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八戸の感想の続きを。食べ物が旅の楽しみの一つで、日本有数の漁港である八戸港に上がる魚は、イカとサバである。両方とも「八戸前沖」という冠が付いて売られている。サバを馬鹿にする気はないのだが、関サバのようなマグロのトロにも匹敵するような逸品ではなく(今は季節外れということもあるが)、イカもアオリイカやケンサキなどの高級品ではなくスルメイカである。

食べ物には少しがっかりしたが、仕事が早く終わったため種差海岸に出かけた。司馬遼太郎がライフワークとした「街道を行く」で訪れた時に、異星人に日本の素晴らしいところを紹介するとしたら種差海岸だと感嘆した場所である。

ca9e77d0.jpg天然の芝生が海べりに自生しており、気持ちよく散策できる場所である。写真の奥に見える東屋で太平洋の景色でも眺めようとしたのだが、行ってみると中でカップルがいちゃついており、東屋でくつろぐことはできなかった。



8a38aba4.jpg津波の被害はほとんどなかったようで、正面の奥で壊れた防波堤の改修工事が行われているだけだった。せっかくの景勝地なのだが、人影がほとんど見えない。全国ブランドではないということか。食べ物で最も有名なものは、「せんべい汁」だが、これもB級グルメで入賞したものであり、沖前のイカやサバもそうだし、観光スポットも含めて一言で八戸を言うならば、「B級ブランドの街」ということになるのだろうか。





1b86ac61.jpg海岸際の食堂で食べた、名物のウニ丼である。定価2300円のものだが、300円引きのサービス料金だった。2000円にしては、ウニの量が物足りなくて少し不満だった。ご飯が見えないくらいウニが乗っていることを期待したのに。



種差海岸から観光用のワンコインバス(本当に100円だった)に乗って、海岸線の風景を楽しみながら、ウミネコで有名な蕪島に移動した。せっかくのワンコインバスなのに、乗客は3人だけとさびしい限りだった。

蕪島は現在では陸続きになっており、一周100mもないような小さな島だった(写真を何枚か撮ったつもりだったが、録画モードになってしまっていたので掲載不能である)。

監視員のおじさんの話では、3万5千羽以上いるとのことで、備え付けの傘(糞よけか)を指しながら見物したが、ヒチコックの「鳥」を想い出すような光景だった。ここでも見物人は3人だけでウミネコは一杯、人は閑散だ。監視員のおじさんが色々話をしてくれたのだが、訛りがきついのとウミネコの喧騒で半分も理解できなかった。

三沢空港まではバスで戻ったが、乗客は私一人だけで、運転手と話をしながらの45分となった。タクシーの運転手とは話をすることが多いが、バスの運転手とは初めてで珍しい経験をさせてもらった。飛行機よりも新幹線の方が強いということがよくわかったのだが、基地がある限り路線は維持されるのだろう。

今日はこれから仙台へ出かける。八戸では震災の傷跡をほとんど見る事がなかったが、多賀城や医師の巻にも出かけるので震災の爪後や、復興の進み具合を眼にすることになると思う。録画モードにならないように気をつけなければ。
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