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恐羅漢山といういかにも恐ろしい名前のスキー場で、七人の中年男性が遭難したが、2日経って無事帰還できた。私も高校生の頃、一度春山登山で大峰山の縦走をしたときに、道に迷い遭難しかけたことがあるだけに、いつも登山やスキーの事故のニュースが流れるたびに他人事のような気がしない。

雪のない季節だと、登山道がはっきり分かるのだが、積雪が多くなるとどこがルートなのか判然としなくなる。そこで雪が積もる前に、予めところどころ木の上に目印のリボンを巻いておくのだが、手の届く範囲だと積雪が2Mになると隠れてしまうので、それよりも少し上につけておく必要がある。

大嶺山は登山客が多いので、先人の残した目印がふんだんにあるということなので、準備をしなかったのがいけなかった。春休みに出かけたのだが、季節外れの大雪が降り、とうとう道に迷ってしまった。テントは持たず、無人の小屋を利用するというプランで出かけたのだが、日が暮れてしまいやむなくビバーグすることになってしまった。

ポンチョをテント代わりに、寝袋の先をリュックに突込み少しでも暖かくしてというスタイルでの野宿である。凍傷の一歩手前で、手の指の爪が一部変色してしまったほどである。

翌日天候が回復してがっくりしたのは、目指す小屋と100Mも離れていない場所でビバーグしていたことが分かったことである。しかし、吹雪の中での行動であり、無理して探し続けていたら道に迷って体力を消耗したかもしれず、ビバーグの判断は間違っていなかったと思う。

今回の遭難でも、二日目の吹雪の時に、偶然見つけた小屋で動かずに一日過ごしたことが、結果として生還につながったのだと思う。装備が十分でない時に、気象条件の悪い中を彷徨うと、体力の消耗が著しい。パニックにならず、無理をしないという判断がよかったのだろう。

今回の遭難騒動で、恐羅漢山という名前が全国に一気に知れ渡っただろう。怪我の功名である。
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