社長のブログです
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自宅のマンションの敷地に隣接して、千葉市の図書館がある。徒歩約3分で利用できる。この図書館の利用はこれまで年に一度あるかないか程度だったのだが、おととしの12月から月に1~2度の利用とせっせと通うようになった。
これは10年前に亡くなった司馬遼太郎の「街道をゆく」全43巻を、15ヶ月かけて読破したためである。1960年代の末から亡くなる直前まで週刊誌に連載されていたもので、単行本にも昔からなっていたが、3年前に大きな書体のものとして再刊行されていた。 司馬遼太郎は学生時代から愛読しており、高校生の頃に読んだ「竜馬がゆく」に感動し、大学の面接で尊敬する人物として迷わず「坂本竜馬」としたことを思い出す。「梟の城」や「新撰組血風録」などの軽いタッチのものから「坂の上の雲」のような長編までほとんど読破した。しかし、紀行文にあまり興味がなかったため、「街道をゆく」は全く眼にした事がなかった。 3年前に新潮社から、「司馬遼太郎が考えたこと」という全15巻のエッセイ集が文庫本として発売されたときに、これを読み始め、彼の小説以外のものも読むべきだということで、43巻に挑戦することにし、買い求めると費用はもとよりスペースも大変なために図書館を利用したわけである。 読み出すと大変面白く、歴史を知りながら旅をする楽しさを自分もやってみたいという気にさせてくれた。歴史だけでなく、彼の観察眼にも惹かれるところがあり、感じたことをあげると100回くらいブログが書けそうな気がする。 中でももっとも印象に残ったのは「ニューヨーク散歩」(多分)ホテルのサービスについてで書かれていた、サーバント型サービスと日本のもてなし型サービスである。欧米は執事の文化が根付いており、痒いところに手が届くサービスが売りであり、日本には茶道のもてなしの心にもとづくサービスがあり少し内容が違うという意味のことが記されていた。 自分なりにこのことをもう少し考えてみたのだが、執事の文化ではご主人様に対する一方的なサービスの提供であり、主人の満足度追求が主役となる。 一方茶道のもてなしの心は、主人と客の両方がお互いを思いやり、お互いの満足を求めるものである。これを「一座建立」というそうである。 CSの仕事で今までは執事の文化でCSを語っていたが、顧客と一緒になって行う「一座建立」的発想のCSの進め方があるような気がする。 少し茶道について勉強してみようと思う。 PR |
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