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プロ野球の西武が、大学生と社会人に対して、不正な資金提供をしていたことが明らかになり、スポーツ新聞ではこのことが連日大きく報道されている。テレビのニュースを見ていると、親会社の西武鉄道の社長が「遺憾なことであり、第三者による調査と再発防止策を講じる」という、不祥事のお決まりのコメントを出していた。

 

ここで気になるのは、関西テレビの捏造や不二家の品質管理問題のときにも登場した第三者による調査ということである。ここでいう第三者は純粋な第三者ではなく、学識経験者などの“有識者”を指していることが多い。

 

有識者について面白い調査結果がある。90年代後半に大蔵省の高級官僚の民間企業との癒着をきっかけに、2000年から国家公務員倫理法が施行されている。民間人との交際に関して制約が加えられるようになった。
この制度についての効果を測るため人事院の国家公務員倫理審査会が、民間モニターと有識者モニターを対象としてアンケート調査を何回か実施しており、昨年
11月の調査結果を38日に公表した。

 

調査結果によると、倫理規定の妥当性についての質問では、妥当とする人が有識者と一般人でほぼ同じ割合であるが、具体的な評価については両者に正反対の認識があることが分かった。
国家公務員の倫理規定により「信頼が高まった」とする回答が、一般人では38%であったのに対して、有識者では74%となっており、倫理意識のの向上についての質問にもほぼ同じ傾向の回答があった。
 

ここでいう“有識者”は、企業経営者、自治体の長、学識経験者、新聞社論説委員、労働組合役員、市民団体関係者を指している。一般人も人事院が公募したモニターであるため、純粋な一般人とは言いがたいが、それにしても“有識者”とは大きな意識の違いである。
為政者にとって“有識者”とは物分りのよい人のことをいうのであろうか。
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