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湿度が低く、爽やかな日が続いている。間もなく梅雨が始まるまでのこの季節を多いに楽しみたい。

今年は、ラグビーのワールドカップが9月から10月にかけて、フランスを中心にウェールズやスコットランドで行われる。
日本はこの大会には87年の第1回から連続出場しているものの、第2回大会でザンビアを相手に1勝したのが唯一の勝利で、
前回の大会では善戦はするものの最後に突き放されるというパターンの繰り返しで勝ち点を獲得することはできなかった。

第1回大会でニュージーランドの優勝に貢献した名ウイングのカーワンをヘッド・コーチに招き、日本代表の強化試合が続けられ、
先週もニュージーランドのクラシック・オールブラックスとの試合が行われ、秩父宮ラグビー場に久し振りで2万人を超える観衆が集まっている。

ラグビーは昔から大好きで、高校時代は運動部の選手が集まって同好会的なチームを作り、本職のラグビー部相手に引き分けたことがある。
何しろフォワードの1列目は柔道部、2列目にはバスケット、バックスは陸上部などのメンバーで固めていたので、体力では引けを取らなかった。

社会人になって東京暮らしを始めてからは、秩父宮によく出かけた。今や伝説ともなっている昭和46年のイングランド代表の試合もライブで観戦した。仕事を終えてスタンドに駆けつけると既に満員札止めの状況であり、やむなく金網を乗り越えてスタンドに入った。多分5千人を超える人数がこうして潜り込んだと思う。

スタンドは通路までぎっしり人で埋まり、やむなく(やむなくが2回続くが)グランド内に入り込み、ゴールポスト裏の芝生に座っての観戦であった。タッチライン際にも人が入り込んでおり、今ではとても許されないことがまかり通った大らかな時代であった。もちろん試合は大観衆の熱気に励まされて日本も大健闘し、両軍ノートライで3-6の惜敗であった。今でもタッチライン際を突進した、坂田、伊藤の両ウイングの活躍は覚えている。

アイルランド商務丁の仕事を何回か行ったが、ラグビーの話題で盛り上がったことが、仕事をスムースに進める上で大いに役立ったのではないかと思う。これもラグビーが校技といえる、同志社大学で過ごしたせいかもしれない。
この母校のラグビーで残念なことが最近二つ続いた。

一つは、岡元監督の逝去である。私が大学生だった頃、同志社大学の体育担当教授で有名人が2人居た。一人がラグビーの岡監督、もう一人がタイガースの3番を打っていた野球部の渡辺監督である。何度かお話をしたことがあり、お二人とも温和な人柄で、スパルタとは無縁な人であった。ご冥福をお祈りする。

もう一つ残念なことは、ラグビー部員の不祥事である。ラグビー部員3人が女性にわいせつな行為をしたという理由で逮捕されたことである。「ワン・フォー・オール。オール・フォー・ワン」はラグビー精神を表す言葉である。連帯責任という言葉は嫌いだが、ラグビーはチームとしての連帯が人一倍強いスポーツである。
現役の部員が、それも3人でチームを作って犯行を行っており、今シーズンの活動は自粛せざるを得ないと思う。正月の楽しみの一つがなくなった。

禁煙156時間。156という数字は大きいが、じつはまだ1週間が過ぎていない。これからも辛抱が続く。

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