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昨夜のプロフェッショナルは、正月2日の「イチロー・スペシャル」に続いて、再びイチローが主役だった。2日の放映は、普段の番組の作り方と同様に、映像でプロフェッショナルぶりを紹介し、その合間にインタビューが混じるというものであったが、昨夜はほとんど司会の2人とのトークショーであった。

イチローの普段の生活など、素顔が垣間見える「面白いネタ」が集まりすぎて1時間の特番では集約しきれず、トークの部分だけを抜き出して別バージョンに仕立て上げたのが、昨晩放映されたものだと思う。

イチローの「熱い」語りぶりが強く印象に残ったが、アルコールが入っているのではと思うほど声が大きく、グラウンドで見せるプロとしてのクールさとの違いが面白かった。

使用しているバットについての質問が出た時に、15年前に握った瞬間にこれだと感じたというのがイチローの答えだった。普通のバッターなら、握りの太さ、長さ、重さ、バランスなどを自分のスイングの特性を考えながら、試行錯誤して決めてゆくのだが、イチローは感覚だけ重視してそのバットにこだわり続けている。

感覚が変わることを恐れて、他人のバットには一切手を触れないというほどのこだわりだ。こだわりの強さがイチローの特徴でもあり、試合前の行動や、打席に入る際の準備(ルーティン)にもその特徴が表れている。

冷静に考えてみると、イチローは世界のトップクラスとして活躍する数少ない日本人の代表ではないだろうか。ヤンキースの松井よりも一流度ということで見ると1ランクも2ランクも上である。

他の分野に目を転じても、小沢征爾くらいしか思いつかない。政治家や経営者、学者、コンサルタントにもイチローに相当するような世界標準での一流はいるのだろうか。

番組の中で、イチローが語っていることは、凡人や二流の選手が語っても、何かしら反論が出てくるものである。しかし、イチローが語ることは、すべて「お説ごもっとも」として聞き入るしかない。何を語っても語録のようになるのは、超一流としてのイチローの権利のようなものだ。

一流の条件を考え、一流度を測定するというのが面白いかもしれないとふと思った。政治家や経営者が一流度ということを真面目に考えれば、世の中はもっとまともになり、株の暴落も回避できるかもしれない。“一流度”を今年のテーマの一つに付け加えよう。

2007年のシーズンに何かを掴んだようで、これまでと違うイチローが今シーズンは期待できそうだ。

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コメント
私も見ました
イチローの「プロフェッショナル」、第二段を放送していたんですね。失念していました。第一段を見たのですがとても面白かったです。
彼の野球に対するひたむきな姿勢は、ファンが自分に人生の一部をささげているから、自分もファンに人生の一部をささげるのだと話していました。
あくまでもストイックな姿勢に深く感銘しました。
なお、逸話の一つとして確か、お昼ごはんにカレーライスを7年間も食べ続けているとか・・・。これもイチローしかできないですね。
【2008/01/23 08:08】 NAME[クドウ] WEBLINK[] EDIT[]


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