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アジア大会が後半戦に入ったが陸上でソコソコの健闘があり、個人的には少し盛り上がってきた。400mで男女とも銀メダルだったが、シーズン・ベストをこの舞台で出したのは褒められていいし、100mではスタートの遅れを挽回しゴール寸前で首位に立ったものであり、競り勝った点がこれまでにはない戦いぶりだったと思う。

女子サッカーが、一方的に攻められながら少ないチャンスをものにして逃げ切ったのも、戦いぶりとしては良かったと思う。特に大会を通じて無失点で終え、今日準決勝でイランと戦う男子もこれまで得点を許しておらず、W杯以降組織的守備力が日本サッカーの“文化”に根付いたのではないかと錯覚しそうになる。今晩の二軍半の選手たちの戦いぶりが楽しみだ。

話は変わるが、メジャー移籍を希望し、アスレティクスが落札した岩隈の契約交渉が破談になりそうだ。規定により交渉がまとまらないと、岩隈がメジャーに移籍できるのは来秋以降になるとのことである。

交渉が不調に終わった理由としては二つ考えられる。一つは岩隈側の要求が高く、物別れになったというものである。松坂並みの大型契約を狙ったため(欲をかきすぎたため)という報道もあるが、代理人(野村の義理の息子なのだが)は、アスレティクスの提示は岩隈の日本でのものとほとんど同じ金額が提示されていたそうである。

破談になったのは、アスレティクス側にその気がなかったというのがもう一つ考えられることである。落札しながらその気がなかったというのは変な話だが、入札妨害を意図していたならば合点出来る話である。

アスレティクスのGMは「マネーボール}の著者であり、若手有望選手を発掘し他球団に高額トレードで放出するという“育成型球団経営”を志向してきた人物である。そのため、選手年棒がメジャーの中で下から3番目となっている。少ない投資が看板のチームが落札したこと自体が、不可思議なことになるのだが、入札妨害なら話は別だ。

入団交渉が不調になれば、落札した金額は一銭も払う必要はない。同地区のライバルであるレンジャーズやマリナーズが獲得に乗り出しているのを察知し、それを阻止するために高値で落札して契約交渉を不調に終わらせれば、金銭負担は全く発生しない。

明らかな入札妨害であるのだが、それにしては落札金額が14億円と低いような気もする。いずれにしても選手や球団の権利を守るという観点から、コミッショナーは真相究明と制度改革に乗り出す必要があると思うのだが。

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アジア大会のサッカーの試合をようやく昨日見る事が出来た。タイに押し込まれながらも、1-0で逃げ切り準決勝進出である。今回のチームは終盤を迎えたJリーグに配慮し、クラブでは準レギュラークラスと大学生によるチーム編成であり、ロンドン五輪の予選本番とはかなりレベルが落ちる中での準決勝進出である。大健闘だ。

アジア大会で日本代表は金メダルを獲得したことはない。一昔前は主力メンバーが参加しているにもかかわらず、東南アジアの国々に歯が立たなかったのである。最近は五輪代表と同じ基準で21歳以下のチームを派遣しており、フル代表の国に敗れメダルには届かないという結果になっていた。

今回は、W杯に出場した選手を6人抱える北朝鮮が優勝候補の筆頭だったが、昨日PK戦でUAEに負けてしまった。日本はこれまで5試合をすべて無失点で乗り切ってきたが、昨日の試合を見ていても、非常に規律が守られチームとしての守備が徹底されており、点を取られていないことが納得できる内容であった。

次のイランを倒せば、日韓で決勝を戦うことになりそうだ。二軍半以下のレベルではあるが、少し楽しみにしたい。
世界で6番目に広いというフレーズでアクセスが増えた理由がわかった。池上彰のテレビ番組で取り上げられたためである。理由がわかると何となくほっとする。

アジア大会が始まって1週間ほどになる。BSで放映されているが、ここまでは水泳や体操、柔道などあまり興味のない競技が中心でほとんど観る事がない。陸上でも始まれば少しは関心が増すのだろう。

ところで、ここまでの国別の成績を見ると、開催国中国が圧倒的に強く、金97、銀39、銅36のメダル獲得になっている。次いで韓国が金29、銀22、銅31である。その次に日本がランクされるのだが、金17、銀41、銅35であり、銀や銅が金メダルの2倍以上になっている。競り負けているのである。

競馬の一流騎手と、それ以下の並みの騎手との差は、競り合いの強さである。例えば、現在リーディングトップの横山騎手は、1着114回、2着64回、3着62回であるのに対して、10位の北村騎手は1着56回、2着70回、3着は62回である。

更に20位の柴山騎手になると1着17回、2着30回、3着33回である。最後のひと踏ん張りの差が、一流とそれ以下を分ける事を証明していると思う。

日本のメダル構成は、二流騎手のパターンであり、金メダルが銀や銅の2倍以上ある中国は一流騎手のパターンである。国の勢いがそのまま反映されているようなメダル獲得状況なのだが、後半に変化は見られるのだろうか。

昨日報告会が終わり、今年の仕事は後1本を残すだけになった。今月中にレポートをとりまとめ、来月早々に報告をすると今年も12月の上旬に仕事納めになってしまう。このところ5-11月の半年に仕事が集中し、後半分はポツポツの状態が続いている。昔の農家のような仕事のペースである。

農家ペースなら出稼ぎを考えればよさそうなのだが、暇になるとスポーツのテレビ観戦が増えることになってしまう。その楽しみの一つが広州のアジア大会だったのだが、出鼻をくじかれてしまった。

開会式を前に先行して開始されたサッカーは、夜中のBSの録画中継されただけだった。昨日の試合は、何かと話題の中国戦で、日中間の対立のあおりで、物々しい警備ぶりが盛んに報じられたが、肝心の試合の方は夜中にBSで録画放映されただけで、ライブでの観戦はできなかった。

中国との試合だけに、注目度は高いと思われたが、Jリーグで試合に出る事の出来ない選手や大学生が中心となる21歳以下の代表であり、テレビ局は関心を示さなかったのだろう。スカパーの契約を考えろということなのか。

アジア大会のもう一つの注目の試合「南北対決」も昨夜行われた。日本同様に若手で臨んだ韓国に、W杯メンバー6人をそろえた大人のチームの北朝鮮が勝利した。日経の記事によると、北朝鮮が優勝候補の筆頭であるそうだが、どんな決着を見るのだろうか。はたしてライブのテレビ観戦はできるのだろうか?




今一盛り上がりに欠けた日本シリーズが終わった。ロッテの勢いのよさが目立ったポストシーズンであったが、リーグ3位のチームがチャンピオンになってしまった事が盛り上がりに欠けた理由だろう。

昨日と一昨日は延長戦にまでもつれこんでいるのだが、私的にはハラハラドキドキの感じがあまりしなかった。どちらのフアンでもないため、特別な思い入れがなく、純粋にゲームを楽しむだけだったからそう思うのかもしれない。

WBCやW杯は国同士の戦いであり、日本中がハラハラしながら見守っているだけに、盛り上がるはずであり、外交問題の不手際に国民が厳しい評価をするのも納得してしまう。

ところで、中日が今期ナゴヤドームで7割を超える理由が昨夜わかったように思う。前の試合で見事な投球をした渡辺俊介が別人のようなピッチングであり、投球になっていなかった。マウンドの急こう配に、アンダースローでは全く適応できなかったようである。

渡辺の場合は極端に影響されたのだろうが、マウンドに対して慣れているかどうかの差が大きいとなると、ナゴヤドームのマウンドは極めて特殊な形状なのかもしれない。

基準の統一という考え方もあると思うが、マリンスタジアムの強風など球場ごとの特殊性があるというのも楽しみ方の一つではないだろうか。


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