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感覚的に今年はホームランが多いと思っていたが、昨日のニュースウオッチ9によると、同じ試合数を消化した時点で、去年は80本台だったものが、今年は150本台とほぼ2倍になっている(例によってほろ酔いかげんの時間だったのでうろ覚えだが)。3年前の数字は出されていなかったが、統一球の導入によってホームランが半減したのだから、倍増した今年の数字は3年前とほぼ同じ水準になったと思う。元のペースに戻ったわけだ。ただし、原因は統一球の変化によるものではなく、打者の対応によるものというのがNHKの結論だった。

コミッショナー事務局に問い合わせたところ、ボールは去年と質的変化はないという返答で、やむを得ず“打者の対応”に結論を求めたのだろう。しかし、一人や二人のホームランの増加なら対応の変化とも考えられるが、多くの選手がかかわっての倍増なのだから、“談合”でもない限り打者のレベルアップは考えられない。選手は個人営業主であり、ライバルに企業秘密は教えないだろうから、打者の対応向上という結論には無理があると思う。

このような論理立てをしたのは、コミッショナー事務局の「ボールは今までと同じ質のものだ」という言葉を鵜呑みにしたためだと思う。当局の発表を何の疑いもなく報道するという、メディアの体質が丸出しのような態度だ。

今朝の日経には、巨人の快進撃が取り上げられている。「打線爆発 G首位ダッシュ」という見出しの記事である。好調の要因をホームランの量産に求め、去年の6本から今年は27本と4倍増になったとしている。特に興味を引いたのは、東京ドームの12試合で20本のホームランを放ち10勝1敗1分けなのに対して、ロードでは8試合で4勝3敗1分けで7本しかホームランが出ていないということだ。甲子園で3試合連続得点なしというイレギュラーがあることも加味しなければならないのだが、東京ドームでは1試合2本近くのホームランが出るのに、ロードでは1試合1本に届かないことになる。

東京ドームは、一番狭い球場であるうえに、打席から外野スタンドに向かって「打ちおろし」になっているという都市伝説を聞いたことがある。元々ホームランが出やすい球場なのだが、去年までならフェンスを越えなかったあたりが、今年は数m飛距離が伸びたために、ギリギリで入る“ドームラン”が増えたのではないだろうか。

ほんの少しボールに手を加えたとみる方が妥当だと思う。疑ってかかるというのが“科学する心”の出発点であり、報道する側の姿勢だと思うのだが…
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