社長のブログです
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
日立が、日立マクセルなど5社をTOBにより完全子会社化することを発表した。赤字の家電や自動車機器部門を分社化し、これから注力しようとする社会インフラ事業の優良子会社を取り込むというわけだ。
できの悪い放蕩息子を放り出して分家させ、養子に出してコツコツ頑張っていた息子をもう一度家に戻して親孝行を求めるようなものだ。少し違和感がある。 日立の強みの一つは、子会社の活力にあると見ていたからだ。20年ほど前、連結決算が制度化された時に、日立と東芝や三菱などの総合電機メーカーを比較すると、細かな数字は忘れたが東芝などは単独決算と余り差がなかったのに、日立は連結によって2倍近くに膨れ上がったからだ。 東芝などは親頼みの子会社が多かったのに対して、日立の子会社は親離れをし、独立色が強かったためだと思われる。当時聞いた話では、分社化したときには社員は出向ではなく転籍すると言われていた。退路を断つことにより、自立志向が強くなり、そのことが連結倍率に反映されていたと思う。 できのいい子をドンドン外に出してたくましく育てるという教育方針のようなものである。ところが今回の再編成は、弱い子を放り出し、たくましい子供を親の手助けに呼び込むようなもので、経営戦略としては正しいのだろうが、親の身勝手のような気もする。 サントリーとキリンの統合話といい、どうも最近の企業行動を見ると、企業としての“心意気”が感じられない。数年間の短期的には成果が生まれるのだろうが、10年、20年の長い目でみるとマイナスになるような気がする。 ラグビーのW杯の日本開催が決定した。10年後である、どんな世の中になっているのだろうか。 PR |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新記事
(06/09)
(06/06)
(06/03)
(06/02)
(06/01)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
|