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昨晩の試合は、サウジアラビアのベスト・ゲームとも言える内容で、日本は惜しくも敗れた。これまでの、引いて守ってくる相手ではなく、中盤から積極的に仕掛け、一気に速攻を決めるという、王者のような戦い方にやられた。

特に前線の4人の個人技がすばらしく、スピードと球捌きで日本のディフェンス・ラインが翻弄されていた。決勝点となった3点目などは、2人でディフェンスに行っているにもかかわらず、軽くいなされて見事なゴールを決められている。

日本が攻め込んで跳ね返された時に、ボランチの鈴木がチェックに行くのだが、何度もかわされ、カウンターで攻められるというピンチが何度もあった。個人技のレベルが日本よりも上という感じがする。又、守備の仕掛けどころや、連携などチームとしての意思統一がしっかりしていた。

昨日のようなサッカーができれば、決勝戦でも文句なしにサウジだが、同じ試合ができるとは限らない。日本がオーストラリアを破って一息ついたように、サウジも難敵の日本を倒して達成感が生じると、イラクに足元を掬われる可能性がある(賭けが行われていたらサウジの人気の方が高いだろうが、私なら躊躇することなくイラクに賭ける)。

今大会の日本の戦い方を見ると、フリーキックのチャンスが少なかったように思う。日本には優秀なキッカーが揃っており、大きな武器なのだが、遠藤が1点取っただけだった。

ペナルティ・エリアの前の相手にとって危険なゾーンで、相手を慌てさせるようなプレーが少なかったのが原因である。このブログでも何度か書いたが、ドリブラーが居ないためである。攻撃にアクセントをつけるための切り札として、ベンチには1枚置いておきたいものである。

これで参議院選挙の開票とぶつかることはなく、29日の夜は開票番組を集中して見ることができる。テレビ朝日もほっとしただろう。

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蒸し暑い朝だ。今月になってから真夏日は一日もないような気がする。去年もそうだったような気がするが、夏が少し遅れて9月にまで暑いのがずれ込むのだろうか。

昨日の大一番は、判定勝ちというところだろう。ボールの保持率が前半から高く、頻繁なサイドチェンジも含めたパス交換で、オーストラリアの守備陣にボディーブローのようにダメージを与え、終盤から延長にかけては全く押上がなく、失点の脅威は小さくなっていた。

ただし、10人になってからは全く引いて守る戦術を取ってきたため、攻め手に欠いてしまった。引いて守る相手にはロング・シュートが有効だが、サイドには潜り込めるが、ゴール正面ではチャンスが少なく、ロング・シュートの場面がなかった。

ルマンの松井や、ガンバの家長のようなドリブルで仕掛ける選手が1枚欲しいとつくづく思った。昨日の試合では、オーストラリアが3人の選手交代をしても、日本の選手交代はなかった。先発選手の動きがよく、連動も十分だったために替えにくかったのだろうが、膠着状態を打開するジョーカー的選手がいなかった事も理由だろう。

アジアのチャンピオンになると、2009年に南アフリカで開かれるコンフェデレーション・カップの出場権を獲得することができる。親善試合ではなく、競合国との真剣勝負の機会が手に入ることは、2010年のワールドカップに向けて大きなアドバンテージとなる。

又、今回優勝するとアジアカップ3連覇となる。トーナメント戦を3連覇するのは至難の業であり、ライバルに与える影響は大きいと思う。

決勝戦は、選挙の開票日と重なってしまった。生中継は見られるのだろうか?
昨日は朝から福島県のいわきまで出かけ、夕方にはCSCを神楽坂で開催するという忙しい1日となった。おかげで今日は少し寝坊をし、ブログを書く時間が遅くなった。

神楽坂は、ほとんどはじめて出かけたようなもので、印象的な街である。神楽坂の魅力は表通りではなく、裏通りの路地にある。隠れ家的な飲食店が多く、食べ歩き、飲み歩きをすると飽きない街だ。飯田橋あたりにオフィスがあったら、家に帰らない日が多くなりそうで、築地や人形町のオフィスでよかったと思う。

昔懐かしい佇まいが色濃く残る中で、高層マンションがそびえているのは興醒めだ。街並みを残すことの大切さをつくづく感じさせられた。

今朝のサンスポのトップ記事はマリナーズのイチローの大型契約についてのものだった。先日5年で9000万ドルという大型契約が話題になったが、その条件の一つは、毎年500万ドルに相当する部分は現役引退後25年にわたって後払いされるというものだ。

毎年100万ドルに、年率5.5%の利子を付け加えたものが支払われる。1種の年金のようなもので、我々が手にする年金と桁が2つも違う。超一流の手にするものは凡人には圧倒されるだけだ。

メジャーの選手の契約は代理人がつき物だが、単純に年俸が記載された契約書を取り交わすのではなく、付帯条件が色々あり、契約書は30~40ページになるという。契約の素人が手におえるものではなく、代理人の登場は仕方のないものである。

契約社会の国にあって、一流の代理人とは付帯条件をどれだけ手にすることができるかも手腕の一つなのだろう。当然今回のケースが前例となって、次に大型契約する選手にも適用が図られるのだろう。

契約書の枚数がドンドン増え続けて、松坂がFAの資格を取った頃には何ページの契約書になっているのだろうか。

今朝は霧雨が降って少し肌寒い。7時の気温が19度である。風向きは昨日からの北東風が続いている。北の高気圧の勢力が強いのだろう。こんな日が多いと、今度は冷夏の心配が出てくる。

今日は大相撲の話を少し。昨日は、大関昇進のかかる琴光喜が、全勝対決で新横綱の白鵬を見事な上手出し投げで破り、大関に向けて一歩前進した。今日は26連敗中の朝青龍との対戦だが、これを破ると全勝優勝の芽も出てくる。

相撲の昇進がかかった時は、勢いがモノを言うことが多い。魁皇のように何度もチャンスがあった力士はたいてい駄目である。琴光喜にはなんとかこのまま、大関の壁を乗り越えて欲しいものである。

この2年ほど琴光喜は中日までは、だいたい7勝1敗のペースできており、後半の上位との対決で5分5分の成績で10勝か11勝という成績が続いている。前半の勝率が高いのは下位の相手に対して地力の差があるためで、力は十分大関にふさわしいものがあると思う。

それ以上に、今の勢いが持続するならば横綱昇進だって狙えると思う。かって30歳を過ぎてから強くなった隆の里は、「おしん横綱」の異名を持っていた。今から気が早いが、来場所の琴光喜の活躍いかんで、「第二のおしん横綱」の誕生も夢ではないと思う。

隆の里の鳴門部屋に稀勢の里という若手有望力士が居る。しばらく小結に留まり、地力がついてきたと思ったのだが、この数場所連続して負け越し、平幕の中位まで位置を下げているが、ここでも不甲斐ない相撲をとり続けている。まだ20歳なのだが、稀勢の里も大器晩成で強くなるまで後10年かかるのだろうか。

昨夜のサッカーは気持ちよく見ることができた。守りを固めてカウンター狙いに徹したカタールと違い、緒戦で敗れているUAEは勝つことが必要だったため積極的に仕掛けてきたのも幸して、前半に3点を取って勝負ありだった。

今大会は結構番狂わせが起こっている。優勝候補の筆頭に上げられ、6月の中旬から現地で合宿を行い、調整が上手く行っているはずのオーストラリアがオマーンと引分、イラクに敗れたために予選落ちのピンチに立たされている。日本がグループ1位で勝ちあがると、決勝トーナメントの緒戦で当たる可能性も出てきた。

今回の大会は、アセアンの4カ国の共同開催という面白い試みである。挌下と見られた開催国が意外に健闘しており、インドネシア、タイ、ベトナムは勝ち星を挙げている。高温多湿の環境がホームの利となっているようである。

中東の国は高温は共通しているが、東南アジアの湿度の高さに適応しきれないのかもしれない。梅雨という厄介な気候を持つ日本には、多少のアドバンテージがあると思う。

日本の試合を観ていて感じるのは、選手が運動量豊富に動き回り、ダイレクトパスをつなぎまくるのほそれなりに見ごたえはあるのだが、物足りないのはドリブル突破のシーンがあまり観られないことである。ドリブルで突っかけることができると、もっと多彩な攻撃ができ、相手にも脅威を与えることができる。

フランスのルマンに居る松井などが加わると厚みが出てくると思う。しかし、チームのエースばかりそろえたジーコのやり方に対して、オシムのチーム編成は、適材適所(「水を運ぶ人もチームには必要」という表現で昨年のW杯の前に語っていた)であり、それが機能していることも見逃せず、松井を誰に替えるのかという点では、難しさが残る。

それにしても、前半の気持ちよさでつい飲みすぎてしまい、後半の戦い方の記憶にあやふやな点がある(何時の間にUAEが10人になったのだろうか)。10時半開始の試合なのだから仕方がないのだが、困ったもんだ。



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