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今週の東洋経済の特集は、「五輪xスポーツ<大解剖> ~マーケティング&マネジメントに地殻変動~」というタイトルであり、スポーツのマーケティングについて興味がある私は早速買ってみた。

中身は薄っぺらなもので、タイトルの仰々しさとはかけ離れた内容であり、東洋経済には好感を持っていた私にとっては、がっかりだった。この手の雑誌の特集記事は、断片的な記事(事象と呼んでもいいかもしれない)を寄せ集めるのだが、今回の特集ではつまみ食い的に断片情報を寄せ集めただけで、断片がつながらず全体像(特に大事なのは“潮流”だと思うが)が全く見えてこないのである。

個別の記事には、横浜DeNAの30歳のGM補佐を取り上げたものや、Jリーグの川崎フロンターレの活動(鹿島も取り上げられているがこちらは大したことはない)、ブンデスリーグの活況など、目を引くものはあるのだが、いずれの記事からも“なるほど”と膝を叩きたくなるようなものは見受けられないのである。

この原因を二日ほどじっくり考えてみた。私の結論は、“三つの目”の視点に欠けているからだと思う。

この言葉は、インテリジェンスについて佐藤優と韓国の諜報機関に携わっていた人物との対談を読んだ時に、韓国の人物の言葉として出てきたものだが、インテリジェンスに限らず、社会現象一般の分析=マーケティングにも通じるものであり、私にとっては忘れがたい言葉になっている。

三つの目は、全体を俯瞰する“鳥の目”、細かく顕微鏡的に見る“虫の目”、潮目の変化を探り当てる“魚の目”であり、これらを総合することが分析というものだと理解している。

今週の東洋経済は、“虫の目”しかなく、鳥や魚を忘れているため、顕微鏡的分析も甘いものになってしまっているのだと思う。“地殻変動”という言葉をサブタイトルに入れるからには、鳥や魚の視点は不可欠に思うのだが…

ところで、一昨日のACLの緒戦で、Jリーグチャンピオンの柏がアウェーとはいえ、タイのチームに負けてしまった。この数年東南アジアのチームには、できるだけ得点を多く取り、得失点差の戦いになった時に有利になるようにするというのがパターンだっただけに、ショッキングな出来事だ。これは何かの兆しなのだろうか?

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