社長のブログです
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今日のダービーはウオッカの完勝だった。2着との3馬身差は決定的な差であり、今年の秋には凱旋門賞に挑戦するのではないだろうか、昨秋ディープインパクトが3着に敗れたレースである。
日本では秋シーズンの年齢によるハンディの差は2Kgであるが、凱旋門賞では3.5Kgの差があり、ディープインパクトや8年前にエルコンドルパサーが2着に敗れた時はいずれも3歳の軽いハンディに負けたものだ。ウオッカは牝馬でもあるためさらに2Kgの恩恵がある。海外の大レースで実績のある角居調教師のことだから、間違いなく挑戦するだろう。 今年のダービーは人間ドラマを観察するだけでも面白いものだった。ウオッカのオーナーはオーナーブリーダー(自分の名義で競走馬を走らせるために生産し、賞金を牧場の維持費に回している)で、30年前にはダービー馬を2頭生産し、有馬記念や天皇賞をとる馬を育てたが、永らく不振を続け、久し振りのヒットとなったのがウオッカの父のタニノギムレットである。 その初仔として生まれたのがウオッカであり、父の名にちなんでウオッカと命名したのだが、ウオッカは男ではなく牝馬である。馬の世界でも女は「強い」のだろうか。 社台グループに比べると規模は小さな牧場だが、30年で4頭ものダービー馬を送り出したのだからたいしたものだ。 タニノギムレットを管理していたのが今回単勝1.6倍の圧倒的1番人気になったフサイチホウオーの松田調教師である。又、ウオッカの角居調教師が調教助手の時代に修業していたのが松田厩舎である。恩をあだにして返すということなのだろうか。 タニノギムレットは武 豊が騎乗してダービーを制したのだが、一番人気になりながら3着に敗れた皐月賞で騎乗していたのは、今回ウオッカに跨った四位騎手であった。ここにも因縁話が一つある。 さらに因縁を加えると、今回のフサイチホウオーのように圧倒的1番人気に支持された桜花賞でウオッカを負かしたのは、松田厩舎のダイワスカーレットという馬である。フサイチホウオーの騎手でもあった安藤騎手の巧騎乗が光ったレースであった。因果は巡るということかもしれない。 馬券は買わなくても競馬は面白い。今夜はウオッカで乾杯だ。 追記 今日は皇太子様も観戦されていたが、安倍首相も競馬場に居た。首相のダービー観戦は戦後3回目だそうだが、この前の観戦は小泉首相がタニノギムレットのダービーの時であった。小泉首相も馬券を的中させたようだが、安倍首相も夫人の奨めでウオッカの複勝を的中させたそうだ。ここにも因縁話があった。 PR
今朝は曇り空で今にも雨が降りそうである。いよいよ梅雨の走りが来るのだろうか。ベランダの前の紫陽花はカンカン照りには似合わず、曇天の方が色鮮やかに見える。
今週末はダービーが行われる。ダービーの行われる日は、毎年5月の最終日曜日と決まっている。少しでも売上をという思いからか、天皇賞やジャパンカップなどの大レースは月末の日曜に開催されている。ダービーもこの例にあてはまる。 1レースの売上では、暮れに行われる有馬記念が最も多く、800億円を超える売上を記録したことがあるのに対して、ダービーは560億円が最高で最近では300億円を少し超える程度である。年末ジャンボとグリーンジャンボの差と同じようなものか。しかし、入場人員では断然ダービーである。有馬記念は10万人台の前半であるが、ダービーは15万人を超え、19万人の観衆を集めたこともある。5月の晴天に誘われてくる人も多いのだろう。 今年は皇太子様も東京競馬場におこしになるそうである。明治天皇は競馬が大好きだったようで、競馬の草創期には天覧競馬がよく行われており、その血を引いてのことかもしれない。 私も昔はよく競馬場に出かけたが、最近は億劫になりテレビの観戦だけで、馬券も買わなくなった。それでもダービーだけは別で、場外馬券でも買ってみようかと思っている。 というのは、過去のデータに照らし合わせるとかなり確率の高い馬がいるからである。ダービーの前哨戦は中山競馬場で行われる皐月賞であるが、このレースを逃げ切った馬は全てダービーを勝っているのである。 私の記憶の限りでは、カブラヤオー、カツトップエース、ミホノブルボン、サニーブライアンの4頭が皐月賞を逃げ切り、ダービーを連覇している。カツトップエースやサニーブライアンは皐月賞での人気が10番人気以下の大穴になっている。 皐月賞では逃げ切れなかったが2着に粘った馬は、ラッキールーラーとアイネスフウジンの2頭が記憶にあるが、いずれもダービーでは雪辱を果たしている。逃げ馬というのは自分のペースで走れコース取りも自由になるが、後続にマークされるため逃げ切るのは容易でなく、過去40年(私の記憶の範囲)でも皐月賞で逃げ切ったのは4頭しかいないのである。 しかし、逃げ切った馬はそれだけ実力があることを証明したわけで、皐月賞をノーマークで勝ったとみられた2頭もダービーでも逃げ切っているのである。過去のデータからは鉄板といえるのだが… その馬の名前は「ヴィクトリー」、いかにもと思わせる名前だ。 カラッとした晴天が続いている。入梅前の気持ちのよいひと時だが、ベランダの前の紫陽花はほんのり色づき始めている。
今朝は快晴、空気が乾燥して5月らしい天気で気持ちがよい。銃を持った男が又立てこもっている。警察官一人が亡くなっており、「身近な銃」は何とかならないものか。
昨日に続いて競馬の話題から。タイガーマスクという名前の馬が今週東京競馬場でデビューを迎える。来週にはダービーが行われ、デビューが遅れてダービーには間に合わなかったが、この馬には頑張って走ってもらいたいと思う。 というのは、この馬の馬主が、獲得した賞金を全て慈善団体に寄付すると宣言しているからである。 馬主の山本氏はかねてからこの構想を温めており、ようやく実現にこぎつけ、馬名もタイガーマスクとしたわけだ。ノブレス・オブリュージュという言葉がある。 この企画に、管理する藤沢調教師と昨日もこのブログで取り上げた騎乗する武騎手も賛同し、進上金(調教師は賞金の10%、騎手は5%)を全額寄付することにしているそうである。今回勝利すると475万円が寄付されることになる。 日曜の5レースに出走する。黄色と黒のメンコ(馬用の覆面)を付けて登場するようである。馬券を買わずに応援しよう。
TOTOは昨日から販売を再開し、ビッグは10億円近くの売上があったようである。この調子では、今週の売上は30億円を超えるかもしれない。今年の初めは1億円をやっと超えた程度であったから、関係者は大はしゃぎだろう。
昨年1年間の売上を、1ヶ月でカバーできそうで、本来の目的であるスポーツ団体への助成金が一挙に増えるだろう。 ところで、私のパソコンのポータルサイトは日刊スポーツにしてあるが、今朝は武 豊のダービーでの騎乗馬の乗り変りを報じた見出しが目に飛び込んできた。 競馬に関心がない人でも、ディープインパクトなど数々の名馬を操り、大レースを制覇している天才ジョッキーとして知られているはずだ。 大レースを前に有力馬が武 豊に乗り変わることはあっても、武 豊が降ろされるというのははじめてのことだ。来週末に行われる今年のダービーに武騎手はアドマイヤオーラという有力馬に乗る予定であった。ダービーの前哨戦である皐月賞で2番人気に指示されながら4着に敗退し、直線の長い東京競馬場での雪辱を期していたところの乗り変りである。 確かに今年に入ってから武騎手の調子はおかしかった。昨年末の香港での騎乗で騎乗停止処分を受け、年始の5日間競馬に乗ることができずスタートダッシュは出来なかったのだが、騎乗を再開してからも勝ち星が延びず、さらに大きく1位との差は開いてしまっている。こうした中での乗り変りである。 乗り変りが起きるのは、調教師の判断と馬主の以降の2つのケースがある。調教師としては今後のことも考えるとシコリの残る判断を行うことは考えにくく、今回はオーナーの意向が強く働いたに違いない。ヨーロッパの競馬では有力オーナーには必ず専属ジョッキーがおり、成績不振が続くとオーナーから専属契約を破棄されることはよくある。 今回のケースは専属契約の解除に等しいものではないかと思う。確かに武騎手は現在スランプに陥っているかもしれないが、巡りあわせの悪さもある。今回のことがきっかけとなって、スランプを脱出するかもしれない。 ダービーを前にして動くとろくなことはない。例えば、40年ほど前にそれまで大レースをいくつも勝ちながらダービーには手が届かなかった馬主が、 ダービーの1番人気が確実視されたダイコーターという馬を、2000万円で直前にトレードで手に入れたことがある。ダービーの賞金が1000万円にと説かなかった時代である。 売った側の馬主は前年にシンザンで3冠を制しており、ダービーオーナーの名誉はもう十分だったのかもしれない。結局ダイコーターはダービーでも2着に破れ菊花賞は手に入れたものの、その後はさっぱりであった。 今回の乗り変りがどのような結末を迎えるのか、来週のダービーを注目してみたい。 禁煙204時間。 |
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