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日本シリーズが昨日から始まった。2年連続同じ顔合わせとなったが、リーグ戦を連覇するチームが少なくなった最近では珍しいケースだ。ヤクルトと西武が3年連続対戦して以来のことではないだろうか。

昨日の緒戦は、エース同士の投げあいで見ごたえがあった。川上も1回にホームランを打たれてからは完璧なピッチングであり、8回にヒットを打たれなければファイターズは残塁0になるところだった。エースの気迫が感じられた。

ダルビッシュは現在日本NO.1のピッチャーであり、こちらも凄みを感じさせるピッチングであり、見応えのある投手戦を久し振りに堪能できた。両チームとも守備がすばらしく、ゲームを余計にしまったものにしていた。ホームランが飛び交う試合よりも、このようなゲームの方が私は好きだ。

昨年はドラゴンズが緒戦を手にしたが、その後4連敗してしまった。2戦目にタイに持ち込み、3戦目以降ホームの大声援で一挙にファイターズがスイープしてしまった。今年もその可能性があり、今日の試合を取った方がチャンピオンになるのではないだろうか。

ナベツネがクライマックス・シリーズの巨人の敗戦について、「監督の頭の差」という発言をしていたが、落合は現在日本人の監督では野村に次ぐ存在だと思う。地元メディアとの折り合いが悪いために人気はないが、就任以来優勝2回、2位2回で、シリーズ出場3回というのは讃えられて良いと思う。

以前このブログで“三つの目”ということを書いたが(7月25日)、落合はこの三つの目に長けた監督だと思う。何とか今年は落合いの胴上げを見たいものだ。
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今朝は雑用が色々あり、ブログを書くのがいつもより遅れてしまった。一昨日サッカーの試合を深夜にテレビ観戦した後遺症でもある。今朝の報道では視聴率が5%とされており、真夜中としては健闘の部類に入るだろう。

A代表のオシムはエジプトでの試合の後テレビ観戦し、夜中の3時から5時までA代表のスタッフを集めて緊急ミーティングをしていたらしい。元々ヨーロッパのサッカーは日本では夜中にあり、オシムはいつもテレビでチェックしているので、夜中に起きているのは慣れているようだが、タフなおっさんだ。

ヨーロッパのサッカーは来年の欧州選手権の予選が終盤に入り、イングランドが予選敗退の可能性が出てきている。アウェーでロシアに負けたためだが、イングランドではラグビーが決勝に進んだため、サッカーどころではないだろう。

W杯チャンピオンのイタリアも、決勝で対戦したフランスと同じ組に入り、予選通過が危ぶまれたが、首位のスコットランドがグルジアに敗れたため、何とか首の皮1枚残ったようだ。実力が劣っていてもホームの利というのはかなりのアドヴァンテージであることが分かる。

オリンピック代表もヴェトナムとのアウェーは簡単にかてないだろうし、カタールもサウジとは引分に持ち込むのも大変だろうと思う。

ナルとダルの対決はダルに軍配が上がったが、これもホームの利がかなり大きかったのではないだろうか。今年の日本シリーズは札幌から始まる。1勝1敗では、敵地で3タテを喰らうことも考えられ、連覇のためには二連勝することが条件になるのではないだろうか。
昨夜は7時半からA代表とエジプトの試合が、夜中の1時からオリンピック代表のカタール戦とサッカーの国際試合が2試合もあった。オリンピック代表はこの試合を勝てば、ほぼ当確となる試合だけに、気合を入れてテレビ観戦をした。

前半終了間際にコーナーキックからゴール前での混戦から1点を先取し、順調な試合運びで終盤まで展開した。しかし、何故かバタバタした試合展開で攻め込みながら反則が続きいやなムードになりだした。

そこに自陣での不用意な反則が飛び出し、フリーキックは何とか凌いだものの、次のコーナーキックから得点を許してしまった。なんだか日韓W杯のトルコ戦の失点を思い出させるようなシーンだった。

そのまま引き分ければ良かったのだが、なんと後半のロスタイムに不運なペナルティの反則を与えてしまい、キーパーがボールに反応したものの一歩及ばず逆転負けとなった。これは13年前の同じドーハでのイラクとの試合で、ロスタイムに追いつかれてアメリカW杯の出場権を逃した時の再現である。

スポーツは筋書きのないドラマだということをよく言われるが、同じような筋立てのドラマは何度も繰り返されるようだ。

これで日本はカタールと勝ち点が同じだが、総得点数の差でグループ2位となった。ただ、カタールはアウェーでサウジとの試合が残っており、日本にも十分可能性は残っている。

カタールがサウジに敗退すれば、日本は残り1勝1分でもトップになることができる。とにかく負けないことが条件である。

今夜は、クライマックス・シリーズがセパ同時に行われる。パリーグはサッカーの国際試合を避けるために1日中断期間を設けたとのことである(シーズン前から決まっていた)。又、セリーグと同時に開催するとセリーグにメディアの注目が集まることを恐れて、あえて時期を早めたそうである。

今夜の視聴率はどちらに軍配が上がるかが注目されるが、もちろん私はナルVSダルの投手戦を楽しみたい。
昨日のロッテとファイターズの試合は見応えがあった、両軍ともランナーを出すのだが、後1本が中々出ず接戦が9回まで続いた。いやランナーが二塁の場面で何度もヒットが出たのだが、三塁コーチがストップをかける場面が再三あった。それだけ外野の守りが“攻めの守り”になっていたのであろう。

ファイターズの外野守備はリーグ1だと思うが、ロッテも負けてはいない。俊足、強肩が揃っており、広い球場では余計に価値が高まるように思う。テレビでは分かりにくいが、スタジアムで観戦すると外野手の動きが魅力の一つになる。

ロッテが苦しみながらも何とか最終戦に持ち込んだ。最終戦の先発は成瀬とダルビッシュである。成瀬は防御率1点台で16勝1敗の抜群の成績を今シーズン上げており、ダルビッシュは今日本で最も安定感のある投手である。

両者の対決は今晩だと思っていたのだが、1日休んで明日の夜に行われる。130Km台のスピードで打者が振り遅れる成瀬の投球をじっくり見るつもりだ。

それにしても、セリーグはなぜ同じ時期に、試合を行わないのだろうか。ひょっとしたら、ギリギリまで試合を行い、勢いをつけて日本シリーズに望む作戦か。巨人の選手など間隔が開きすぎて、短期決戦では不利になるのではと心配をする。

勢いとはいえロッキーズの快進撃は驚きだ。3年連続で日本人選手のチャンピオンリングの獲得が見られるかもしれない。いや、快進撃のお陰でここでチョッと間ができたことで、勢いが落ちるかもしれない。どちらに転ぶか見ものだ。
今朝は一段と寒さを感じるようになった。心地よい寒さであり、徐々に晩酌で日本酒を楽しむ機会が増えてきている。この季節をじっくり楽しみたいものだ。

パリーグのチャンピオン決定戦は、天王山ともいえる第3戦が昨日行われた。ダルビッシュは現在日本で最高の投手であり、ファイターズには1勝のアドヴァンテージがあるようなものである。しかし、それ以外の投手は不安定な面があり、マリーンズが付け込む隙がある。

緒戦はダルビッシュに対して捨てゲームのような久保の先発起用で、予定通り敗れ、2戦目は大勝して筋書き通りのように見えた。

昨日の試合は投手戦が見応えがあった。渡辺は日本で一番手が下から出てくるピッチャーで、打者を翻弄する様は見ていて楽しいピッチャーである。特に、テレビの中継画像は投球の軌跡が良く分かるので、渡辺のピッチングを堪能することができる。

試合は7回の攻防で決着がついた。両チームとも7回2死からチャンスを迎えたのだが、ロッテの橋本の打球はレフトのファインプレーで阻まれ、ファイターズは連打で一挙に6点をあげて勝負が決まってしまった。

このファイターズの攻撃で、2死から稲田が左翼線への2塁打で出塁した時に、ゲスト解説の楽天の野村監督はすかさず、渡辺の疲れにより球威が落ちてきたことを取り上げた。その直後に森本にタイムリーを打たれており、慧眼とはこのようなことをいうのだろうと思った。

中継のテレビ朝日では、80年代に野村が解説をし、打者に対する攻め方を図示する「野村スコープ」が売り物であった。昨夜の中継でもこれを再現していたのだが、主力打者が登場するたびにアナウンサーが「野村スコープ」での解説を要求していたが、少し目障りだった。

稲田が打席に入ったときにアナウンサーは野村に解説を求めたが、その応えは「よく分からない。言える事は下位打者であり、このバッターに打たれるようでは球威が落ちていると判断できる」ということを語っており、直後に2塁打が飛び出したのである。

ここでは渡辺の続投の是非を論議するべきで、森本の攻め方を云々する場面ではなかったのである。スポーツとは筋書きのないドラマであることが最大の魅力である。スポーツ中継のアナウンサーに最も求められるのは、展開に応じた“臨機応変”である。予定原稿に頼りすぎたスポーツ中継は、魅力のないものである。

後がないロッテの今日の先発は小野らしい。今日勝てば明日は成瀬とダルビッシュの対決になるかもしれない。しかし、明日はサッカーの試合も同じ時間帯にある。迷うところだ。


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