忍者ブログ
[1828] [1827] [1826] [1825] [1824] [1823] [1822] [1821] [1820] [1819] [1818]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

感覚的に今年はホームランが多いと思っていたが、昨日のニュースウオッチ9によると、同じ試合数を消化した時点で、去年は80本台だったものが、今年は150本台とほぼ2倍になっている(例によってほろ酔いかげんの時間だったのでうろ覚えだが)。3年前の数字は出されていなかったが、統一球の導入によってホームランが半減したのだから、倍増した今年の数字は3年前とほぼ同じ水準になったと思う。元のペースに戻ったわけだ。ただし、原因は統一球の変化によるものではなく、打者の対応によるものというのがNHKの結論だった。

コミッショナー事務局に問い合わせたところ、ボールは去年と質的変化はないという返答で、やむを得ず“打者の対応”に結論を求めたのだろう。しかし、一人や二人のホームランの増加なら対応の変化とも考えられるが、多くの選手がかかわっての倍増なのだから、“談合”でもない限り打者のレベルアップは考えられない。選手は個人営業主であり、ライバルに企業秘密は教えないだろうから、打者の対応向上という結論には無理があると思う。

このような論理立てをしたのは、コミッショナー事務局の「ボールは今までと同じ質のものだ」という言葉を鵜呑みにしたためだと思う。当局の発表を何の疑いもなく報道するという、メディアの体質が丸出しのような態度だ。

今朝の日経には、巨人の快進撃が取り上げられている。「打線爆発 G首位ダッシュ」という見出しの記事である。好調の要因をホームランの量産に求め、去年の6本から今年は27本と4倍増になったとしている。特に興味を引いたのは、東京ドームの12試合で20本のホームランを放ち10勝1敗1分けなのに対して、ロードでは8試合で4勝3敗1分けで7本しかホームランが出ていないということだ。甲子園で3試合連続得点なしというイレギュラーがあることも加味しなければならないのだが、東京ドームでは1試合2本近くのホームランが出るのに、ロードでは1試合1本に届かないことになる。

東京ドームは、一番狭い球場であるうえに、打席から外野スタンドに向かって「打ちおろし」になっているという都市伝説を聞いたことがある。元々ホームランが出やすい球場なのだが、去年までならフェンスを越えなかったあたりが、今年は数m飛距離が伸びたために、ギリギリで入る“ドームラン”が増えたのではないだろうか。

ほんの少しボールに手を加えたとみる方が妥当だと思う。疑ってかかるというのが“科学する心”の出発点であり、報道する側の姿勢だと思うのだが…
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析