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高校野球は、予想通り関西弁対決となった。選抜でも決勝で対戦しており、春夏連続して同一カードの対戦は初めての事である。強豪校が何度も甲子園で対決するというのは、柴田の法政二高と尾崎の浪商との対決を想い出す。

記憶では3回続けて対決している。決勝で対戦したのは選抜の一度だけだったが、その前年の夏は(準々決勝だったと思うのだが)法政二が勝った勢いでそのまま優勝し、翌年の春も決勝で返り討ちに合わせて夏春連覇となった。

三度目の対決ではとうとう浪商が準々決勝で打倒法政二を果たし、そのまま優勝してしまった。両チーム合わせて5~6人がその後プロ野球の世界に飛び込んだのだから、レベルが抜きんでいた存在だった。

今日決勝で対戦する両校からも、何人ものプロ野球選手が誕生するだろう。特に、桐蔭の藤波投手と、光星の北条遊撃手はプロでの活躍が楽しみな選手だ。その決勝の行方だが、3回続けて準優勝はないと思うのだが…


話は変わるが、原発政策を巡って討論型世論調査という手法が試行された。通常の世論調査ではその時点での考えを問うものだが、この討論型世論調査では議論を通じて考えがどのように変わるかを見るもので、何気なく考えていたものが、議論が深まることで、より民意が反映されるものとして採用されたようである。

よく似たものとして、デルファイ法という調査手法がある。ギリシャ神話に出てくる予測の神様の名前を持つこの手法だが、科学技術など先行きがよくわからないものの予測に用いられる手法だ。

例えば、「自動車の自動運転ができるようになるのは何時ごろか」という問題について、有識者にアンケートを行い、その集計結果を同じ対象者に再度送り、「調査結果で皆さんの意見はこうなりましたが、あなたはどう思いますか」という質問をすることによって、結果を収斂させるものである。

何度かやったことがあるのだが、結果は総じて最初のアンケートで意見の多かった所に収斂していったような記憶がある。今回の討論型世論調査でも、事前の調査で36%と多数を占めていた「原発0」が、事後調査では47%と跳ね上がっている。熟義の結果の意見変容なら良いのだが、どうもそうではないような気がする。

行動経済学の言葉の一つに、「参照点バイアス」というものがある。最初の基準に引きずられるというものだが、デルファイ法や討論型世論調査というのも多いものに収斂するという、一種の参照点バイアスが発生しているのではないだろうか。
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