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今年の仕事は、12月4~6日の3日連続のプレゼンで終了となる。いずれも朝8時からの早朝(?)プレゼンになるので、声が上手く出るか多少は心配になるのだが、12月の初めに仕事納めになるというのは、どうかとも思う。

大相撲もこの日曜日で九州場所が終わり、御用納めとなった。今場所を見ていて感じたことの一つは、打出しが少し早く感じたことだ。いつもなら5時55分を過ぎるのが多いのだが、今場所は5時50分に取り組みが終了し、6時の番組終了まで時間を持て余すような日が多かったように思う。

佐渡ヶ嶽部屋の大関2人が途中休場したのが影響したのだろうか、一時は6人もいた大関が2人になってしまい、土俵の進行が早くなったのだろう。上位との力の違いが歴然として、淡白な取り組みが多かったのも、早い打ち出しになったのだと思う。

稀勢の里が全勝の両横綱を圧倒し、千秋楽の全勝同士の横綱決戦に水を差したのだが、一皮むけた感じはする。これで大関に上がってからは、10場所連続の2ケタ勝利で歴代最多タイに並んだ。「大関以上横綱未満」と称されるゆえんである。これまでの記録保持者を並べると、先代若乃花、旭富士、武蔵丸の3人である。いずれも横綱になっており、稀勢の里フアンにとっては吉兆かもしれない。

しかし、いずれも優勝回数は1ケタで(旭富士は優勝がなかったかもしれない)、どちらかというと地味な横綱ばかりである。大鵬や千代の富士、北の湖、白鵬などの大横綱は大関通過に手間取らず、さっさと綱を締めてしまったので、熟成型の横綱は地味な印象をもたれるのであろう。

来場所も13勝すると、優勝賜杯を握らなくても横綱に推挙されるかもしれない。大関に昇進した時も10勝という地味な勝ち星で昇進したが、関脇で毎場所10番以上の成績をあげ、関脇での熟成が認められたものであったから、横綱昇進も同じ形をとる可能性はありそうだ。

若手の有望株と注目され出してから10年近くになる。気が付けば27歳で、相撲年齢のピークを迎えてしまっている。大器晩成というよりも、じっくり力をつけて行って着実に階段を上っている力士だから、熟成型という方がピッタリくるように思う。熟成型の力士の本領を発揮して、これからの相撲寿命は長いことを期待したいものだ。


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