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秋の短さを嘆いていたら、昨日から少し暖かくなって、もう少し秋の夜長を楽しめそうだ。この時期の楽しみの一つは、ボジョレーの解禁なのだが、今年は今一つ盛り上がりに欠けるようだ。原因はこの夏の天候不順にあり、ブドウの生育が悪かったため、せっかくのボジョレーもパッとしないとのこと。

その証拠に、毎年のボジョレーの出来栄えを示すキャッチコピーが「???」となっている。?が3つと言うのはキャッチコピーなのだろうか、まだ発表されていないのだろうかよくわからない。キャッチコピーはフランスのボジョレー委員会が制定しているもので、今世紀に入ってからのものを並べると、そのエスカレートぶりがよくわかる。

01年の「ここ10年で最高」という華々しいものでスタートし、02年には「過去10年で最高と言われた昨年を上回る出来栄え」という今にして思えば、穏やかな表現での煽りになっている。極めつけは03年の「100年に一度の出来」というコピーで、これ以上のほめ言葉が見当たらないような表現になっている。

100年に一度が出たため、翌年の04年は「香りが強く中々の出来栄え」と、少しトーンを落としたものになったのが、05年には「ここ数年では最高」と一見するとトーンダウンのように見えるが、2年前に100年に一度が飛び出しただけに、気になる表現になっている。

06年は「昨年同様よい出来」となったが、次の07年は「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」、08年には「豊かな果実味とほどよい酸味が調和した味」と、出現頻度による表現から、味そのものを訴える路線転換のように思えるものになった。

しかし、09年には「50年に一度の出来」という頻度を訴えるコピーが復活した。その後、10年は「09年と同等の出来」、11年は「09年より果実味に飛んだリッチなワイン」とまずまずの煽り文句である。

所が、昨年は一転して「ボジョレー史上最悪の不作」という、キャッチコピーらしからぬ表現になってしまい、今年はとうとう「???」という謎のマークだけしか発表されていないようになってしまった。確かに今にして思えば昨年は今一の味だったように思うのだが、今年もそうなのだろうか。

「???」というキャッチコピーは、評価は飲んでみて判断しろということなのだろうか。今年の解禁日は21日となっているのだが…





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