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40年前に東京に出てきて仕事に就いたのだが、最初の住まいは世田谷区にあった寮に入ることになった。朝食が付いて5000円だったと思う。最寄駅は成城学園で、そこからバスで15分ほどの所に寮があった。世田谷区と言っても、寮の回りは畑が広がりのどかな風景だった。

平日はどこかで食事を済ませて帰るのだが、休日は近場で食事をする所がないため、成城学園までバスに乗って出かけることが多かった。お気に入りの店は、「マダムチャンの店」という中華料理屋で、特に「芝エビのてんぷら」が大好きだった。ふっくらとしたてんぷらを、岩塩をつけて食べると食が進み、「ご飯おかわり」が毎度のことだった。

高輪に住んでいた時も、広尾の明治屋の中に「マダムチャンの店」があることを知り、何度か出かけたことがある。もちろん芝エビのてんぷらが目当てである。その後千葉県に住まいを移したため、マダムチャンの店とは縁遠くなり、芝エビのてんぷらにもご無沙汰になってしまった。

今年の春に娘と皇居の花見に出かけた帰り、有楽町の中華料理屋で食事をすることになった。その店でのお気に入りは、「エビのかた焼きそば」であった。10年ぶりくらいに店に入ったのだが、随分雰囲気が変わっているのに驚き一瞬躊躇したが、空腹に耐えられず店に入ることにした。

小さいながらも昔は中華料理屋の雰囲気があったのだが、改装して店内も明るくなったのだが安っぽい雰囲気に様変わりし、壁には写真入りのメニューがベタベタ貼られていた。その中に、以前はなかった「芝エビのてんぷら」があり、迷わず注文した。

出てきた芝エビのてんぷらは、マダムチャンの店のものとは全く違い、ふっくら感が全くなく、娘に能書きを垂れて薦めたことを後悔する羽目になってしまった。料理人の腕の違いとあきらめるしかなかったのだ。

しかし、阪急阪神ホテルのメニュー偽装事件で、有楽町の中華料理屋の芝エビのてんぷらがまずかった理由が、料理人の腕前だけではなかった気がしてきた。ニュースで料理人が、「小さいエビの事を芝エビだと思っていた」と話していたのだが、有楽町の店のコックも同じ“勘違い”をしていたのだろう。

マイナイエビはスーパーの魚売り場でむき身をよく見かけるのだが、芝エビはお目にかかった記憶がない。芝エビはどんな大きさで、どのような色をしているのか知りたくなった。



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