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古橋広之進さんが滞在先のローマで客死した。昨日まで開催されていた世界水泳選手権に関連した、旅先での急死である。「あらたにす」を見ると、各紙とも1面に「フジヤマのトビウオ」の急逝を報じている。

驚いたのは、「ふじやまのとびうお」と入力し、変換キーを押すと「フジヤマのトビウオ」という文字になって一発変換されることである。固有名詞になっているのである。

異名が数ある中で、それが固有名詞になっているのは少ないのではないだろうか。それほどインパクトの強い出来事だったと思われる。

戦争で負けて国際大会の参加を許されていない時代に全盛期を迎え、ロンドン五輪の時に同じ日に国内で大会を実施し、ロンドンの優勝記録をはるかに凌ぐタイムをたたき出したことに、国民の「憂さ晴らし」になったのだと思う。

世界記録を33回更新したそうである。当然その度にマスコミは報じるわけで、北島康介よりもインパクトは大きかったのではないだろうか。全盛期はロンドン五輪の時だとすると昭和24年で、私の生まれた時である。当時の時代の空気がわからず、33回の世界記録更新という数字と、時代背景から想像するだけであるが。

最後の世界記録である、1500Mの18分19秒というのはしばらく日本記録として残っていたのだが、最近五輪種目になったオープンウオータースイミングという競技がある。10キロの遠泳である。この記録が2時間を少し破る記録になる。10キロ2時間は、1500Mを18分で泳ぐペースである。

古橋の世界記録を超えるペースで10キロを泳ぎ続けるわけで、60年間にレベルが飛躍的に伸びたことがわかる数字である。

異名といえば、阪神のエースだった村山投手に「ザトペック投法」というものがある。歯を食いしばって投げる姿に、苦しげな表情を浮かべながらヘルシンキ五輪で長距離3冠を獲得したザトペックになぞらえてつけられたものである。この異名もわかる人は少ないのだろうな。
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