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12個もフォアボールを出して勝利したチームなど見たことはない。投球数が増えると、試合時間もダラダラと長くなり、とうとう居眠りをしてしまい、気が付けばヒーローインタビューの最中だった。

楽天は22の勝ち越しで優勝したわけだが、24勝0敗の田中で作った貯金を2つ吐き出している。則本も15勝8敗で7つの勝ち越しだから、残りの投手では9つの負け越しになってしまう。一つのチームの中に、断然強い勝ち組と、最下位争いをするレベルの負け組が同居しているわけで、昨夜の結果は致し方のない所かもしれない。今日の先発も負け組の方だけに…

Jリーグが2015年からスタートさせるとしていた2ステージ制が白紙に戻った。人気に陰りが見え始めたので、プレーオフ制度を導入してリーグの活性化を図ろうとしての、新たな取り組みだった。

ふだんペナント争いをあまり観ない私も、プロ野球のプレーオフは欠かさず観ており、そのような観客・視聴者をねらってのものなのだろう。プレーオフの本家はアメリカであり、4大スポーツでは全てプレーオフを導入しており、シーズン終盤にかけて盛り上がりがピークになっている。

一方、ヨーロッパが本場のサッカーにはプレーオフ制度はない。プレーオフに替わるものとして、チャンピオンリーグという各国の上位が競う大会があり、各国には日本の天皇杯やナビスコカップのようなカップ戦が、“おまけ”として設けられている。チャンピオンズリーグなどは、優勝すると30億円の賞金が入るので、おまけとは言い難いレベルでもある。

このような制度の違いが生まれた背景には、リーグ戦に対しての考え方の違いがあると思う。アメリカというと、アメリカンドリームという言葉に象徴されるように、弱肉強食のイメージがあるが、スポーツの世界では全く逆である。

ヨーロッパのサッカーでは入れ替え制があり、弱いチームは下位リーグに転落するのだが、アメリカではチームを固定し、いくら弱くてもリーグにとどまることはできる。それでは盛り上がらないので、サラリーキャップやドラフトでの下位チームから指名するというウエーバー制度を導入して戦力の均衡化を図るとともに、惜しくも優勝に届かなかったチームに再チャレンジの機会を与えるプレーオフ制度を導入されているのだろう。

昨日開幕したバスケットボールなどは、30チームあるのだが、半数の16チームがプレーオフに出場するそうなので、どうかとは思うのだが。

入れ替え制のあるヨーロッパサッカーでは、チャンピオンズリーグの覇者には30億円もの高額賞金を出すだけでなく、出場するだけで数億円の賞金が出るなど、弱肉強食を徹底している。

Jリーグの2ステージ制が白紙に戻ったのは、負けた方が有利というケースがあるという欠陥が明らかになったためである。弱肉強食型のリーグ戦に、戦力均衡型のプレーオフ制度はなじまないと思う。Jリーグ活性化のためには、アジアチャンピオンリーグの価値を高めることの方が重要ではないだろうか。これもJリーグのアジア戦略の一つだと思うのだが…
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