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ついに巨人が阪神に追いついた。この勢いで逆転優勝ということになりそうだが、日本一になるためにはプレーオフの関門が待ち構えている。首位になれば1勝のアドバンテージがあるだけに、今年は日本シリーズには出るだろうが…

ラジオのニュースを聞いていると、「日本人の6割が生活が苦しいと答えている」という言葉が耳に止まった。厚労省の昨年6月に行った調査結果だという。昨年6月の調査が1年以上たった今頃なぜということが気になり、調べてみた。

「国民生活基礎調査」というタイトルで、厚生労働省が3年に1度行っており、9月9日にリリースされたものである。世帯の健康や介護の状況を調査しているもので、その中に「生活の状況」ということで、生活に余裕があるかどうかを聞いている項目がある。

これがNHKのニュース担当者の目に留まり、今朝のニュースで流されたようだ。月曜の朝はネタが少なく、10日前に発表されたデータでもニュースになると考えたのだろう。

そもそも調査自体が1年以上も前のものであり、タイムリー性は全くなく、発表から10日たってもニュースとしての鮮度落ちはないとの判断をしたと思う。

サンプル数は一般の健康調査で23万サンプル、所得状況の調査が2万サンプル、介護状況の調査が4千サンプルとボリュームは多いのだが、内容を見ると分析が難しく1年もかかったわけではなく、だらだら分析に時間を使った結果である。

調査員の人件費だけで3億円以上、1年以上も要した分析まで入れると5億円以上の費用がかかっているものと思われる。行政のムダのサンプルのような調査である。

そもそも、厚生労働省の調査で、生活の苦しさが何故ニュースのトップになるのだろう。NHKの担当者も受けそうなネタだけを引っ張り出したとしか思えない。

データを眺めて面白いと思ったのは、自覚症状があるもので最も多いのは、男は「腰痛」女は「肩こり」で訴える内容が違うことや、そもそも自覚症状のある人の割合は男は女の半分しかないことである。どうでもよいことだが暇な方はhttp://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa07/index.htmlをご覧になってください。



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今朝は新聞休刊日で、朝刊がない。昨日のリーマン・ブラザースの経営破綻について知りたかったのだが、ネット上の記事ではその実情が今一よくわからない。ラジオのニュースでは、負債総額が64兆円に達し、これまでの最高額の10倍の規模になったという。

とんでもなく大きな負債金額であるが、差し引きされる資産もあるだろうから実質的な「負債」がどれだけあるのかはよくわからない。ただいえることは、住宅価格の下落と、金融の信用収縮によって「資産」がドンドン目減りを続けていることだけは間違いがない。

バブル崩壊の恐ろしさである。日本は90年代の初頭にバブルが弾けて、20年近くたった今でもその後遺症からまだ抜けきれず、さらに悪化の気配すら感じられる。

アメリカでは90年代後半から成長の波に乗り、不動産価格は2000年代に入って急上昇したが、2年位前から変調を見せ始め、損失がドンドン膨らみ始めて耐え切れない大手金融機関が続出しはじめたのである。

バブルとは信用膨張の産物である。日本でも80年代後半にバブルの真っ盛りで、海外の物件をドンドン買い漁っていたが、その原資は日本の地価の総額が、アメリカのそれを上回っていた信用膨張の結果である。

今回のバブル崩壊の影響は不動産価格の下げ止まりがはっきりするまで、避けられないだろう。アメリカでは住宅だけでなく、自動車も売れなくなってきているようである。

アメリカの消費の低迷は、アメリカへの輸出が大きなウエイトを占める中国を直撃し、中国経済のダメージが、アジア市場にシフトしている日本企業に影響を及ぼすという連鎖が見て取れる。

ネット上の記事では、原油価格が1バレル97ドルの水準にまで低下が伝えられている。原油価格は1バレル200ドルまで上昇すると予測する金融機関があったのに、このところ価格は下落傾向が続いている。これもバブルなのだろうか。

国際経済の話は知識が乏しく、断片情報を組み立てて全体の構図を読み取るのが難しい。こんな日には、情報量が多い新聞の価値が大きいのに、何で休刊日なのだろう。

ニューヨークの株価は500ドルの暴落になったのだが、東京市場は1000円近く下がるのではないだろうか。
9月にはいって暑さがぶり返したようだ。涼しさを体感した後だけに、いっそう暑く感じる。後1~2週間は辛抱しなければなるまい。

辞任党の総裁選挙は、民主党の総裁選挙の翌日に行われることになった。現在の流れでは、“国民的人気”のある人が最有力視されているのだが、永田町や政治メディアだけの人気であり、国民の側はしらけているのではないだろうか。何を根拠に“国民的人気”と言っているのだろう。

そもそも彼には、話下手という欠陥があると思う。大臣在任中に、国会の質疑での話を何度か聞いたが、私の理解力の問題もあるのだろうが、何を言っているのかよくわからなかった。話がそのまま文章にならないのである。

国民に語りかけるのが首相の役割の一つであり、辞任した福田氏はそこでの“他人事”のような話し振りが、支持率の低下を招いたのだと思う。その点小泉氏はわかりやすくメッセージを出しており、在任中の驚異的な高支持率につながったのではないだろうか。

国会答弁では意味不明でもよいのだが、首相の発言となるとそうはいかない。どうもそこで馬脚を現すような気がする。

安倍首相が誕生した時も“国民的人気”とメディアはもてはやしたのだが、国民の側は違和感を感じており、その時と同じような気がする。いずれにしても、衆議院選挙は歴史的惨敗は必至だろう。

都営地下鉄の職員が、勤務中に女子高校生に対して強姦しようとしたとして逮捕された。微妙な事件だと思う。冤罪の可能性がないとも言えないのだが…

一杯やりながら9時からのNHKのニュースを見ていると、冒頭に福田首相が9時半から緊急記者会見を行うというコメントをキャスターが発言した。その時点ではどういう内容か明らかにされていなかったのだが、せがれとの間では辞任するのではないかという話で一致した。

案の定9時半からの会見では、辞任表明があった。政権というのは投げ出すものだということでも、息子と意見は一致した。

さすがに、記者からの質問は投げ出したことに対するものが多く、毎日新聞の記者の質問は特にグッドクエスチョンだった。何で改造した内閣が1ヶ月も経たず、国会にも登場しないで投げ出すのかというものだった。全くその通りで、無責任極まりない。

政局運営がねじれの元で厳しいというのが辞任の理由として総理が述べているのだが、そうだとするならば「国民の信を問う」ということで、できれば何故解散に打って出ないのかという質問もしてもらいたかったのだが、その質問が出なかったのが不満である。

もっと不満なのは、その後のNHKのニュースでのコメンテーターの解説である。ほとんど、首相の発言の意味はこういうことであるという、解釈(というよりも代弁に近い発言である)に終始し、国民の目線での辞任に対する疑問の発言が全くなかったことである。

ここに、現在のメディアの抱える本質的な問題があるような気がする。体制の代弁者、体制側のいうことをいかに解釈して伝えるかにだけ、注力しているからおかしな解説になると思う。突発的なニュースだけに本性が表れたのではないだろうか。

麻生幹事長というのは就任1ヶ月で、政権の幕引きを2度も行ったことになる。国会論戦が続くと、記者会見でボロを出すかと注目していたのだが、幸か不幸か助かったようだ。これで、総理の芽も出てきたようだが、ボロが出てくるのは時間の問題だと思う。

辞任の背景にあると私が思う、公明党の圧力の問題や、このブログで何回も取り上げている「支持率」のことについても触れたいのだが、ボリュームが多くなったので明日のブログで書くことにする。

今朝の読売新聞によると、富士山の初冠雪が今年は8月9日に観測されたらしい。1894年に観測をはじめて以来、最も早い初雪で、平年と比べて53日、昨年と比べて58日も早いそうである。

お盆明け以降8月とは思えない、涼しい日が続いているが、その理由が納得できるデータである。このところの天候不順は北の高気圧が強いためで、梅雨時のような気圧配置になっているためである。

この数年は世界各地で猛暑が続いていたが、今年はニュースで猛暑が取り上げられることはない。ラニーニャ現象が発生したことにより、地球規模で冷夏になっているためと考えられる。

それにしても不思議なのは、富士山の初冠雪が史上最速、それも平年より2ヶ月も早いことが、観測された8月9日でなく、2週間以上経過した27日になってはじめてニュースとして取り上げられたことである。

その理由として3つ考えられる。実際に報道されたかもしれないが、北京五輪に気を取られて見過ごした可能性もある。あるいは、メディアが五輪のニュースに多くを割いて、枠が取れなくなっていた可能性もある。

うがった見方をすれば、「温暖化」はニュースになるが、これに反するものはニュースとしての価値がないという判断があるのかもしれない。今回のケースはどれにあてはまるのだろうか。

天気予報では雨とのことだったが、大外れで朝から晴天で、10時の気温が28度ある。この分だと久し振りに30度をオーバーしそうであり、涼しさに慣れた体には堪えそうだ。


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