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昨日開催されたプロ野球の実行委員会で、試合時間の短縮のために、攻守の交代や、投手の交代に制限時間を設け、残り時間をカウントダウン表示形式で表示するという案が採択されている。

これまでも攻守の交代は2分15秒、投手交代は2分45秒以内という申し合わせがあったが、これが守られていないことによる新たなルール作りである。

地上波テレビの中継が減っている事についての対策であろうと思う。球場で観戦しているものにとっては、白熱した試合であれば、時間はそれほど気にならないのではないだろうか。

NHKのスポーツニュースで報じられていたのは、この件だけである。しかし、日経のスポーツ面では実行委員会で取り上げた別の件がニュースとして掲載されている。

プロ野球が昨年から両リーグで歩調を合わせて実施されるようになったCS(クライマックス・シリーズ)について、昨年はパリーグがシーズン1位になったチームに1勝のアドバンテージをあたえるというこれまでパリーグのプレーオフで実施してきたルールを主張した。

これに対し、阪神、中日などが同意したのに、巨人だけが強行に反対して、アドバンテージがなくなったという経緯がある。そのせいか、久し振りにシーズン優勝をしながら、CSで3連敗して日本シリーズへの出場権を絶たれ、優勝景気に浸ることはできなかった。

ところが、昨日の実行委員会では巨人が、シーズン1位のチームにアドバンテージを与えるという提案をしたそうだ。しかも試合数をこれまでの5試合から6試合に増やすという。これは、2位チームは勝ち抜くために4勝しなければならず、かなりハードルが高くなる。

同じリーグの主力選手の無節操な引き抜きといい、昨年は猛反対した規定を一変して提案する態度といい、身勝手でありまともな神経とは言い難い。このような体質は親会社の新聞社の体質そのものではないだろうか。

サッカーでヴぇルディはJリーグ発足当時はカズやラモスなど代表クラスが目白押しで、実力・人気ともナンバー1の現在の浦和のような存在だった。それが人気は凋落し、J2に2年間も降格するなど、かつての人気チームの面影はない。

ドラフトでの新人選手からの不人気ぶりからすると、巨人もヴェルディのようになるかもしれないと思うのだが…
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