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ラグビーのW杯をようやくライブでみることができた。これまでグリーンチャンネルをスカパー光を利用して見ていたのだが、今月から始まったBS放送とは映像の美しさが断然違い、試聴期間が過ぎたのでスカパーE2に切り替えることにした。

コールセンターに電話したところ、どういうメカニズムになっているのかよくわからないが、テレビ画面を設定画面に合わせると、CS放送は2分ほどで、BS放送も1時間ほどで視聴可能になった。

他のチャンネルも新たに16日間試聴でき、ようやくW杯を見ることができるようになったわけだ。これに気がついたのは土曜の夜、フランスとウエールズの9-8の試合のノーサイド直前の場面からだった。

ウエールズは前半に危険なタックルで1人退場になりながら、接戦に持ち込み、トライを奪いながらPK3本のフランスに惜敗したのだが、後世に語り継がれるゲームをほんの数分間だけ味わうことができたのだ。

昨夜は、ニュージーランドとオーストラリアの対決であり、国歌斉唱の場面から見る事が出来た。試合はニュージーランドが開始直後から押し込み、5分でトライを奪い終始圧倒する内容だった。

この試合を見て感じたのは、ラグビーというのはアングロサクソンのスポーツだということだ。勇敢さというか、向う見ずさというか怪我を恐れずに立ち向かうのは、彼ら特有のDNAにあると思う。和をもって尊しとなす民族には向いていないようだ。このような試合を見ると、日本人同士で行われるのは別のスポーツのような気がするほどだ。

オールブラックスの試合前の儀式(ハカと言ったように記憶するが)は、先住民の戦の前の儀式からきたものだが、相手を威嚇する形相は凄いものがあり、気の弱い選手なら逃げ出したくなるような光景だ。これを見せられたから、なおさらそう感じるのかもしれない。

この儀式を、数年前に秩父宮でオールブラックス・ジュニアの試合で、生で観た。遠い昔に、カンタベリー大学が西京極で行ったのも見たような気がする。これまで見たものはもっと穏やかに思えたのだが、昨夜のそれは少しバージョンが違うもので、さらにハイビジョンで鮮明に表情が映し出されるため、恐ろしさが感じられるものだった。

試聴期間は16日間あるので、来週の決勝も見ることができる。もう一度ハカの儀式を楽しみたいものだ。


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