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消費税増税まで一カ月を切ったが、先日新聞を買いに入ったコンビニでは、レジの上にタバコのまとめ買いの予約を受け付けるというポップがぶら下がっていた。月末にカートン単位の販売を、予約客に限って販売するというもので、駆け込み需要は耐久消費財から、「保存のきく消費財」に主戦場が移ってきたようだ。

所でこの駆け込み需要だが、前回の増税時の駆け込み需要とは様相が少し違うようだ。巷間言われるように、駆け込みの主力部隊は65歳の高齢者だと思う。特に今回は団塊の世代のほとんどが高齢者の範疇になり、この際ということで住宅のリフォームや自動車の買い替えに走っているようである。

問題は次があるかどうかだ。前回の増税時に団塊世代は50歳前後の働き盛りだったのだが、今回は65歳を超えてしまっている。自動車の保有期間は年々伸びており、10年以上は乗り続けるだろう。団塊世代は10年経つと、後期高齢者の仲間入りをしてしまい、多くの人は免許証の更新を躊躇するような年ごろになってしまうのだ。

今回の駆け込みは単なる需要の先食いではないように思う。「最後の晩餐」になってしまう可能性が高く、国内の自動車販売は2014年の3月を上回ることは、今後当分ないのではないだろうか。冷蔵庫や洗濯機などの白物家電も同じだと思う。

駆け込みの反動で、4~6月期のGDPは落ち込むが、7~9月期には持ち直すと政府は見ているようだが、少し甘いような気がする。参議院の予算委員会で、相変わらず安倍首相はデフレの要因を「経済現象」だとする見方を変えず、少子高齢化によるものではないとしていたが、第三四半期のGDPをみて青くなるのではないだろうか。

一つだけ駆け込み需要の影響がない産業がある。観光産業である。友人との酒場談議では、「旅行は買いだめできないしな」という結論になった。団塊世代はいまだに年齢別人口では200万人を超えており、新生児の倍以上のボリュームがある。

さすがに身体のどこかのパーツに不具合はある(同世代の会話では「孫自慢」と「痛み自慢?」がメインになる)のだが、まだまだ元気だし、暇も十分ある。となるとその矛先は旅行ということになりそうだ。

観光というと、外国人観光客ばかりが注目されるのだが、団塊世代の旅行需要も馬鹿にならないと思う。これからの10年間は、観光産業の市場規模は高値安定になるのではないだろうか。


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