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7月の参議員選挙について、岡山県では「選挙無効」の判決が出された。先日の最高裁が衆議院選挙について「違憲状態」としたものに比べると、2段階レベルの違う判決になっている。

これまでの“相場観”では、1票の格差は衆議院では2倍、参議院では5倍というものが相場だったのが、最大で4.77倍という今回の選挙で無効判決が出たことに戸惑いがあるという記事が見られる。

しかし、“良識の府”という振る舞いをしていれば、県代表の性格も持たせるために5倍の格差を容認していたのだろうが、昨今のねじれ国会で政争の場となり果ててしまったのを見ると、4.77倍という格差は認めがたいという裁判所の判断なのだろう。

人口減少社会において、地方の人口が減り都市への集中が加速するという事態になっており、ますます地域間の人口格差は拡大している。このような中で、4増4減などの小手先の改正をしても、県代表の性格を残したままでは、この問題は永久に解消しないだろう。

高校野球は県代表の争いであるが、“1校の格差”が問題になったことはないと思う。東京や北海道が2校出場できるが、それ以外は全てトーナメントを勝ち抜いた県のチャンピオンであり、チャンピオン同士がさらに甲子園でトーナメントを戦うために、校数の格差は問題とならないのだろう。

しかし、政治の世界はトーナメントではなく、多数決の数の論理で物事は決まる世界である。そのベースとなる数の数え方が違うのでは話にならない。ブロック制への移行か、比例代表に一本化するしか解決の道はないと思うのだが、そもそも参議院が必要なのかという抜本改正もありそうだ。

判決が確定すると、選挙のやり直しが行われることになるそうだが、同じ制度のもとでのやり直しだと堂々巡りになってしまう。どういうやり直しになるのだろうか、よくわからない判決なのだが…
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