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今日がゴールデンウイークの最終日だが、朝から生憎の雨であり昨日までの暖かさと比べて少し肌寒い。連休の遊び疲れを癒し、明日からの仕事モードに切り替えるのには丁度よい雨だろう。

昨日は東京国際フォーラムで開かれている「熱狂の日コンサート」に出かけた。このコンサートの原型は95年にフランスのナントで開催された「ラ・フォル・ジュルネ」で、2年前から国際フォーラムのゴールデンウイーク恒例イベントとなっている。

 

クラシック音楽の敷居を取り除き、誰でもが気楽にコンサートを楽しめるような設定になっている。今年は民族音楽をテーマとして、チャイコフスキーやドボルザークなどのコンサートを国際フォーラムの7つのホールで演奏されており、2~6日の5日間で200ものコンサートが開かれる。

 

コンサートは一つのプログラムが平均45分と短く、料金もほとんどが1500円で気楽に見られるようになっている。ユニークなのは子供連れでもOKのコンサートが多く、普段の音楽会とは大分雰囲気が違うことである。子供の数は多かったが、皆お行儀よく聴いており違和感はなかった。
とはいっても8割は女の子であり、男の子に静かに音楽を聴くことは難しいのだろう。

 

昨年も出かけたが、モーツアルト特集で大変な盛り上がりを見せ、当日売りのチケットは手に入らなかったので、今年は事前にチケットを手に入れてから出かけた。それでもラスマニノフのピアノコンチェルトのチケットは手に入らず、サン・サーンスの「動物の謝肉祭」やチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲など2つのプログラムを梯子した。

 DSCF0141.JPG

動物の謝肉祭の中の「白鳥」は、幼稚園の時の“お昼寝”の時間の合図として流れていた曲で、物心がついて最初に触れたクラシック音楽であり、懐かしく聴くことができた。動物の謝肉祭は、全曲を通して聴くのは初めてであり、楽しむことができた。
遊び心満点の気分で作られた曲であり、例えばテンポの速い天国と地獄を、ぐっとスローにし「亀」というタイトルを付けている。そのほかにも随所にパロディが施されており、気分のよい休日に聴くのにピッタリであった。

 DSCF0144.JPG

音楽以外の楽しみは、広場に並ぶ屋台である。エスニック料理の屋台がずらりと並び、昨年はブラジルの焼肉料理とインドカレーを楽しんだが、今年はなぜか横手の焼きソバにした。博多の焼きラーメンの親戚のような味であり、まずまずだった。来年のコンサートのテーマは何になるか分からないが、ゴールデンウイークの恒例イベントとして定着するのだろう。来年は何を食べるか…



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