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昨日行われた、オリンピックの最終競技候補絞り込みのための“コンクラーベ”の模様が明らかになった。ネットの記事で見かけたのでうろ覚えになってしまったが、最初の投票では「空手」が5票でトップに立ったが、過半数を越えなかったため投票を繰り返した結果、レスリングが9票になって最初に選出された。レスリングは最初3票だったが逆転勝ちである。

次も空手のトップでスタートして、野球・ソフトボールが選出され、3競技目は最終的にスカッシュが8票、空手が5票、ローラースケートが1票(だったと思う)でスカッシュが決まった。

私が注目したのは、「空手」への支持の堅固さと、拡がりだ。過半数の支持を得るまで繰り返して投票するコンクラーベ方式(本家のローマ法王の選出の場合は2/3ともっとハードルが高いのだが)では逆転されてしまったのだが、「小選挙区制度」のような一番多いものが当選となる選出方法では、空手が真っ先に名乗りを上げたことになる。

支持が多いものが権利を獲得するというのが民主主義の原則なのだが、多いものについての定義というかルールの決め方によって、結果が全く違うものになる。開催都市も含めて、五輪の決め方のルールはコンクラーベ方式なので、民主主義のルールというのは一発勝負の「多いもの勝ち」を良しとしないのではないだろうか。小選挙区制度については、民主主義のルールとしてふさわしいのかどうか疑問が残るところだ。

最初の投票から、最後の投票まで一貫して空手は5票である(最後の投票では4票だったのかもしれないが、元ネタの記事が見つけられずうろ覚えになってしまった)。空手を支持していた理事は最後まで支持を貫いたのだが、その他の9人の理事はコロコロ態度を変えたということである(3回とも初回投票は空手が5票でトップである)。

勢力が大きい所に引っ張られそうにも思うが、9人の理事は見向きもせずに新たな選択をしたわけで、開催都市も同じようなコンクラーベ方式で行われるため、繰り返し投票による意思決定のメカニズムについて研究する必要がありそうだ。

イスタンブールとの決選投票が予想されるが、勝利するためにはイスタンブールといい勝負になるほどの得票をして2位になることと、マドリードの支持者を味方につける戦略の二段構えの分析・研究だ。

ニュース映像や記事を見る限り、猪瀬知事は「お金」「安心」を強調していたようだが、コンクラーベ方式でマドリード支持者を引きつけるにはは有効とは思えないのだが…



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