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雨空に紫陽花がひときわ輝いている。月が変わる頃には満開になるだろう。毎日ベランダに出るのが楽しい。200705291313000.jpg
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プロ野球の交流戦が先週から始まった。今年はセリーグからの提案で、36試合が24試合と減り、2連戦が続く変則的な日程になっている。2試合というのが心理的に影響を与えるのか、最初の試合に負けたチームがその次の試合も落とすケースが多いように思う。

今年はパリーグの球団のホームゲームからスタートしたことも影響しているのだろうが、昨日までの対戦成績はパリーグの23勝10敗と圧倒的にパリーグ優位で展開している。パリーグの下位を低迷していたオリックスや楽天も4勝1敗でここまで健闘しており、楽天はリーグでは5位だが、後1つ勝てば5割に到達しそうだ。

「人気のセリーグ、実力のパリーグ」という言葉が、昔からよく使われていたが、巨人のV9の時代には使われなかったが、その他の時期にはほとんど当てはまるのだろう。

この4年間パリーグは全て異なるチームが優勝し、セリーグは中日と阪神が交互に優勝。日本シリーズはパリーグが全て制覇している。メジャーで活躍している選手もイチロー、松坂、城島、井口とパリーグ出身が目立ち、セリーグ育ちはヤンキースの松井ぐらいだ。

現在好調な巨人を支えているのは、左腕の先発トリオと、谷、小笠原のパリーグからの移籍組みの活躍が大きい。パリーグの野球は大味だという批判をよくされるが、ちまちました野球でなく強く打って速く投げるという原点に立っていることが、パリーグのレベルを引き上げているのではないだろうか。

セリーグは交流戦の導入に消極的であった。導入されてからの2年間は、それまで首位を独走していたチームが交流戦で大きく躓き、優勝を逃している。そんなこともあって交流戦の試合数を今年から減らしたのだが、変則日程が今のところ逆効果になってしまっている。

この展開が今後も続くと、セリーグの人気は落ちるのではないかと心配される。弱者同士のリーグ戦に魅力はないからである。奮起せよセリーグ。
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