社長のブログです
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昨日は、今年の最高気温を記録したが、午後からは様相が変わってきた。北海道のオホーツク海沿岸にもたらした最高気温が15度にも届かない、冷蔵庫のような高気圧が徐々に南下してきたためだ。節電のためには嬉しい限りだが、3日以上居座り続けると農作物に被害が出る厄介者だ。
九州ではまだ大雨が降り続いているようだが、気象庁が今年から始めた大雨に関する気象情報で問題が生じている。一昔前の情報は、注意報と警戒警報の2種類だけだったが、何年か前に「記録的短時間大雨情報」というものが警戒警報のもう一段上の注意喚起情報として付け加えられた。 この定義は数年に一度しか起こらない、“稀な”状況を示す言葉として作られたそうである。ピンと来ないのは、“稀な”という言葉からはめったに起こらないという連想をする人が多いと思うが、数年に一度というのは“よくあること”と思うためどちらの言葉に比重を置いて考えてよいのか分からなくなってしまう。 曖昧な気象用語を作ったものだが、今年になって「これまでに経験したことのない大雨」という気象情報が、記録的短時間大雨情報のもう一つ上の警戒レベルとして付け加えられた。 気象庁では注意喚起を促すために、言葉を用いる方針に切り替えている。50年に一度起こるかどうかという大雨のレベルを言うそうだが、経験したことのない大雨という言葉は、自治体の防災担当者の前を素通りしたようである。 一昨日のクローズアップ現代で放送されていたのは、河川の水位計の数値を食い入るようにチェックしている姿だった。河川の水位というのは上流でどれだけ降ったかで決まるのに、水位計だけを注視していたため、急激な増水に避難指示を出すタイミングが遅れてしまったようだ。 問題は、「これまでに経験したことのない大雨」という、わかりやすい(?)言葉にあると思う。特に“経験したことのない”という表現に問題がある。経験したことがないと言われても、経験がないのだから、どんなものか咄嗟には想像できないのではないだろうか。 言葉という人によって取りようが異なる曖昧なものより、定義通りに「50年に一度の大雨」と表現した方が想像力がより働くようになると思うのだが… PR |
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