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NHKの朝ドラは、時計代わりに点けるというのが昔からの習慣で、典型的な“ながら視聴”である。それでも、面白くない時は新聞や食事に熱中し、ほとんどストーリーもわからないままであることもよくある。

最近では、「海女ちゃん」や「カーネーション」「梅ちゃん先生」「ゲゲゲの女房」などはストーリーがある程度分かるが、その他は何の話だったかさっぱりわからないものが多い。

9月から始まった「ごちそうさん」も、その他大勢の範疇だったが、ここにきて熱心に観るようになった。ながら視聴ではなく、新聞や食事の手を止めて真剣に観るようになってしまったのである。

舞台が東京から大阪に移り、ヒロインの嫁ぎ先での苦労話になったのだが、義姉による“いけず”が毎回登場し、次にどんないけずが飛び出すかに、興味が増したから観るようになったのだと思う。いびりとか、いじめというような言葉も同じような意味だと思うが、船場言葉で聞いていると、“いけず”という関西弁がぴったり当てはまるような気がする。

一昔前の「おしん」や朝ドラではないが、「細うで繁盛記」が大ヒットしたが、いずれも“いけず”がストーリーの中に重要な位置を占めていたように思う。ドラマの中の“いけず”に共感を覚えることが多いのだろう。

私の生まれた枚方は北河内にあり、河内弁は「カーネーション」でポンポン飛び出した泉州言葉と並んで、関西でも最も汚い言葉だと思う。しかし、これは男に限った言葉で、女性はどちらかと言うと、テレビに登場する船場言葉が多かったように思う。

親父は勤め人だったが、親父の兄弟はほとんど商売人で、商売人の家の女性には船場言葉が浸透していたのだろう。今から考えてみると、男の河内弁と、女性の船場言葉が入り混じった不思議な光景だったように思う。

私の中では、船場言葉は上品な言葉であり、その上品な言葉で“いけず”が登場するから、コントラストの妙ということもあるのだろう。その船場言葉を毎朝聞くことができるので、ついつい真面目に観るようになったのだと思う。次にどんな“いけず”が飛び出すのか楽しみになるというのは、少し危ないような気もするのだが…

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