社長のブログです
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Jリーグが開幕して2ヶ月になろうとしている。J1はガンバ、レッズ、フロンターレの昨年の3強が今年も上位にあり、地力の高さを示している。昇格2年目のヴァンフォーレ甲府は、序盤こそ躓いたが持ち直し意外な健闘をしている。台風の眼になりそうである。
J2は訳が分からない。戦力的には最も充実しているヴェルディが7連敗のトンネルに入ってしまい、その間に山形、札幌、仙台の東北チームが 着実に勝ち点を獲得し、勝ち点6差(2勝分)に上位5チームがおり、その下に京都・大阪などが続く混戦である。 シーズン終盤まで昇格争いが激しくなり、地域の盛り上がりが予想される。 この混戦によって青息吐息だったサッカーくじTOTOが息を吹き返しつつある。 TOTOは日韓W杯を翌年に控えた2001年に本格導入され、その1回目にいきなり1億円当選者が現れ、3回目に1億円が5本飛び出すと一気にヒートアップし、初年度は600億円を超える売上があった。 ところが1億円の当選もある代わりに順当な結果が重なると、全部あたっても9千7百円しかないときもあり、初年度の途中から人気に翳りが表れ、20~30億円で推移していた1回当たりの売上が10億円台の半ばまで落ち込んでいた。 2002年以降この流れは変わらず、2002年は360億円の売上があったが、2003年にも198億円と半減し、その後も減少傾向が続き昨年は130億円まで落ち込み、いつ廃止になってもおかしくない状況であった。 1回当たりの売上が3億円をキープするのがやっとだった売上が、この2回は8億円を超える売上になっているのである。 これは最高6億円の配当となるビッグのキャリーオーバーが重なり、6億円のチャンスが生じたためである。 ビッグは勝敗を予想するのではなく、ランダムに予想されたクジを1枚300円で買うのである。自分の予想とは全く関係ないクジを買わされるのは嫌なので買ったことはない。 キャリーオーバーが少ない時の1回辺りの売上は1億円台の半ばで推移していたが、貯金が溜まりだしてキャリーオーバーが5億円を超えると3億円台の売上になり、6億円以上のキャリーオーバーが発生してからは5億円台の売上になったのである。TOTOの愛好家だけでは1億円台がやっとだったところに、一般のサッカーフアンではなく、宝くじフアンがドット流れ込んだのであろう。 確率を考えると、たぶん次回かその次には当選者が現れ、ニュースとして6億円長者の話が流れると思うが、キャリーオーバーはそれほど目減りせず(私の予想では次回のビッグの売上は8億円くらいになると思うが、そうなると、仮に当選者が一人現れても3億円ほどキャリーオーバーが減るだけで、まだまだ6億円の可能性は残る)、もう少しヒートアップは続くのではないだろうか。 顧客セグメントが少し変わっただけで、状況が一気に変わるものである。今回の出来事は期待値の変化が行動に影響を与えるという人の心の動きや、隣のセグメントの吸引などマーケティング研究の一つの素材になりそうだ。もう少し観察を続ける。 PR |
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