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昨日はついに40度を超える地点が出るなど、この夏一番の暑さを感じたが、今朝は8時で30度になっており、アメダスのデータでは33度の地点がいくつも表示されている。昨日の記録が更新されるのではないかと思う。今日は絶対に引きこもりを徹底するつもりだ。

暑さのせいなのか、昨夜の巨人VS広島戦で珍しいプレーがあった。広島の山崎二塁手の“隠し球”に阿部選手がひっかかり、二塁でタッチアウトになった。このことも影響して、巨人はせり負け首位の座が危うくなっている。

隠し球でアウトになるのは、選手の責任ではなく、チーム全体として責めをおわなければならない。誰か一人でもボールの行方をきっちりフォローしていれば防げるものであり、選手の行動を追いかける観客と同じ視点で見ていると引っかかってしまうのである。

テレビのスポーツニュースのカメラマンにとって、隠し球の瞬間を撮影するのは夢であるとされている。球場全体が見事にトリックにかかっている中で、その瞬間の映像を手にした時は、カメラマン冥利に尽きるのだろう。昨日はちょっとぎこちないカメラワークだったが、NHKのカメラは見事にその瞬間をとらえていた。

年末の好プレー・珍プレーでは、カメラマンの好プレーで取り上げられるべきものだ。そのことを青山アナウンサーはもう少し強調してもよかったのではないだろうか。局長賞の金一封が出てもよいくらいに値打ちがあることなのだから。

隠し球が成功するのは数年に1回程度ではないだろうか。にもかかわらず、巨人は昨年の開幕シリーズでも引っかかっており、弛んでいるとしか思えない。

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昨日は猛烈な暑さで、豊岡で38.6度になったが、千葉市でも37.3度とこの夏一番の暑さだった。今朝も8時の気温が29度で、昨日に続いて猛暑日は確実だ。日中は外出を避け、家の中で過ごすのが賢明で、高校野球が行われているのが、暇つぶしには幸である。

昨日の試合は4試合とも僅差の試合で、どちらに勝利が転ぶかわからない試合で見所が多かった。第四試合の、広陵と駒苫の試合は、最後に不運なミスで駒苫が敗れてしまった。

この試合で、9回裏に逆転された駒苫が相手のワイルドピッチで2塁から一挙にホームインし、1点差に迫ったのだが、このプレー明暗を分けたように思う。ホームに帰っても1点差になるだけで、ランナーが居なくなることでリセットされたことになり、ピッチャーも投げやすく、守備も楽になった。

結局最後のバッターが三振に倒れたのだが、一瞬の判断力がチャンスを逃してしまったような気がする。高校生に判断力を求めるのは酷なような気もするが、これもセンスを磨くために必要なことである。

スポーツというのは、体力や技術で相手を打ち負かすだけでなく、駆け引きによる心理戦も魅力の一つであると思う。知恵を絞って、強い相手を倒すことに醍醐味があるのではないだろうか。
今年はカレンダーのまわりがよく、13~15日のお盆休みが今日からのところが多く、ニュースでも高速道路の渋滞がトップになっている。ただし、夏休みを分散してとるのがこのところの傾向であり、帰省ラッシュは昔ほどではないような気がする。

とはいっても、来週前半は都心も閑散とした状態になる。築地の市場も休みで、オフィス街では昼食をとる場所を選ぶにも大変だ。13日も14日も仕事の予定が入っており、出かけなくてはならないが、少し億劫だ。

ソフトバンクのガトームソン投手(最初サトームセンと聞き間違えた)が、禁止薬物の使用が発覚し、20日間の出場停止というニュースが昨日報道された。使用している育毛剤に、ドーピングの証拠を消し去る利尿剤が含まれていることによるものだ。

このニュースを聞いたときは、思わず笑ってしまったが、報道を読んでみるとどうもそれほど単純なことではなさそうである。彼が服用していたのは、「プロペシア」という薬で、アメリカのスケルトンの選手の服用が発覚し、1年間の出場停止を受けたために、06年のトリノ・オリンピックに出場できなかったということがあった。

当然このことを知っていたはずで(知らなかったというのはスポーツ選手としておかしい)、確信犯といえるのではないかと思われる。バリー・ボンズがハンク・アーロンの記録をつい先日破ったが、メディアの反応はすこぶる冷淡であった。

90年代に、野茂がメジャーデビューを果たした時に、ライバル球団として何度も対戦してテレビでも放映されていたが、当時はうんとスリムな体系で、走攻守三拍子そろった、スーパー・スターであった。ところが、ホームランを量産するようになってからは、体系がマッチョに変わり、筋肉の塊というより、疑惑の塊となってしまった。

その前にシーズン・ホームラン記録を塗り替えたマクガイアや、ヤンキースのジオンビーなども、薬物疑惑が見え見えの体型をしており、ヒーローというより汚い奴という見方のほうが支配的である。

ジオンビーは体調を崩しているようだが、日本人にもマッチョな体型になってから、故障続きでろくに活躍できない、スター選手がいる。やっぱり、野球選手はイチローのようなスリムな体型が理想的だ。

帽子をとったガトームソンの写真を見ると、育毛剤が不要な気がするのだが、後ろに難点があるのか、それとも育毛剤の効果を示しているのだろうか?
一昨日から高校野球が始まった。昨年の早実の斉藤は、大会前にはほとんど話題にもならなかったが、勝ち進んでいくうちに、青いハンカチも手伝ってあっという間のニューヒーロー誕生となった。

今年もどんな選手が大化けするのか楽しみである。そういう意味で、昨日の第三試合の仙台育英と智弁和歌山との対決は見ものであった。仙台育英の佐藤投手は、選抜大会にも出場し、優勝した静岡の常葉学園を相手に14個の三振を奪いながら、1回戦で惜敗している。

昨日も強打の智弁和歌山相手に、失投をホームランされたが、17個の三振を奪って快勝した。直球も速いが、スライダーの切れが抜群で、今すぐプロに入っても十分やれると思う。楽天としては、ぜひとも獲得したい選手だろう。

超高校級(懐かしい表現だ)の投手が居ても、確実に勝ちあがれないのが野球というスポーツである。実力の劣るチームでも勝つチャンスが十分あるのである。

例えば、プロ野球とサッカーのJリーグを比較するとこのことがはっきりする。現在プロ野球の首位のチームはセリーグが巨人、パリーグが日ハムであるが、その勝率は巨人が5割7分、ハムが5割6分である。少し勝ち越しているだけで、大相撲では8勝7敗の成績に近い。9勝6敗ペースだと断トツの優勝ということになる。

サッカーでは首位のガンバは12勝1敗、2位の浦和が11勝1敗である。ほとんど負けることがないチームが存在していることになる。サッカーや相撲に比べていかに野球が勝ち続けることが難しいか分かるであろう。

言い換えると、野球には番狂わせはないということである。好投手の佐藤を擁する仙台育英とはいえ、優勝できる確率は3割もないのではないだろうか。その意味では、大本命で春・夏を連覇した松坂は偉大だったといえる。夏の大会の決勝ではノーヒット・ノーランで締めくくりをするというおまけまでつけたのだから。

100億円の値段が付く選手しか、このような快挙は達成できないのだろう。佐藤が優勝投手に輝くことができれば、10億円くらいの値打ちととりあえず評価しよう。
金の卵を見つけるのが高校野球の楽しみの一つだ。

今朝も相変わらず、朝から暑い。しばらく猛暑が続きそうだ。本格的な夏の到来が遅れた分、9月まで暑い日が続きそうな気がする。

このところ、スポーツ新聞の主な話題は朝青龍の病状についてである。怪しげな医師が、うつ病の診てをし、とうとう昨日は相撲協会の指定する医師が診断をした。報道によると医師の診断は、「急性ストレス障害」(ASD)とのことである。

サンケイスポーツによるとASDは、「主に災害や犯罪など、強い恐怖や苦痛を伴う出来事を体験したり、直面した時に引き起こされる障害。感情の反応が失われ、現実感の消失や、睡眠障害、過度の警戒心などが発生する。」としている。

地震や子供を巻き込んだ事件の時などに話題になる、「心的外傷後ストレス障害」(PTSD)と症状は同じであるが、PTSDは症状が1ヶ月以上続き、ASDは2日以上1ヶ月未満であるとされている。

まだ発生して間もないため、ASDと診断されているが、症状が改善されないとPTSDに移行するのだろうか。事件の被害者のPTSDには同情するが、朝青龍のPTSDには同情する気がしない。

自由気ままに過ごしてきた人間に4ヶ月もの自由を束縛される謹慎処分は、強い恐怖に直面したということなのだろう。精神面の強さも要求される横綱としては、何とももろいものだ。これだけでも、横綱失格になるのではないか。

おそらく人道的観点から、モンゴルへ帰国しての療養生活ということになるのだろうが、これで謹慎という処分はなくなり、単なる出場停止処分ということになってしまう。謹慎の緩和の見返りとして、もう1場所付け加え、3場所の出場停止にしなければ、勘定があわないような気がする。

力士の土俵寿命は、怪我や内臓の問題で絶たれることが多いが、心の病によるものも新たに付け加わることになった。何とも暑苦しい話題だ。今日から高校野球が始まる、明るい話題(ニューヒーローの登場)が待たれるところだ。



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