手権で2時間12分台で走れば金メダルを狙える。
前半トップグループについてゆけず、後半に追い上げたレース振りは評価が低くなるのだろうが、過酷な気象条件の中で自己記録を更新した、24歳の久保田選手をぜひ選んでもらいたいと思うのだが…

PR

今週末からJリーグの新しいシーズンが始まります。千葉の阿部が浦和に、セレッソの大久保が東京に、マリノスの久保が横浜にと大物選手の移籍が相次いでおり、プロ野球に比べて選手の移動が活発に行われているようで、新たな魅力が増すように思われます。名波と服部がヴェルディに、秋田が京都に、那良橋が湘南へとかってのビッグネームがJ2へ移っていったのも今シーズンの移籍の特徴です。

今シーズンの予想をすると、この数年アジアチャンピオンシリーズ(ACL)に出場するトップチームが、立ち上がりに苦戦し波に乗れず、混戦を招いているのが特徴です。Jリーグの開幕と同時にACLも開幕し、週末はJリーグ、週中はホーム&アウェイのACLという厳しい日程になり、新しいチームの助走期間とも重なって苦しい戦いになっているようです。浦和はこの数年の積極的補強で、二チーム分のメンバーを揃えていますが、故障者も多く抱えており、立ち上がりにつまずくのではないかと私は予想しています。

選手層の薄い川崎は、おそらくガタガタになって序盤に躓き、残留も気にしなければならなくなるのではと予想しています。川崎に変わって上位争いをしそうなのは、若手の有望な選手を多く抱えるFC東京と、千葉だと思います。それとスタートダッシュを上手く決めて勢いに乗ることができれば、大幅に若返りを図った磐田が、ガンバや浦和と上位争いをしそうな気がします。

残留争いは、昇格組みの横浜はサポーターの後押しが力強く抜け出せると見ます(昨年の甲府のように)。神戸と柏は厳しいでしょう。その他のチームでは甲府や大宮が立ち上がりに躓くとやばくなるでしょう。あっと驚く転落候補はチーム強化の方針がよく見えない横浜マリノスがあげられます。転落請負人と呼ばれている早野監督の就任が気になるところです。

J2からの昇格は、セレッソとヴェルディが抜けていると思います。3番手は降格組みの京都と福岡の争いと見るのが妥当な所でしょうが、大穴として鳥栖を上げたいと思います。昨シーズン活躍した新居選手が千葉に移籍したのは気にかかるところですが、昨年は観客の大幅増に成功しています。サポーターの後押しが強いチームは驚くべき力を発揮することがあります。ミニ新潟のような観客動員を誇るベガルタ仙台(毎試合1万5千人を超える動員があります)や鳥栖が勢いに乗れば、京都や福岡を上回るかもしれません。

プロ野球の世界は東京一極集中の典型のような世界でしたが、巨人の不振、ソフトバンク、ロッテ、日本ハムのような地域密着型チームがこの数年成功を収めています。Jリーグは地域密着を象徴するような運営を行っています。Jリーグの消長が地域間格差を解消する何かを教えてくれるのではないかと思うのですが。

経済産業省は所管する競輪とオートレースの新しい車券を発売できるように、法案の改定を今国会に提出するという記事がスポーツ新聞に小さく載っていました。公営ギャンブルは軒並み売上減少に悩まされており、中央競馬はピーク時に4兆円の売上があったものが、3兆円を切るようになっており、地方競馬も廃止に追い込まれる所が数多く出現しています。競輪やオートレースはピークの半分以下にまで落ち込み、その打開策として今回の法案改正になったようです。相変わらず話題造り先行型だなという感想を持ちました。

報道によると、新たな車券は重勝式と呼ばれるもので、中央競馬でも昭和20年代に発売されていた形式が導入されるようです。何レースかの1着をあてるもので、アメリカではピック・セブンとかピック・シックスと呼ばれて、6~7レースをまとめたものが発売されており、当たることは至難の技に近く、びっくりするような配当が飛び出しています。

主催者は、高額配当を煽り立て、売り上げ増を狙っているようですが、そう上手く行くでしょうか。今回の改正では、最高200万倍までを上限とするようです(1枚100円で2億円になります)。現実には1日の開催で1億円を切ることがたびたび起こっています。10年ほど前に、笠松競馬場で150万円の配当が飛び出したことがあります、当時の最高配当だったのでスポーツ新聞では大きく取り上げられました。1000円分買った人は1500万円の配当を手にしたのかと興味を持って読んでいたのですが、1000円買っていても150万円の配当しかえられなかったのです。テラ銭として25%を主催者の取り分となりますが、そのレースの売上は200万円でしかなかったのです。売上が倍増し、全ての人が重勝式を買って初めて2億円の配当が可能となります。

サッカーくじのTOTOも、ご多分に漏れず不振にあえいでいます。そこで昨年の秋から新しい方式を導入しました。コンピューターでランダムに勝敗を選んだくじを買うというものです。最高6億円の配当が出るというものですが、1回の販売金額は2000万円程度で、昨年の最終節でようやく的中者が出、2億数千万円の配当が支払われました。せっかく話題になるようなくじを発売したのに的中者が出ず、主催者はあわてていたと思います。TOTOの魅力は勝敗を予想しする点にあるのですが、いくら高額配当が出るといってもランダムに選ばれるというのはサッカーフアンの支持を得なかったのでしょう。

公営ギャンブル売上低迷の要因は、もっと違うところにあり、話題を提供するだけでは瞬間的なカンフル剤にはなるでしょうが、再び上昇軌道に乗ることはなく、廃止に追い込まれるところがすぐに出てくると思います。特にオートレースは5年持たないのではないかと思います。低迷を潜り抜けて再生を果たした代表事例として、旭山動物園や黒川温泉の事例があります。共通しているのは、いずれもピークを経験し、低迷を続けた中で地道な取り組みをし、長い年月をかけてようやく再生にこぎつけています。発想の転換をし、地道な努力が必要です。そうはいってもオートレースにはもう時間がないのかもしれませんが。
昨日から、札幌でノルディックスキーの世界選手権が開催されています。テレビの放映もなく、地元ではわかりませんが、東京ではひっそりと行われているような気がします。数日前に、スポーツ新聞に会場の案内が出ており、宮の森や大倉山シャンッエと並んで、札幌ドームが掲載され距離と書かれていました。開会式などを行うのかと思っていましたが、昨日のニュースをみてびっくりしました。

ドームの中で選手が滑走している姿が映し出され、大勢の観客が声援を送っていました。スタジアムを開放し、ドームの芝生を撤去してダンプカー360台分の雪を敷き詰め、スタートとゴールをドームの中で行ったようです。屋外の観戦ではなく、スタジアムの中では選手との距離が近く臨場感があふれて、観る側にとっても楽しめたのではないでしょうか。

先日の東京マラソンでは150万人が沿道から声援を送ったそうです。私の家の前の通りは、千葉国際駅伝のコースになっており、毎年テレビを見ながら頃合を見計らって、道路に出て選手を応援するのを楽しみにしています。選手が通り過ぎるのは一瞬のことですが、そのスピードに快感を覚えます。見るスポーツとしての快感です。

昨年、オーシャンスイミングの仕事をする機会があり、湘南の葉山まで出かけて観戦しました。オーシャンスイミングは北京オリンピックから正式種目となり、海上を10Km泳ぐ、水泳のマラソンと呼ばれるスポーツです。一流選手は2時間を切るタイムで泳ぎきり、1500Mに換算すると18分を切るタイムであり、フジヤマのトビウオといわれた古橋の記録を凌ぎ、メルボルンで銀メダルを獲得した山中選手のタイムに匹敵するスピードで10Kmを泳ぐというすごいスポーツです。

しかし、陸上から観ていたのですが、はるか遠くに水しぶきがかすかに見えるだけで、レースの様子はもちろん選手同士の駆け引きは全く分かりませんでした。このようなスポーツのため地元の盛り上がりには全く欠けており、スタート地点やゴール地点の海岸は夏休みで人出が多いにもかかわらず、ボランティアなどの関係者の姿がやたらと目に付いたシラケタ感じのものでした。多分テレビ中継をしたとしても、選手の表情を捉えることができず、海上で目標物もないため、映像としてもあまり魅力はなく、メダルを取らない限りメディアでは取り上げられることはないと思います。

観て面白いということが、スポーツを隆盛させる一つの方法であると思います。注目を集めることにより、スポンサーの支援が得やすく、競技の発展につながると思います。その意味で今回のドームの活用は世界で始めての試みでもあり、今後の動向を見てゆきたいと思います。10年前は長野オリンピックを控えて日本の黄金時代ともいえる時期で、ジャンプや複合の活躍で多いに盛り上がっていましたが、今はひっそりとした大会になっています。ドームの活用が、観るスポーツとして今一度脚光を浴びるきっかけになればと、スポーツ観戦マニアの私は思っています。
第1回の東京マラソンが、冷たい雨の振る中3万人のランナーが参加して行われた。沿道の観衆が150万人を数え、首都のイベントとして定着しそうである。

競技者の部では、外国招待選手の有力者は過酷な条件の中で脱落し、日本に住んで15年のケニアのジェンガが優勝し、日本人では佐藤が2位、入船が3位に入り、マスコミが有望として取り上げていた中国電力の油谷は途中で失速した。注目したいのは2位の佐藤は福岡国際で失敗し、3位の入船もアジア大会で4位に終わり世界選手権の切符を手に入れることができず、わずか2ヶ月での再チャレンジ組みであったことである。

先日行われた別府大分毎日マラソンも、福岡敗退組みの藤田が優勝し、万全の体制で臨んだ中国電力の佐藤は終盤で失速している。常識破りの2ヶ月の間隔でレースに臨んだ佐藤や藤田が世界選手権に選ばれれば、再チャレンジを唱えている安倍首相には嬉しいことかもしれない。それにしても、正月の駅伝で圧勝した中国電力勢の失敗はどういうことなのだろうか。

悪天候の中のレースとしては、87年の雪の降りしきる中の福岡国際が思い出される。全盛期の中山が世界記録を上回るペースでブッチギリ、2時間8分台でソウルへの切符を手にしたレースである。今回よりももっと悪い条件で、はるかに良いタイムが出ていた。瀬古、宗兄弟、伊藤、新宅など競合がひしめき合っていた当時の方がはるかに現在よりもレベルが高かったのであろうか。少子化の影響があまりない世代でのレベルダウンは気になるところである。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析